魔法少女と優しい暴王   作:タカやん

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第1話

 

 気がつくとそこは、まっ白な空間だった。

 

 「あれ?ここ何処だ?」

 

 徐々に冴えてくる頭でこの状況を分析する。

 そして、一つの答えが導きだされた。

 

 「ああ、あの女やってくれたな」

 

 思い浮かぶのは車椅子に乗った、毒舌女の顔だった。

何故か無表情なのにどことなく、ほくそ笑んでるように見える顔が思い浮かぶのは、気のせい

だと思いたい。

 

「ということは、あの人たちも一枚噛んでるなこれは」

 

 世界は自分を中心に回っていると思っているシスコン男と世界最凶と言える夫婦で俺の師匠で     

もある二人を思い浮かんだ。

 シスコンの方はまだ近づかなければ害はないが、あの二人は全力でヤバイ、前に修行という名

目で紛争地帯に投げ込まれて、一人も殺さず無力化して来いと言われた時は、本当に殺してやろうかと思ったぐらいだ。他にもシスコンの仲間たちと手合わせというなの殺し合いをさせられたりしたな、あの時はよく生きて帰れたな俺と昔を思い出していたら不意に声が聞こえた。

 

 「ほうこんな所に人が来るとは珍しいこともあるな」

 

 その声のほうを向くと70歳位の和服姿の爺さんがいた。

その姿を確認したと同時に全身に緊張がはしった、なぜなら声を掛けられるまで存在に気づくことができなかったからである。自惚れではないがこれでも、それなりに場数をふんでいる、たとえ寝ていても人の気配が100m以内にいれば気づくことが出来る位である。だから手を伸ばせば届いてしまうくらい近づかれても、声をかけられるまで存在気づくことのできなかったこの爺さんに最大の警戒が働いた。

 

 「そう警戒するでない。別にお前さんに危害を加えるつもりはない、ただ此処に来た人間がどん

な奴か見に来ただけじゃい。お主どうやってここにたどり着いた?」

 

 爺さんの言葉を聞き、若干警戒を緩める。

 

 「さぁそれは、俺が知っているのはここに送った人物くらいだ。」

 

 「ほっほっほっほ。知らずにここへ来たか面白いのう」

 

 「ここはどこなんだ?そして爺さんは何者だ?」

 

 「儂はお主らでいう神と言われているものじゃ、そしてここは黄泉比良坂、あの世とこの世の境目じゃよ」

 

 この爺さんなんていった?神?ボケてんのか?

 

 「ボケとりはしとらんわ、失礼な小僧じゃの」

 

 「勝手に人の心読むなよ」

 

 「ほっほっほっほ気にするでない。それはそうとお主に言わねばならんことがあるのじゃ」

 

 

 さっきまでの緩い空気から一変、ピンッと張るような空気に変わる。

 

 

 「お主、もう元の世界には帰れんぞ」

 

 「はっ?どういうことだよ」

 

 「簡単なことじゃ、ここ黄泉比良坂は来ることはできるが戻ることの出来ないいわば一方通行なのじゃよ」

 

 「つまりあれか、俺死んだことになるの」

 

 「まぁ似たようなものじゃな」

 

 

 爺さんの言葉に俺は愕然とした、いきなり変なとこに送られたと思ったら、実は君死んでるよって言われたのだから、こんなことになった原因のあいつら、必ず枕元に立ってやる。立って呪ってやる!

 

 

 「あーお主何か勘違いしているようじゃが、別にお主死んでるわけではないからの」

 

 「はっさっき死んだっていったじゃねーかよ?」

 

 「似たようなとはいったが厳密には死んでるわけではない。まぁあっちに渡ればはれて死人の仲間入りじゃがの?」

 

 「結局一緒じゃねーかよ」

 

 「だからそうならぬように儂がいるのじゃよ。本来ならこのままあの世に送るのじゃが、どうじゃ

 お主別世界に行く気はないか?」

 

 「別世界?パラレルワールドのことか」

 

 

パラレルワールド。数多のifからなる無数の世界、そして破断と新生を繰り返して出来た世界って、昔あの人からきいたな。

 

 

「知っているのなら話が早いどうじゃ?」

 

「どうって選ぶ必要ないじゃないな。生きるか死ぬかって聞かれたら生きたいに決まっている、生きれるなら何処へでも行ってやるさ」

 

 「そうか、なら儂からの餞別じゃ」

 

 

 そういい爺さんは俺に手をかざすと光、何かが体に入って行く感じがした。

 

 「あとこれも、持って行くといい、きっと必要になるからの」

 

 

 渡されたのは、どこにでもあるようなドックタグだった。

 なに、戦場にでも放り込まれるわけか?

 

 

 「それでは、送るぞ。達者での雹堂 達也殿」

 

 

 光に包まれ始め

 

 「ああ爺さんもな」

 

 

 何だかんだ世話になった爺さんに礼を言うと、完全に包まれ俺はその場から消えた。

 

 

 

「ふうー、行ったか。これで良かったのか?まったくあの女も無茶な頼みをするものじゃの。力が強すぎて世界に受け入れてもらえない弟分を異世界に送れなんて、誰も考えんわ。それに、この空間にそれだけ言ってまた帰るとは無茶なことをするわ、まったくこれだから「人」は、儂を飽きさせん。」

 

 

 そういうとどこからか持って来た、湯呑に茶を注ぎ飲む神。

 実際神が達也に送ったのは、あの世界に力を合わせるように調整しただけで、元は本人の力だけである。

 

 

 「なかなか楽しませてもらたの、そうじゃこやつをあやつのとこに送って、眼を介してこの先どう生きるか見してもらうか」

 

 

 神がどこからか箱を持ってきて、その中には一匹の猫がいた

 

 

 「さて、送ったことじゃしのんびりと見してもらうかの」




PSYRENの7号って万能じゃねとおもって、こんな設定にしてみました。
更新は、やる気出たら頑張って行こうと思います。
それではまた(o・・o)/~
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