出来損ないの暗殺者の物語   作:Cブレイカー

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第一章 夢の終わりと仕事の始まり

 

 

 

目が覚めた。

 

体を起こして部屋を見る

見渡してみるが異常は無い

 

いや、一つあった。

 

 

「あったあった!!ナーブギア!!!」

 

 

この日のために買ったナーブギアだ、無くしては困る

誕生日の様な気分でそれを被り正式サービス開始の五分前になっていることを確認する。

 

 

「よしっ!!!!!」

 

 

アバターには気合を入れて自分とは似ても似つかないカワイイ系ではなくイケメンに、小さい体は長身に作り込んだ

新しい世界なのだから当たり前だよね!

ただ、名前は本名のリュウガにした。これは母さんと父さんが付けてくれた大切な月影龍雅という名前だから・・・

・・・後一分になった!!

 

やはり気分が高まる、ドクンドクンという時間が経つ事に高まる鼓動に意識を集中させ一分間

―――――――――――――――――――遂に正式サービス開始

 

 

「リンクスタート!!!!」

 

 

大声で叫ぶと視界が白く染まり色々な色のライン飛んできて設定画面が開かれたが一瞬で終わらせ《Welcome To sword art Online!》の文字が現れて視界がまた真っ白に染まると僕は石造りの地面に立っていた。

 

 

「これが・・・・・仮想世界・・・!!!!」

 

 

周りには次々とプレイヤー達がログインしてくる中今の自分に出来る限り最大の速度で駆け抜けて装備を揃えて『はじまりの街』周辺に出てきた。

 

 

「うわぁ・・・・・」

 

 

―――――――――――驚いた・・・

 

そこには見渡す限りの草原だった。

現実以上のグラフィックに驚きながらも周りを見ると、

所々に青い体毛の猪《フレンジーボア》が居た。

 

 

「それじゃあ・・・・・行きますか!!!」

 

 

高まる期待に胸を膨らませて《フレンジーボア》目掛けてダガーを構え走っていった。

 

 

 

 

==============================

 

 

 

 

あれからかなりの時間が過ぎた。

今は五時二十分、かなりの時間狩りをしていた

今のレベルは5レベまで上げた。

 

 

「ふぅ・・・結構上がったなぁ・・・」

 

 

流石に《フレンジーボア》はそろそろ飽きてきてしまっている。

その数は数百体を流れ作業で片してしまっている。

今では走りながら《フレンジーボア》の急所にダガーで斬撃を加えて一撃で葬っている。

 

 

「そろそろ街に戻ろうかな・・・いや、このレベルなら行けるかな?」

 

 

そんな事を考えていたら突如、夕日で赤く染まる世界に鐘の音が響いた。

 

 

「えっ?鐘の音?」

 

 

そう思い街の方を向こうと振り向いたが、視界が青白く染まり《はじまりの街》の広場に転移されていた。

 


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