色々迷いごとをしてたら分かりづらいし短いしで散々ですが、それでも良ければ読んでみてくださいな
〜翌朝〜
にこ(朝か…)
にこ(昨日はつい勢いで『明日からお願い』、なんて言っちゃったけど…あんなに刀苦手なのに大丈夫かな…)
にこ(あっ…)
にこ「そういえば真姫に刀持ってきてって言われてたんだった」
にこ「嫣然還丸、ね…」ガシッ
にこ「!!!こっ、これは…!」
──────────
〜音ノ木坂学院 稽古部屋〜
にこ「」ガチャ
真姫「やっと来たわね、にこちゃ…ん?ど、どうしたの?そんなこの世の終わりみたいな顔して」
にこ「…い」
真姫「え?」
にこ「…もい」
真姫「なんて言って…
にこ「重い!!」
真姫「うぇあ!?」
にこ「何これ、何なの、重すぎるんだけど…」
真姫「急に大声出さないでよ」
にこ「ん」
真姫「え?」
にこ「持って」
真姫「刀でしょ?こんなの片手で…」
真姫「重っ!?」
にこ「だから言ってるのよ」
穂乃果「あ!にこちゃん!真姫ちゃん!今日から特訓?」
真姫「ほ、穂乃果、いいとこに来たわね。ちょっとあなたの大剣貸してくれる?」
穂乃果「え、穂乃果の?いいけど」スッ
真姫「え、軽」
穂乃果「これ、3kgあるんだけど…」
真姫「穂乃果もこれ持ってみなさいよ」
穂乃果「刀?こんなの別に何も…」
穂乃果「重っ!?」
にこ(全く同じ流れじゃない…)
穂乃果「何これ!?刀の重さじゃないよ!」
真姫「15kgはあるんじゃないかしら…」
にこ「普通の刀はどれくらい?」
真姫「1.5kgってところかしら」
にこ「10倍…」
穂乃果「す、すごいね…」
真姫「まぁでも、振れないこともないわ」
にこ「むり。」
真姫「逃がさないわよ」ガシッ
にこ「穂乃果、助けなさいよ」グッ
真姫「そうだ穂乃果、あなたも特訓するんじゃなかったの?」ググッ
穂乃果「あ、そうだった!ごめんね、にこちゃん!ばいばい!!」
気まずさと特訓へのやる気から穂乃果は颯爽と立ち去り、にこは逃げるのを諦めた
にこ「刀ってだけで嫌なのに、あんなに重いなんて…」
真姫「やるって言ったのはにこちゃんでしょ?私だって暇じゃないんだから」
にこ「…わかったわよ。しょうがないわね」
真姫「じゃあ最初は持ってきた刀を使って、って言うつもりだったんだけど、まずは演習用の刀を使った方がいいかもしれないわね」
にこ「まずはって、この刀は一生使えないわよ」
真姫「そこはもう力を付けるしかないわ」
にこ「結局ゴリ押しじゃない…それにしても、どうやって?」
真姫「うーん、花陽に斧借りて素振りするとか?あれ重そうだし」
にこ「つまりノープランってことじゃない」
真姫「しょうがないでしょ?こんな重いだなんて知らなかったんだし。でもグダグダ言ってるうちに時間は過ぎてくし、やれることからやっていくわよ」
にこ「それで、何をやるっていうのよ」
真姫「持ってきた刀で素振り1000回、って言おうと思ってたけど」
にこ(え、1000回?え…?)
真姫「まぁ、それはとりあえず演習用の刀で代用するしかないわね」
にこ(あっ、1000回は確定なのね…)
真姫「それに」
にこ「それに…?」
真姫「走り込みも必要かしら」
にこ「走り込み?」
真姫「えぇ。いずれ力をつけてあの刀を使えるようになったとしても、それだけでは呼吸が乱れて戦闘どころじゃないわ。だから肺活量を鍛えるの。」
にこ「それはどれくらい…?」
真姫「そうね、特に指定はしないわ」
にこ「指定なし?」
真姫「ただし」
にこ(嫌な予感…)
真姫「5kmを12分以内で走ることね」
にこ「ふーん、それくら、、い?え、ちょっと待って」
真姫「遅くても2週間でね」
にこ「えっ……?待って、正気??」
真姫「正気よ。どうして?」
にこ「だって、5000m走の世界記録、男子でも12分切ってないのよ…?」
真姫「分かってるわよ。」
にこ「そんなの無理に決まって…
真姫「15kgの刀を振り回すのに」
にこ「!!」
にこ(このトーン、本気ね…)
真姫「生半可な体力じゃすぐ息切れして戦いどころじゃなくなるわ。そんなんじゃ何も斬れないわよ。それに、所詮5km程度早く走れても、長期戦じゃもたない」
にこ「理由は分かったけど…。例え12分を切れたとしても、15kgの刀を振り回すなんて人の域を超えてるわよ」
真姫「それは違うわね」
にこ「?」
真姫「それこそが人なのよ。人っていうのはみんな無意識にリミッターをかけてるのよ。そのリミッターを外してこそ真の人なのよ」
にこ「リミッターを外す…?」
真姫「そうよ。人っていうのは本来もっと強い力を持っているの。だけどその強い力をなんでもなく使えてしまったら怪我してしまうわ。だからリミッターをかけているの」
にこ「へぇ…」
真姫「それを外すことによって真の力を解放するってわけね。」
にこ「にこに怪我をしろってこと?」
真姫「だからそうならない為にしっかり体力をつけて、パワーをつけてっていう風に段階を踏んでやろうって言ってるのよ。わかる?」
にこ「“感情”を探すなら、旅に出るならやるしかないってことね…」
真姫「…そうね」
にこ「分かったわよ。やるわ。」
真姫「それでいいのよ。じゃあ、早速始めるから演習用の刀持ってきて」
にこ「はいはい」テクテク…
真姫(にこちゃん、あなたには何としても試験に受かって、旅に出てもらうわよ…)
──────────
──────────
──────────
にこ「取ってきたわよ」
真姫「じゃあ、始めるわよ。1000回とは言ったけど、ただ闇雲に1000回刀を振るわけじゃないわ」
にこ「じゃあ何するの?」
真姫「100回ずつ趣向を変えてやってもらうわ。例えば、大振りにする、小振りにする、とかね」
にこ「なるほどね。最初は?」
真姫「戦術授業で習った基本のものでいいわ。分かるわよね?」
にこ「えぇ。」
真姫「じゃあ始めて」
にこ「1…2…3…」
真姫(うーん、さすがにこれはしっかりしてるわね。この前の演習の時もしっかり斬れてたし)
にこ「23…24…25…」
真姫(ん…?)
にこ「45…46…47…」
真姫(やっぱり…少し震えてるわね)
真姫「にこちゃん」
にこ「どうしたのよ」
真姫「刀、震えてるわよ」
にこ「ほんとに?気づかなかった…」
真姫(無意識…これは厄介ね)
真姫「えぇ。とりあえず続けて」
真姫(早く対策を考えないと。このままじゃ…)
真姫(何も斬れない…!)
にこ「97…98…99…」
にこ「100…!終わったわよ」
真姫「……」
にこ「真姫?聞いてる?」
真姫「あぁ、ごめん。じゃあ次は刀身を右に傾けて斜めに振る感じで」
にこ「わかったわ」
真姫(とりあえず今日は仕方ないけど、急いで対策を練らないといけないわね…)
──────────
──────────
──────────
真姫「今日はこれで終わりね」
にこ「つ、疲れた…きつすぎる…」
真姫「これを毎日欠かさず続けてもらうわよ。あと走り込みも忘れずに、ね?」
にこ「うっ…わ、わかってるわよ…」
真姫「じゃあ、気をつけて」
にこ「そっちもね」
真姫(さて、どうしたものかしら)
真姫(震えの原因は間違いなく過去…)
真姫(にしてもどうすれば…)
真姫(あーもう!)
──────────
にこ(はぁ…さすがに1000回はやりすぎよ…)
にこ(でも走り込みしないと)
にこ(とりあえずこのバカみたいに重い刀を置いてからじゃないと走れないから家に一旦帰らなきゃ)
にこはあの重たい刀を引きずるようにしながら帰宅し、渋々走り込みを始める
にこ(とりあえず、今どれだけのタイムが出るか測ってみようかしら)
──────────
──────────
──────────
にこ「はぁ…はぁ…5km終わったぁ…」
にこ「さて、タイムは…?」
タイマーには15分10秒と表示されていた
これは女子としては日本トップレベルであるのだが…
にこ「12分なんて夢のまた夢ね…」
特訓初日に素振り1000回と走り込みをやっただけあってかなりクタクタになり、すぐに布団へと入っていった
──────────
〜次の日〜
チュンチュン…
にこ「うーん…もう朝、かっ!?」
にこ「痛い痛い痛い痛いって」
初日にあれだけの負荷をかけたので当然ながら全身が筋肉痛に支配されていた
足腰は鍛えられていたためにさほどでもなかったが、腕は今までに感じたことのないほどの痛みがあった
にこ「これはほんとに先が思いやられるわね…」
まさか刀があんなに重いとは…
戦闘描写はもうちょっと先になりそうですね
次の投稿は…はたまた分かりません()