第4十刃が異世界に来るそうですよ?   作:安全第一

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どうもです、安全第一です。
また更新が大幅に遅れてしまい申し訳ありませんでした。
ブラック・ブレット編の執筆も兼ねてこちらの更新に手を付けておりませんでした。
後はモチベーションが低かった事ですね(汗

これからも不定期更新となります。
こんなダメダメな作者ですが、よろしくお願いします(土下座

今回の注意事項は、天月本人の場合は『天月』、斬魄刀の場合は天月となります。
本人と斬魄刀がごちゃ混ぜにならない為です。

では、どうぞ。


※卍解の解号を変更しました。
これもある人からのアイディアです。本当にありがとうございます。
そしてネーミングセンスの無さにうちひしがれる私ェ……orz


13.新たな事実

「見事だ。ウルキオラ・シファー」

 

 完全虚化を倒し、彼から得た黒い天月を翠の双眼で映していたウルキオラは、背後から声を掛けられた。

 

「………」

 

 ウルキオラは何も言わず、そのまま後ろを振り返ると、其処には黒いロングコートにフードで素顔を隠している青年、『天月』がいた。

 後ろを振り返ったウルキオラは『黒翼大魔(ムルシエラゴ)』の状態を解除し、元の姿へと戻りながら言う。

 

「……成る程、これが卍解か」

 

 ウルキオラは手にしたその黒い天月から直に伝わって来る力に関心を持っていた。帰刃とはまた違う次元の力というものに惹かれているからであろう。

 

「そう、斬魄刀を屈服させその真髄を得る。それが卍解だ」

 

 恐らく不敵な笑みをしているであろう『天月』が言う。そこでウルキオラがふと思った事があった。

 

 

 何故卍解を会得する為に屈服させた相手が『天月』ではなくあの完全虚化だったのか。

 

 

「……この卍解は貴様自身では無い筈だ。何故貴様よりも先にあの虚を屈服させる必要があった?」

「良いだろう。卍解習得の前祝いとしてその質問に答えるとしよう」

 

 その問いに答えるべく、『天月』はゆっくりと歩きながら語り始めた。

 

「まず、お前の持っている斬魄刀は死神の持っている斬魄刀とは違う事は分かっているか?」

「……ああ」

 

 『天月』の言う通り、死神の斬魄刀と破面の斬魄刀は似て非なるものだ。破面の斬魄刀は虚としての肉体と能力の「核」を刀状にして封印したもの。死神の斬魄刀は所持者自身の魂を元として型作られているもの。破面は『帰刃』で、死神は『卍解』を行使する事で自らの力を解放する。

 

「そして、お前の斬魄刀には三つの力が統合されている」

「……混ざっている訳では無いのか?」

「ああ、あくまで統合されているだけ(・・・・・・・・・・・・・)だ。その証拠に帰刃を行使しても影響が無かっただろう?」

「………」

 

 実際にその通りであり、帰刃状態となった時に黒崎一護の力は影響しなかった。この世界に蘇り問題児達とやって来た際に確認した通り、『黒翼大魔』には何ら影響は無かったのだ。それは一つに統合されながらも別々に区別されているという証拠でもある。

 

「そして、お前が手にした卍解は虚の力を持った死神の力(・・・・・・・・・・・)だ」

「……俺が感じたのは貴様の力では無い(・・・・・・・・)という事か?」

「その通り。先程お前が屈服させたのは死神の力を持った斬魄刀。そしてあの虚の力は斬魄刀の付属品(オプション)に過ぎない」

「……成程。そういう事か」

 

 実を言えばあの完全虚化との戦いの最中、相対していたウルキオラは完全虚化から不自然な力を感じ取っていた。

 

 何故、虚の力よりも死神の力が強く感じられたのか。

 

 その疑問は戦いの最中であった為、中断せざるを得なかったのだが、先程の『天月』が話した答えに合点がいった様だ。

 だが、ウルキオラにはもう一つ気になっていた事が有った。

 先程、ウルキオラが屈服させた斬魄刀が虚の力を持った死神なら彼の目の前にいる青年、『天月』の力の正体は一体何なのか。そして、屈服させた死神の力は『天月』では無いのか。ウルキオラにはその疑問を解決の余地が何一つとして無かった。

 故に、『天月』に再び問う。

 

「……ならば、貴様は一体何だ? 少なくとも、俺には解らん謎だ」

「成程、俺が何者か……」

 

 『天月』はウルキオラの問いに素顔が伺えないまま、不敵に笑う。ただ、その不敵な笑みが黒崎一護に何処と無く似ているようでならない。

 

「そうだな、強いて言えば俺はお前であり、黒崎一護であり、天月でもある」

「………」

「ただ、一つだけ確実に言える事が有る。それは───」

 

 

 ───俺の力は『滅却師(クインシー)』の力だと言う事だ。

 

 

「……滅却師だと?」

 『天月』のその発言に、ウルキオラは眉を顰めて訝しげにそう言った。

 だが、思い当たる事は有った。それは黒崎一護の霊圧はいつも不安定だったと言う事。

 死神も破面も、感情によって霊圧は多少なりとも揺らぐ事は有る。だがその揺れ幅は微々たるものであり、戦闘に支障を来す程では無い。それは破面であるウルキオラも知っている常識だ。

 しかし、黒崎一護だけは毎回と言って良い程その霊圧の幅が揺れていた。時には己の霊圧を上回る事もあれば、逆に下回る事も有った。加えて、虚化という力を行使した黒崎一護の霊圧の質は虚のそれへと変化する事すら有った。

 そう、それを踏まえてよく考えてみれば、それは黒崎一護本来の力だったのかすら怪しいものだった。

 そこで『天月』の発言である滅却師の力。そしてその黒崎一護の強大な霊力と霊圧を得て復活したウルキオラ。

 

 

 まさか、と思った。

 

「……まさか、今まで奴が使っていた力は死神の力では無かったと言う事か……!」

 

 

 ならば何故、あの時点で滅却師の力だと認識出来なかったのか。天月の発言を訊いた後では、これも直ぐに解ってしまった。

 

 ───黒崎一護の斬魄刀、『斬月』。

 

 あれは斬魄刀では無い。斬魄刀のフリをしているだけだ。だからこそ気付けなかった。認識出来なかった。

 

 斬魄刀のフリをする事で死神の力だと偽装していたのだ。

 

 故に黒崎一護は斬月を斬魄刀として振るう事が出来、始解と卍解も扱う事が出来たのだ。故に黒崎一護の力は常時不安定だったのだ。

 

 斬魄刀とは本来、浅打という刀によって選ばれる事でその形を成す。その使用者の起源(ルーツ)を知る事によって浅打は斬魄刀と化す。

 つまり斬魄刀とは己の心を映す鏡の様なものなのだ。

 

 その例外が黒崎一護ただ一人。

 

 浅打に選ばれず、斬魄刀を振るうという事はどれほどの事なのか、彼は解っていない。だからこそ彼は己の起源(ルーツ)を知らない。

 

 故に不安定。

 

 後にその事実を『見えざる帝国(ヴァンデンライヒ)』という組織が尸魂界に侵攻した際に王族特務・零番隊による修行によって知る事になるが、それはまた別の話である。

 

 ウルキオラがその事実に気付くと、『天月』は関心したかの様に言った。

 

「ほう、そこまで解ったとは流石だな」

「……俺は黒崎一護の力によって蘇った身だ。貴様から得た情報で多少なりとも気付く」

「フフ、ならばこの事にも気付いた筈だろう?」

 

 そう言う『天月』はいつの間にか、ウルキオラと同じ天月を手にしていた。その天月はウルキオラの白や完全虚化の黒では無く、それを混ぜ合わせた鈍色をしていた。その色を見たウルキオラ知っていたかの様に呟く。

 

「……俺が手にした卍解も使えると言う事か」

「御名答。俺はお前の斬魄刀であり、お前の『真の卍解』でもある。一段階目の卍解を扱える事など何の造作も無い」

 

 『天月』のその言葉を聞きその意味を理解したウルキオラは黒の天月を右手に持ったまま彼と相対する。

 

「……どうやら卍解の使い方は貴様が直接指南してくれる様だ」

「ああ。卍解は帰刃とは扱い方が違う。帰刃の感覚で扱えば卍解は使い熟せない。だから俺が直に指南する訳だ」

 

 そう言い『天月』は鈍色の天月をウルキオラへと向け、ウルキオラもそれと合わせる様に黒の天月を『天月』へと向ける。

 

 そしてお互いに卍解の解号を口にした。

 

 

 

 

 

 ───“斬り開闢(ひら)け”───

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

△▼△▼△▼△▼△▼

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ───“ノーネーム”本拠

 

 

 青が掛かった長髪の少女、黒ウサギは本拠の廊下を歩きながらそわそわしていた。

 その原因は問題児たちと一緒にこの箱庭へとやって来た人物にあった。

 

 ウルキオラ・シファー

 

 その実力は問題児たちを上回り、あの最強格の元・魔王である白夜叉と互角以上の戦いを繰り広げた。

 容赦の無い性格だが、悲しみに暮れていた黒ウサギに前を向かせると言う優しさが垣間見えた事も有った。

 それ以来、黒ウサギはウルキオラを意識すると何故か胸が熱くなる様な感覚がした。黒ウサギにはその正体が解らなかったが、少なくとも自分がウルキオラを意識している事は気付いていた。

 

 そして、ウルキオラはガルドとのギフトゲームの前夜に忽然と姿を消した。

 

 その際に書き置きが残されていた為、パニックになる事は無く問題児たちも心配はしていなかったが、黒ウサギだけは違った。

 彼女は不安だった。このままウルキオラが“ノーネーム”を脱退してしまわないかと。彼が黒ウサギの元から離れて行ってしまわないかと。

 黒ウサギにとって既にウルキオラはこの“ノーネーム”に無くてはならない存在となっていたのだ。それはウルキオラを戦力として見ているのでは無く、ただ一人の存在として。それ故に飛鳥や耀、ジンがガルドとのギフトゲームを行っている最中でもウルキオラの事を心配し続けていた。

 唯一参加しなかった十六夜はそれに気付いていたが、そわそわしている様子を見て敢えて気付かないフリをしていた。恐らくその健気な様子を面白く思ったのだろう。時折ニヤニヤと笑みを浮かべていた。

 

 ガルド戦から三日後が経った今でもその様子は変わること無くそわそわしている。ウルキオラの帰りを今か今かと待っていた。

 

「……ウルキオラさん」

「おいおい、そんなに焦る必要はねえぜ? アイツなら書き置き通りに帰って来るだろ」

 

 そんな黒ウサギを十六夜は落ち着かせようとする。幾ら面白そうとはいえ、流石に心配し過ぎだろうと思っていた。因みに飛鳥も黒ウサギの様子に気付いていたが、ガルドとの戦闘で負傷した耀を看ている為、此処には居ない。

 

「それで、黒ウサギの仲間が出品されているギフトゲームまでは少し猶予が有る。ウルキオラも今日の内に帰って来るだろ」

「しかし、ウルキオラさんにはその事を知らされていないのですが……」

「問題ねえよ。アイツでも流石に頼みを無闇に断る事はしねぇだろうさ」

 

 黒ウサギの心配を他所に、十六夜は不敵な笑みを浮かべる。

 ガルドとのギフトゲームに勝利した今、ジンとの約束通りかつての仲間が出品されていると言うギフトゲームに参加する事にした十六夜。そこで十六夜はそのギフトゲームにウルキオラも参加させようとしていた。

 とはいえ、十六夜の実力が有ればそのギフトゲームは容易にクリア出来るだろう。しかし十六夜はそれを良しとしない。

 何せこのギフトゲームにはあの“サウザンドアイズ”が主催するのだ。歴戦の猛者が参加しても可笑しくは無い。そして出品されるその仲間は元・魔王だとか。それも魔王と戦い勝利した経験を持つ強者。これは是が非でも手にしなければならない。打倒・魔王を掲げる“ノーネーム”の戦力を確実に上げる為にも自分だけでなくウルキオラも参加させようと十六夜は考えていた。

 

「アイツの実力は白夜叉に匹敵している。俺一人でも十分だが万が一の事が有るからな。ここは確実性を上げるのが懸命だろ?」

「そ、そうですね」

「……お、噂をすれば何とやらだ」

「!」

 

 十六夜がその気配を察知すると廊下の奥へと視線を向ける。黒ウサギも釣られてその方向へ顔を向けた。

 

 その奥から現れたのは白の装束を纏った死神だった。

 そして黒ウサギが帰りを待っていた人物でもあった。

 

「ウルキオラさんっ!」

 

 黒ウサギはその姿を見ると、思わず白の装束の人物、ウルキオラに駆け寄って行った。

 

「一体何処に行っていたんですか!? 心配したんですよっ!」

「……卍解の習得をしていた」

「バ、バンカイ? 何ですかそれ?」

「……いずれ分かる」

「ど、どういう事ですか〜っ!?」

 

 黒ウサギの知らない単語をウルキオラから聞かされ、何と無くはぐらかされた黒ウサギはウルキオラの胸をポカポカと叩いていた。子どもの様な反応をした黒ウサギにウルキオラは特に何も思わなかった。ただ勝手に姿を消したのは此方であり非があるのも此方。黒ウサギは終始それを心配してくれていた様なのでこれで手打ちをすることにした。

 

「……え?」

 

 突然、黒ウサギの頭にウルキオラの手が置かれた。そしてそのまま左右に撫でられる。

 

「ふぁ……」

 

 いきなりの事で混乱していたが、撫でられた事による気持ち良さに思わず声を上げる黒ウサギ。病的にまで白肌の手で冷たいイメージが有ったが、意外と暖かかった。このままずっと撫でられていたい───

 

「あっ……」

 

 するとウルキオラが彼女の頭から手を離す。黒ウサギは残念そうな顔をしていたが、ウルキオラはこれ以上するつもりは無く、無言のまま自室へ向かおうとする。

 

「ちょっといいか?」

 

 そこで十六夜がウルキオラに声を掛ける。その呼び掛けにウルキオラは足を止め顔だけを十六夜に向ける。

 

「……何の要件だ?」

「まあちょっとした頼みだ。あるギフトゲームで黒ウサギの仲間が出品されているっていう内容のな」

「……そのギフトゲームに参加しろという事か?」

「まあお前だけじゃなく俺も参加するがな。お前は察していただろうが、このノーネームは打倒・魔王を掲げている」

「……ほう」

「で、その打倒・魔王の為の戦力増強にかつてのお仲間さんって奴を取り戻す訳だ」

「……俺を参加させるのはそのギフトゲームに確実に勝つ為と言う事か」

「そういうこった。まあ強制じゃねえからどっちでも良いが……」

「……良いだろう。参加してやる」

 

 十六夜の頼みに対し、ウルキオラはそう言うと自室へと歩き出して行った。その事に十六夜は不敵な笑みを再び浮かべる。黒ウサギは頭を撫でられた事から解放されておらず、今だ呆然としていた。

 

「よし、これでかつてのお仲間さんを取り戻せる事は確実になったな……。おい、黒ウサギ?」

「……ふぁっ!? は、はいっ!? な、何でしょうかっ!?」

「……さっきの話聞いてなかったなこの駄ウサギ」

「ちょっ!? 何でウサミミを引っ張るのですかー!? 痛い痛い!! 痛いですっ!!」

 

 その呆然としていた黒ウサギに十六夜は青筋を浮かばせながらそのウサミミを掴んで引っ張る。これは重要な話を聞いていなかった黒ウサギが悪いのだろうが、その状態にさせたのは他でも無いウルキオラである為、どちらが悪いのやら。

 十六夜は黒ウサギのウサミミを離すともう一度彼女に説明する。

 

「いいか、そのウサミミをかっぽじって聞けよ? お前の仲間が出品されているギフトゲームに俺とウルキオラが参加する手筈になった」

「え? そ、それって……」

「ウルキオラも参加するって事だ。まあ俺とアイツでやりゃあ確実に勝てるだろ」

「ホ、ホントですか!? あ、ありがとうございます!」

「おいおい、礼はそのお仲間を取り戻してから言えよ。後俺だけじゃなくウルキオラにもな」

「はいっ!」

 

 まだ喜ぶには早過ぎだろ、と十六夜は思ったがそれは敢えて言わなかった。ギフトゲームの内容にもよるが、強者の部類に入るウルキオラと人類最高のギフト保有者である十六夜の二人ならば大抵の内容ならクリア出来るだろう。知識面なら十六夜が、力比べならウルキオラで補えば良いのだから。とはいえ力比べの場合、十六夜も四桁の実力を持っている為、ウルキオラの手を煩わせるまでも無いだろう。あくまでウルキオラは十六夜以上の実力者が現れた時の保険だ。

 

(……それはそうと)

 

 廊下でぴょんぴょんとはしゃぐ黒ウサギを尻目に十六夜はウルキオラが去って行った方向を見て冷や汗をかいていた。

 

(アイツ、三日前よりも格が上がっている……だと……? どういうことだ……?)

 

 そう、十六夜はウルキオラから感じるほんの僅かな霊圧に戦々恐々としていた。そこでウルキオラがある単語を話していた事を思い出す。

 

(……卍解、だったか?)

 

 卍解、その単語に十六夜は引っ掛かりを覚える。博識の十六夜ですらも思い当たる事が無いその単語に興味を持った。

 

(恐らくあの単語からしてアイツはまだ力を隠している……。 あの状態で白夜叉と互角にやり合っていたってのに卍解ってのを使えばもっとヤバくなるって訳だ……)

 

 力を解放したウルキオラがどれほどの実力を有しているのか。それは十六夜ですら解らない。恐らくその力は魔王を屠る悍ましきものとなるだろう。

 

(……いいぜいいぜいいなオイ。魔王よりも面白くなりそうじゃねえか……!)

 

 だからこそ十六夜は冷や汗をかきながらもその闘志を燃やしていた。

 

 少年、逆廻十六夜はこの日から密かにコミュニティ再建とは別の目標を立てた。

 

 

 

 

 

 ───ウルキオラ・シファーを超える、と。

 

 

 

 

 




新たに判明した情報。

・卍解の正体は死神の力
・完全虚化の力は死神の力の付属品
・天月の正体は滅却師の力であり、ウルキオラの『真の卍解』


という事でガルド戦は完全にスルーという方向になりました(笑
哀れガルド君(笑
次はペルセウスとの接触となります。そしてあの金髪ロリの吸血鬼も登場します。
お楽しみに。

ブラック・ブレット編についてはウルキオラのイニシエーターの話にしようと思っていますが、まだ完成しておりません。
そちらもお楽しみに。



-追記-
先程、感想にて卍解の解号はすべからく「卍解」であり、詠唱のような解号が必要なのは始解だけ。
卍解をする為に「卍解」以外の解号を必要とする斬魄刀は存在しないとのご指摘を受けました。
なので、説明していなかった事を詫びると共にご説明します。
確かに卍解を解放するに至って必要な解号は基本的に総じて「卍解」なのですが、卍解にも解号は存在します。
ただ、卍解の解号を口にしたのが市丸ギンただ一人だけだったので、誤解を招かれる事も有るかと思います。
因みに市丸ギンの卍解の解号は「殺せ『神殺槍』」です。このシーンは藍染の崩玉を奪った際に使っています。
ここでご指摘下さった虚気様に感謝の言葉を述べ、同時に私の説明不足だった事をお詫び申し上げます。

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