ハハッ。
財布まで殺すリンボマン絶対許さない。(怨の一文字
――東京某所。
新宿にある“曰くつき”の中でも、御苑を除いて特大の霊場である『場所』。
閑静な雰囲気の“公園”の地下空間にて、とある男女が一つの部屋に留まっていた。
年代物のランタンに照らされた薄暗い空間は、石壁で囲まれており。奥の壁に磔のような形で鎖に手足を拘束された“少女”がいた。
「ブフォッww 無様な姿だなぁ、
ぶひっ、ぶひひっww」
少女の目の前には一人の男。
丸々と太った体躯の頂上に乗っかった、刻み海苔のような黒い頭髪。
なにより、涎を垂らしながら舐め回すように少女を見つめる下卑た笑みは、人によってはトラウマになるかのような“醜悪さ”を有していた。
男は、肉によって視界の狭まった双眸を限界まで見開いて少女を凝視している。
鎖に繋がれた手足は所々に擦り傷が見受けられ、先の男の発言にある通り“創作物によく出るくノ一のような衣装”を纏った身体にも同様の負傷が多々点在する。
必然、纏う衣服は擦り切れ未成熟な柔肌を露出する。
それを舐めるように眺める男。
西洋の伝承に語られる魔術師のような紫色のローブを纏い、手に持つ金属製の杖を弄ぶ。
彼の名は
非道な振る舞いから察せられる通りダークサマナーに類するアウトローの一人である。
彼は、自らが『工房』とする地下空間へと不当に潜入してきた少女を捕らえ尋問にかけていた。
そう、ダークサマナーにして“魔術師”たるこの男は、前世紀に作られた地下空間を工房へと改造し“暗躍”を始めていた。
『御苑騒動』の折、この地に滞留していた“悪しき念”が活性化し悪魔が大量発生。一般人にも被害が出始めたことでサマナー協会はこの地を“作戦対象”に設定。
それと時を同じくして、豚ノ介もこの地の“念”を使って何事かを企み始めていた。
――これをいち早く察知したのは、先行して協会の掃討作戦に参加していた少女だった。
見た目通り“潜入任務”を得手とする彼女は、“年少故に侮られがち”なことを気にしており、手柄を挙げるべく単独で工房へと潜入。しかし、豚ノ介によって設置されたトラップに引っかかり――
結果、こうして見事に捕まってしまった。
「ぶひっ……その身に宿す“力”は確かに脅威だ。……が、それも“封じて”しまえば恐るるに足らん」
「ッ!」
杖を向けながら嘲笑する豚ノ介を少女は睨みつけた。
そんな彼女の手足を封じる鎖には、よく見れば“奇怪な文字列”が刻まれており、仮にも“サマナー”たる少女の膂力であっても引きちぎれぬ特殊な鎖であることを示している。
「ぶひひっw 凄んでみても今のお前はただの小娘……さぁて? どこからどうしてあげようか、ぶひっ!」
「……ッ!」
手をわきわきさせながら、じわじわ近寄る豚ノ介を前に。少女はただ悔しげな視線を送ることしかできなかった。
――数時間前。
真琴から詳しい作戦内容を聞いたヒデオたちは、早速作戦エリアを巡って任務を開始していた。
「ぎゃぴぃ!?」
ズガン、と零距離から銃弾を喰らい頭部を四散させる餓鬼。急所を破壊された肉体は力を失いゆらゆらと揺れ動いてから地に倒れ伏す。
「ふぅ……これで三件目か」
役目を終えた愛銃を腰にぶら下げたホルスターへと仕舞いながらヒデオは息を吐いた。
そこから少し離れた位置ではチヨメが高速で動き回りながら苦無を振るい、三体ほどの餓鬼を瞬時に撃破していた。
「お館様、こちらも片付きましてございます」
「よーし、んじゃ残りのエリアもちゃっちゃと片付けちまうか」
シュパッ、と傍に侍るように着地したチヨメを見てヒデオも肩を回しながら歩を進める。
今回の依頼は、都内にて確認された“悪魔発生地域”の同時掃討作戦への参加である。
中でも都心たる二十三区を実働部隊に設定したサマナーそれぞれに割り当て速やかに該当地域の“浄化”を行うのが主な作戦内容となる。
今回このような作戦になった理由は諸々あるが、大きな要因としてはやはり、都内という“デリケートなエリア”で長い間悪魔を野放しにすることを懸念したからだろう。
東京という地には江戸時代、“天海僧正”が敷いた結界を始めとして多くの破邪結界が構築されているが。それに負けず劣らずして“災いの種”も多く存在している。
加えて、都内に潜んでいるであろう“高位悪魔”や“熟達したダークサマナー”たちその他多くの“暗躍するモノども”にむざむざと餌を与える事態にもなりかねない。
それでなくとも、“不浄”を放置すれば必ずや“災厄”を招く結果となるのはこれまでの歴史の中でも明らかである。
故にこそ協会は現在の“悪魔活性化”という事態を重く見て早急な対処を決定した。
当然、同じ区内であってもエリアが広大であれば複数のサマナーを割り当てる必要もあり今回の作戦はかなり大規模なものとなった。
ヒデオたちの担当する新宿区もまた大きな区画であり、同地に配置されたサマナーもまたヒデオだけではなかった。
――作戦エリアの一つであった異界化された廃ビルを出てヒデオたちは次のエリアへと向かう。
既に三つのエリアの掃討を完了し、同時に依頼されていたエリアの調査も済ませてある。この廃ビルを含めればもう四つ目だ。
割り当てられたエリアを巡り、その地に群れる悪魔を掃討、のちに同地の霊的データをCOMPで記録し司令官に提出する。
それが主な任務の流れであり、廃ビルを出て街路を歩むヒデオも記録したデータの整理をガントレットにて進めていた。
「お館様」
――ピコピコとタッチパネルの画面を操作するヒデオへと傍を歩むチヨメが声をかけた。
……ちなみに、今の服装はヒデオが用意した白ワンピではあるのだが。右眼には黒い眼帯がしっかりと装着されており、眼帯白ワンピという奇抜な見た目と化していた。
しかし、この眼帯についてはヒデオのお願いにも頑として外すことを拒否しており、ヒデオも無理強いを好まずまた認識阻害の術を使うつもりであったことからそこまで言及することはなかった。
「どうした?」
視線を向けることなくガントレットを操作しながら返答する。
そんな俺へと静かに近づきながらチヨメは小声で告げてきた。
「……
マジか……一応、俺でも敵意くらいなら感じ取れたりするんだけど全く気づかなかったわ。
尾行者に気付かれないようガントレットの操作を続けながら、こちらも小声で問いかける。
「何人だ?」
「二人です……人混みに紛れて追ってきています」
確かに、この通りは右も左も人で溢れており隠れるには絶好のシチュエーション。
「撒けるか?」
「…………いえ、少々、難しいかと」
少しの間を置いて答えるチヨメちゃん、何か含みのある反応だ。おそらくだがチヨメちゃんだけならば撒けるのだろう。
「チヨメちゃん一人なら撒けるか?」
「はい……しかし――」
「一瞬で構わない。俺が囮になって適当な路地裏に誘い込む、そのタイミングで近くに潜伏してもらいたい」
「挟み撃ちにするということでござるか」
チヨメちゃんのスニークスキル、英霊のスキルでは“気配遮断”に相当するこの能力は実のところ破格の性能を誇る。
数日間の実戦記録からもその有用性は証明されており、気配を消した彼女はCOMP含めたあらゆる観測から“消失”する。
……まあ、攻撃体制に移った時点で大きく性能は落ちるが大抵の相手はその時にはもう回避不可能な状態にある。
まさに理想的なスニークキルと言えよう。
この特性を使えば、たとえ即興の挟撃だろうと必殺にすることができる。
とはいえ――
「だが、合図するまでは攻撃は無しだ」
「っ、そ、それはどういう意味でござるか?」
狼狽る彼女に、引き続きガントレット操作を続けながら説明する。
「これでも“悪意”には敏感な俺だ、その俺が
「それは、そうでござるが……しかし」
当然、これは俺の予測に過ぎない。尾行なんてやましいことしてる時点で斬られても文句を言える立場でないのは確かだ。
が、俺も協会では
だから、もし、尾行者が協会所属であった場合要らぬ厄介事に発展する恐れがあるのだ。必然、後ろ盾の無い俺は不利な立場から対応することになるわけで。
「――そういうわけで、見敵必殺は遠慮したいところなんだ」
「……承知。それがお館様の命であればチヨメはそれに従うのみにござる」
静かに従者の態度を取るチヨメちゃん。……なんか言いたいことあるなら素直に言ってほしいところだけど、そこまでの信頼関係は未だ築けていないらしい。
まあ、会ってまだ数週間だし当たり前か。
「なんかあれば俺の方でどうにかしてみるから、そう心配しなくても大丈夫だよ。仮に死んだとしてもそれは俺のミス――」
「っ、お館様! ……例え話でも、“死ぬ”などとは仰せにならないでください」
突然、すごい剣幕でキレたチヨメちゃんに俺も目を見開いた。
「お、おう……」
「残される者の気持ちを……考えてください」
――その一言を聞いて、ようやく彼女がキレた訳を理解した。
その気持ちは俺自身、
「……そうだったな、すまん」
「いえ…………突然の無礼、お許しください」
素直に謝ると、彼女も少しバツが悪そうに俯いた。
……もしかすると彼女も、
もしそうなら、俺の発言は失言も失言。決して口にしてはならない言葉であったと俺も猛省した。
数分ほど通りを歩いたのち、ちょうどいい路地裏を発見した俺はチヨメちゃんに合図を出しつつ、なるべく自然な動きで路地へと入る。
その段階に至っても、まだ尾行者からの“敵意”は皆無。
いずれにしても直接相対して見なければ分かるまい、と幾度か曲がり角を越えて辿り着いた裏路地にて停止する。
周囲は古びたビル群に囲まれ苔むした地面に錆び付いた空き缶やらドラム缶やらが転がるのみで人の気配はない。
ここなら衆目を気にせず振る舞うことができよう。
先だってチヨメちゃんには“気配遮断”を使ってもらい近くに潜伏してもらっている。俺も“ラクカジャ”を掛けて“戦闘”に備える。
相手が尾行をしている以上は、万が一もあり得るからだ。
それから数分ほどして。
ようやく、尾行者たる人物が二名。正面に見据えた曲がり角から姿を現した。
「……へぇ、“オレ”らの尾行には気付いてたってか?」
“麗しき
見た目、齢十と少しにしか見えない矮躯には爽やかな空色の着物を纏い。前髪と後髪を切り揃えた所謂“姫カットの黒髪を桃色のリボンで纏めている。
その双眸は磨き上げられた翡翠の如き美しさで、有り体に“美少女と形容する他にない整った容姿を備えていた。
「……」
彼女の後に続いて現れたのは、やはり同じ年頃の少女。
おかっぱ頭に、前髪だけが
茶褐色の瞳は凍えるような“冷徹さ”を発し、こちらには敵意はもとより興味や“価値”さえ感じていないような冷たさを持っていた。
こちらもまた、衆目を集めるだろう整った容姿をしている。――しかし何より身に纏う装束が
丈の短い着物一着という潔さ故に、スリットのような形を見せた裾から白肌の太腿を大胆に晒している。
そして両名ともに裸足に草履……梅雨入りとはいえまだまだ冷え込むこともある近頃。寒くはないのだろうか?
なにより、そんな格好で新宿の大通りを闊歩したというのか。
「いや……」
――見た目と雰囲気でなんとなくわかる。
彼女らは“隠密”だ。
歳若い見た目に騙されそうになるが、彼女らは確かに隠密特有の“気配”を放っている。
瞬きの間にふと消え去ってしまいそうな“薄さ”だ。
「俺に何か用でもあるのか?」
まあ、あるから尾行なんかしてたんだろうが。
素知らぬ顔で訊ねる俺へと、男口調の少女が鼻で笑った。
「別に。同じ地域を担当するサマナーってのがどれほど“使い物になるか”気になっただけだよ」
「なに?」
……ということは彼女らも“サマナー”ということか。
見るからに子どもな彼女らを使うなど、協会も存外に人手不足らしい。
そんな俺へと不意に、少女が掌を向けた。
「んじゃ早速……試させてもらおうか?」
瞬間――視界がグニャリと歪んだ。
応じて、周囲の景色が“紅蓮の炎”へとがらりと映る代わり肌を焼く熱気が辺りに充満する。
「これ、は……!」
一秒と経たずして風景を歪める……これは恐らく“幻術”。
オサキに散々掛けられたからこそ即座に幻術だと断ずることができる。しかし触覚すら支配する幻術ともなれば彼女は相当な術者だ。
仮にも協会が選定したサマナー、やはり見た目からは想像できないほどに彼女らは“戦士”らしい。
――とはいえ、だ。
俺も迎え撃つからには相応の準備はしている。
「
俺は懐から取り出したるお札を手に短く唱えた。
直後、辺りを支配した“幻術”はガラスの割れるような音を立てて砕け散る。
彼女らが現れる直前に、数秒で書き上げた呪符だ。簡単な魔除けを応用して“まやかし”に特化した祓いを齎す簡易式。
――だがそんな簡易式如きで破れる幻術を使ったということはつまり。
「っ!」
現実へと戻った俺の視界、その正面に迫っていたのは苦無を構えた少女。
やはり幻術は囮であった。
実に鮮やかな手並だ、それなりの場数は踏んでいると見える。
……などと感心しているほどの余裕も流石にないため、俺は即座に腰の刀へと手を伸ばし“居合い”による迎撃を試みた。
と。
「っ、ぐあっ!?」
俺が抜刀するよりも早く、少女の背に飛びかかったチヨメちゃんが迅速に彼女を抑え込み地面に抑えつけていた。
そこから間をおかずして苦無を構えた彼女が少女の首元目掛けて刃を振るう――
「待て!!!!」
「っ、お館様!」
咄嗟に声を出すと、首元数cmの位置で苦無は止まった。そして訝しげな視線をこちらに向ける。
……いやはや危ない危ない。正当防衛という大義名分があるとはいえ危うく同僚を殺害してしまうところであった。
「何故、止めるのでござるか! 此奴はお館様を――」
納得がいかない、と声を荒げるチヨメちゃんへと――今度はもう一人の少女の方が襲い掛かった。
「っ、くっ!」
背後に迫った少女の小太刀へと咄嗟に振り向き苦無を合わせるチヨメちゃん。しかし少女は動じることなく即座に小太刀を回転させ逆方向から再び斬りかかる。
「っ!」
まるで手の中で刃を弄ぶように器用な剣捌きで小太刀を振るうメカクレ少女。歴戦の忍びたるチヨメちゃんを相手に互角の斬り合いを演じて見せた。
更にはチヨメちゃんの腕をくるりと捻って組み伏せようとする。
「なんの!」
――対し、チヨメちゃんも身体を回転させることで脱し、両者はそのまま絡み合うようにして地面に転がった。
「待て待て、二人とも止まれ!」
実に鮮やか、かつ素早い攻防に呆気に取られていた俺は慌てて声をかける。
「オレを前に、余所見かよ」
――駆け寄る俺の耳へと、下方から男勝りな声が響く。
視線を向ければ、先ほどチヨメちゃんに組み伏せられていた少女が苦無を構えて俺へと迫っていた。
「ちっ!」
これを居合いにて迎撃、
そして間髪入れずして、再び幻術が放たれた。
「同じ手が通じると思うなよ!」
俺は愛刀の柄を握りしめ警告する。
先ほどは初見ゆえに念のためとしてお札を使用したが、あの程度の幻術であれば『赤口葛葉』の退魔効果で斬り捨てることができる。
そう、思っていたのだが。
『うっふ〜ん』
「なっ!?」
視界に現出した幻は、“美女”であった。
紐そのもののようなキワドイビキニを纏って扇情的な姿勢で俺を誘惑するように身体をくねらせる美女。
普段であれば
「う……くっ!」
何故か目の前の美女の幻に対して
自然な情欲ではない、まるで最高級のバイ◯グラを盛られたような強制的な発情。或いは呪詛、デハフの類。
抗い切れない欲情が身の内から湧き起こる。すぐにでも目の前の美女をひん剥き欲望をぶつけたい衝動に駆られる。
「なん、の……これしき!」
――しかし、
それに応じて俺の身体から欲情が
「っ、オレの“匂い”が効かねぇってのか!?」
慌てたような少女の声が聞こえてくる。
ふっ、生憎だが俺には
何故だか知らないが俺には“魅了耐性”があるからな、こいつだけは落ちぶれた俺でも自慢できるほどの強度がある。
「遊びはここまでだ!」
「くっ!」
狼狽る少女へと刃を振るう。無論のこと“峰打ち”だ。
腹部へと鋭い一撃、こんな子どもに刃を向けるのは気が引けるがそんなこと言ってられないほどには彼女たちは“強い”。
仕方なくも斬撃を放った俺は――
――直前で刀を取り落とした。
「……あ?」
自分でも理解できない動作に暫し沈黙する。目の前の少女もポカンと口を開けている。
これは――
何事かと思考を巡らせようとした時、俺の身体は
応じて身体の底から“劣情”が再び湧き起こる。
まさか、これは。
耐えがたい欲求は、目の前で尻餅をついている
おかしい……さっきは完全に弾いたはずだったのに、なぜ今になって――
動揺する俺へと、ようやく立ち直った少女が
「おいおい、マジかよ……こいつ、よりにもよって
次いで“烈火の如き怒り”を含んだ視線で声を荒げた。
彼女の言葉の意味を理解した俺は慌てて弁明する。
「ま、待て! べべ、別に発情なんかしてないぞ! これは……そう、さっき掛けられた魅了が遅延して――」
「嘘つくな!! その目は
……オレを
怒り狂うように吠えて、しかし
その目を、
まるで、なにかの
「……っ!」
そして彼女から向けられる“敵意”を頼りに駆けてすぐさま腕を捻り上げ地面に押さえ込む。
「キャアッ!?」
「暴れるな……何もしない」
ふと視線をチヨメちゃんに向ければ、あちらも同様にメカクレ少女を地面に組み伏せていた。
「終わりだ。これで――」
戯れの終了を告げようと下方の少女へ視線を向ける――
「うっ……ぐすっ。ひっ……ひぃっ!」
――と、そこには嗚咽を漏らしながらくっきりと見開かれた瞳を恐怖一色で染めた少女の姿があった。
「っ!」
それを見て俺は咄嗟に拘束を外して彼女から離れる。
……あんな怯えた目を向けられては、俺とて続けることはできなかった。
自由になったにも関わらず少女はもう飛びかかってはこない。静かに嗚咽を漏らし涙を流すだけだ。
そして――
「フゥ……フゥ……!!」
チヨメちゃんに組み伏せられた少女が俺に、
何がなんだか分からず、とにかく居た堪れない気持ちになった俺はゆっくりと納刀して空を仰いだ。
「ナンダコレ……」
【あとがき】
ちなみにメカクレ少女の容姿は美遊、口悪い方の容姿は某超科学忍法帖の娘をイメージしてます。参考までに。
あくまでイメージなので好きに解釈してもらって問題ありません。