第4十刃が異世界に来るそうですよ?   作:安全第一

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ようやく書けた……
では更新します。


原作二巻
19.火龍誕生祭招待


 ペルセウスとのギフトゲームから更に一ヶ月が過ぎた。その一ヶ月の間、問題児達は此処二一○五三八○外門のコミュニティとそれぞれ戦い、生計を立てノーネームのリーダー、ジン・ラッセルの名を広めていた。

 しかし二一○五三八○外門のコミュニティに問題児達の敵は無く、難なくクリアしていくものばかり。結果、問題児達が満足するギフトゲームは無かった。ペルセウスという本来格上のコミュニティとのギフトゲームで味を占めたのかも知れない。

 だが問題児達は人類最高クラスのギフト保持者。七桁の外門では間違いなく最強クラスであり、格上の六桁や更に強力な力を持った五桁の中層のコミュニティと張り合えるだけのものがある。十六夜なら四桁ともやり合えるだろう。ただ耀や飛鳥は自身の持つギフトそのものの力に目覚めていない為、精々六桁止まりだ。ウルキオラは言うまでもなく全能領域(箱庭三桁)以上と戦える次元である。卍解や帰刃を解放すれば尚更だ。

 そんなウルキオラだが、ペルセウスとのギフトゲーム以降、一度も他のギフトゲームに参加していない。何せ彼の目的はノーネーム復興ではなく『心』を完全に理解する事。形式上仲間ではあるが、矮小なコミュニティと逐一ギフトゲームをしてやるほど暇ではない。大規模なギフトゲームならば参加してやらないでもないのだが、彼の力に依存すればジンよりもウルキオラの顔が立ってしまう。つまりノーネーム=ウルキオラという認識で広まってしまう危険性があるのだ。確かに財政難は解消されるだろうが、それでは今までの苦労が水の泡となる。

 故にウルキオラはギフトゲームに参加しない。それはジンや黒ウサギ、そして問題児達も承知の上である。とはいえ、問題児達がウルキオラの力に依存するなど有り得ないし、何より己のプライドがそれを許さない。その所為かウルキオラへの対抗心を燃やしながら問題児達はそれぞれのギフトゲームに挑み、破竹の勢いで連戦連勝をもぎ取っていた。

 

 さて、そのウルキオラは現在、箱庭の外へと足を運んでいた。辺りはまだ薄暗く静謐としており、街道を歩く足音のみが辺りに響く。

 

「……」

 

 ウルキオラが向かうは見晴らしの良い場所。彼はこの一ヶ月の間、毎日こうしてやって来ている。他人にとっては意味の無い行為と捉えるだろうが、ウルキオラ本人にとっては重要な事であった。

 そして見晴らしの良い場所へと到着する。あとは待つだけ。

 

「……そろそろか」

 

 ウルキオラが呟き、しばらくすると辺りの薄暗さが消える。その代わりに淡い明るさが世界を包んで行く。

 

 日の出、つまり朝日である。

 

「……美しい」

 

 ウルキオラの白い肌に日の光が照らす。彼が歩いて来た街道やその辺りに生えていた雑木林、箱庭も日の光に照らされる。

 彼がいる此処は丘であり、一面に照らされた光景が広がっている。莫大な水量が流れているトリトニスの滝に虹が映り、生き物が活動を始める。

 そこに一陣の風が吹き渡りウルキオラの髪を、死覇装を揺らした。

 

「……この光景も、虚夜宮(ラス・ノーチェス)虚圏(ウェコムンド)には存在しない」

 

 虚の住む世界である虚圏に朝は永遠に来ない。死者の魂から悪霊として堕ちた彼等に日の光を拝む資格などないからだ。特殊な出生であるウルキオラも同義である。

 そんなウルキオラでも今この瞬間を『生きている』。この世界で蘇ったからこそ日の光を拝む事が出来るのだ。

 

「感動とやらも、心あるからこそ生み出されるようだが……」

 

 まだ、自分には解らない。美しい光景だとは思ったものの、それが感動とやらなのかはっきりしない。不確定要素が多過ぎてそれを理解し切れない。あぁ、やはり『心』とは複雑なものだ。

 しかし、ウルキオラは無自覚かつ無意識であるが、感動というものを覚えていた。実感出来ていないが、『心』の理解に新たなる一歩を踏み出している。その原因は紛れもなくウルキオラを含めた世界全てを照らしているこの朝日だ。

 ペルセウス戦の後に行われた歓迎会に見た星々煌めく夜空が神秘的だとすれば、この朝日は幻想的と言えよう。

 この幻想的な光景がウルキオラの成長を促しているのだ。感受性が乏しいウルキオラですらこれなのだから、自然の景色に秘められた力の強大さは推して知るべしである。

 

「……戻るか」

 

 朝日が高くなって来た。ウルキオラは踵を返し、ノーネーム本拠へと足を向ける。

 彼はこれからも幻想的な光景を拝む為に同じ事を繰り返す。一ヶ月という期間で、ウルキオラの中でこれは欠かせない日課となっていた。その積み重ねがいつか『心』を理解すると信じて。

 

 数時間後、ノーネーム本拠へと引き返したウルキオラの前に待っていたのは───

 

「な、───……何を言っちゃってんですかあの問題児様方ああああああああああ───!!!」

 

 ───髪色を緋色に変色させた黒ウサギが手紙を持つ手をわなわなと震わせながら悲鳴のような声を上げていた。

 早朝から黒ウサギの絶叫が辺り一帯に響き渡り、彼女の側にいた狐耳の幼い少女がびくりと身体を震わせる。もう一人黒ウサギの側にいたレティシアも苦笑と共に溜息を吐いていた。

 

 

 

 ノーネームは今日も平常運転である。

 

 

 

 

 

△▼△▼△▼△▼△▼

 

 

 

 

 

 数分後。

 

「……一体何の騒ぎだ」

「あっ、ウルキオラさんっ」

 

 黒ウサギが絶叫した原因を知るべく尋ねるウルキオラ。その声を聞き黒ウサギが振り返った。そして黒ウサギが事の発端を伝える。

 黒ウサギ曰く、問題児達からリリを伝ってこんな手紙が渡されたようだ。

 

『黒ウサギへ。

  北側の四○○○○○○と東側の三九九九九九九外門で開催する祭典に参加してきます。

  貴女も後から必ず来ること。あ、あとレティシアとウルキオラさんもね。

  私達に祭りの事を意図的に黙っていた罰として、今日中に私達を捕まえられなかった場合三人ともコミュニティを脱退します(・・・・・・・・・・・・・・・・)。死ぬ気で捜してね。応援しているわ。

  P/S ジン君は道案内に連れて行きます』

 

「……餓鬼共が」

 

 図に乗りすぎだ。ウルキオラは内心で舌打ちする。サウザンドアイズと言った大規模コミュニティならば戦力の一つや二つが抜けようとも問題無いが、この弱小コミュニティでは一つの戦力が抜けるだけで超が付く大打撃である。それに加え、このコミュニティは彼ら問題児達が要なのだ。サボタージュするのならまだしも、脱退など以ての外。黒ウサギが怒り心頭なのも当たり前である。

 

「……餓鬼共もそうだが、貴様にも非があるのは確かだ」

「えっ」

 

 ウルキオラの鋭利な視線が向けられ、間の抜けた表情になる黒ウサギ。しかし黒ウサギには一体何が悪いのか察しがついていた。

 

「……このコミュニティに資金が無いからとはいえ、火龍誕生祭招待の件を餓鬼共に内密にしている貴様も悪い。餓鬼共が図に乗るのも当然だ」

「……はい。出来れば問題児様方には気付かれず穏便に済ませたかったのですが……」

「否が応でも餓鬼共は付いて来る。それとも貴様にあの餓鬼共を掻い潜って事を穏便に運ぶ自信があるのか?」

「それは……ありましぇん……」

 

 黒ウサギが項垂れる。よくよく思い返してみれば、いつも出し抜かれているのは彼女の方だ。そんな黒ウサギが彼等問題児達を出し抜いたり、事を何時までも内密にしておけるなど出来る訳がない。まず第一に、黒ウサギは嘘が下手である。余程の阿呆でなければ黒ウサギの嘘は通じないだろう。

 

「……まあいい。此処に餓鬼共は居ない様だな」

「はい……。子ども達も捜索を手伝ってくれましたが、居ないみたいです」

 

 手紙を読んで絶叫した後の黒ウサギとレティシアの行動は迅速だった。二人は農園跡地から戻り十六夜達がコミュニティの領地内にいないかを確認。最後に鍵を持って下りた黒ウサギは資金が入ってある宝物庫へ。レティシアと年長組の子ども達は建物内の捜索を行った。ウルキオラはその様子を見ているだけ。

 しかし結果は発見ならず。益々心労が増した黒ウサギの所へウルキオラがやって来たのである。そして黒ウサギが事情を説明するにまで至る。

 

「……資金を使われた形跡は?」

「それも有りませんでした。ですが、皆さんの自腹で境界壁(アストラルゲート)まで向かえる筈がございません! 上手くすれば外門付近で捕まえる事が可能かも知れません!」

「なら黒ウサギは先に外門へ急げ。万一捕まえられずとも、“箱庭の貴族”であるお前なら境界門の起動に金は掛からない。私とウルキオラは後で追う。招待状を出したのが白夜叉ならば、サウザンドアイズの支店に行けば無償で北の境界壁まで送り届ける可能性もあるからな」

 

 やり取りを終え、黒ウサギとレティシアは行動を確認し合い、頷く。

 特に黒ウサギの瞳には、かつて無い程の怒りの火花が散っていた。

 

「あの問題児様方……! 今度という今度は絶対に!! 絶対に許さないのですよーーーッ!!!」

 

 緋色の髪に染まった黒ウサギの周りは怒りのオーラで満ち、本拠に出るや否や、今までとは遥かに違う速度で爆走して行った。

 その様子を見届け、レティシアがサウザンドアイズの支店へと足を向ける。

 

「それじゃあ、私達もサウザンドアイズの支店に」

「待て」

「……ん? どうした?」

 

 しかしそれをウルキオラが止める。何かあるのかとレティシアが訊いた。

 

「もうじき昼になる。此処にいる餓鬼共に食事を作らなければならん。……行くぞ」

「あっ、はい!」

 

 そう言うとウルキオラは割烹着を着た狐耳の少女であるリリを一瞥し居住区画へと向かう。そこへリリがウルキオラの横に並んで歩いて行った。

 

「……ふむ、いつの間にあんな仲になったのだろうか?」

 

 それを見ていたレティシアは何とも不思議そうな表情で呟いた。

 

 

 

 

 

△▼△▼△▼△▼△▼△

 

 

 

 

 

「はわ……凄く美味しいです!」

「……そうか」

 

 ひょコン! と狐耳を立てて喜ぶリリ。ただの味見なのだが、それだけでも美味いと言わせるものがある。そしてリリはウルキオラの料理の腕に憧れを抱いていた。

 

「作ってるのは同じシチューなのに、ここまで味が違うなんて……」

「……混ぜる回数や野菜の質、調味料の分量によって味は大きく左右される。お前がやるにはまだ経験が足りん」

「はうぅ……。でも、ウルキオラ様のような料理をいつか作ってみたいです!」

 

 だが無理もない。元の世界にて主であった藍染の食事を一任されていたウルキオラの調理の腕は一級品である。

 藍染が求める至高の味、至高の素材、至高の調理器具。それらを揃え、藍染が満足するに足りる料理を来る日も来る日も作って来たのだ。自然と料理の腕が上がるのも当然。今のウルキオラは例えるなら五つ星レストランのシェフの様なものだ。

 そんなウルキオラが普通に料理を作れば、たかがシチューと言えど味が一級品になるのは相場が決まっている。リリがウルキオラの料理の腕を憧れを抱くのも当たり前なのだ。

 

「……だが、俺の作る料理はお前達の舌には合わんだろう」

 

 しかし、ウルキオラは少なくとも自身の作る料理が子ども達には規格に合わないと察し、否定する。同時にリリの作る料理の腕を心中で賞賛していた。

 

「えっ、なんでですか?」

「……俺にあってお前に無いものがあれば、お前にあって俺に無いものがある。それだけだ」

 

 リリが不思議に思いウルキオラに訊ねるが、彼は淡々とそう言って締め括る。

 さて、五つ星や三つ星などの高級レストランが作る料理と庶民的な料理は同じ料理であって違う。『人に食べてもらう』という根本的なコンセプトは皆同じなのだが、そこから先の質と量で変化して来るのだ。

 そしてウルキオラの作る料理は質を極めたもの。あらゆる者から認められる至高の料理。

 一方でリリの作る料理はウルキオラと比べれば劣る。人によっては可もなく不可もなしだろう。庶民的な味と言えば良い。

 一般的に捉えれば、ウルキオラとリリには圧倒的な差が生じている。誰もがウルキオラに軍配を挙げるだろう。

 しかしウルキオラは悟っている。リリの作る庶民的な、そう言った有り触れた料理を作る事が出来ないと。一般的な料理ですら一級品と化す質を極めた腕では有り触れたものすら作る事が出来ないと。

 その面だけならば軍配はリリに挙がる。それが決定的な差だ。その時点でウルキオラはリリに敵わない。リリもまたウルキオラに敵わない矛盾が生じるが、五分五分という事だろう。

 だが何よりも決定的なのは料理に込める『愛』だ。ウルキオラは心を理解しきれていない為に『愛』を知らない。それが何なのか、一体どこから来るのか、無知であるウルキオラは真心を込めて腕を振るう事が出来ないのだ。

 リリはその真逆。純粋無垢な彼女が作る真心と言う名の『愛』を込めた料理だからこそノーネームの子ども達は皆が笑顔で食卓を囲めるのだ。

 ウルキオラにはそれが出来ない。だから知りたいのだ。リリの料理に対する姿勢とはどんなものなのかを。

 

「でも、ウルキオラ様は凄いです。こんなに美味しい料理を作る事なんて私には出来ませんから」

「……お前がそう言うのならそれで良いだろう」

「……ウルキオラ様」

「……何だ?」

「これからも美味しい料理の作り方を教えてくれますか?」

「……構わん。好きにしろ」

 

 そしてこの一ヶ月で、少しだけ解ったような気がした。

 

 

 

 

 

△▼△▼△▼△▼△▼

 

 

 

 

 

「……待たせた様だな」

「いや、問題ない。それよりも君の作る料理は美味いものだな」

「……そうとは限らん。俺よりもこの餓鬼の方がよく出来ている」

「?」

 

 ウルキオラが側にいたリリの頭に手を乗せる。リリの方は何が何だか分からず疑問符が付いていたが気に留めず頭から直ぐに手を離した。するとリリが不安気な顔で言う。

 

「あの……本当に私も付いて行って良いのですか?」

「……一人や二人多くなっても問題ない」

「大丈夫だろう。それに“サラマンドラ”にはサンドラがいるだろうから会いに行くと良い」

「はい! ありがとうございます!」

 

 二人がそう言い、一転して心底嬉しそうな表情のリリ。幼馴染みと会えるからだろうか、二尾をパタパタと振るわせている。

 

「黒ウサギ達はもう北にいるだろう。私達も急いで追うぞ」

「……ならば態々白夜叉の支店に行く必要はない」

「……なんだと?」

 

 ウルキオラの発言に怪訝な表情をしているレティシアの横を通り抜け、目の前の空間に手を翳す。

 

 ───解空(デスコレール)

 

 手を伸ばした先の空間が裂け、次元の狭間を創り出した。

 

「わわ……!」

「これは?」

「……直ぐに分かる」

 

 レティシアとリリがその現象に驚きながらもウルキオラに訊く。ウルキオラは二人に一瞥すらせずにその空間へと入って行った。

 

「レティシア様……」

「行くしかないだろう。この先がどうなっているのか知りたいしな」

 

 会話を交わし、すかさず二人も空間に入りウルキオラの後を追う。空間の中は暗闇だったが、そう遠くない先の場所に光が差さっており、それに向けて真っ直ぐ歩いて行く。

 そして二人が光を潜った先に待っていた光景は───

 

 

 

「ふ、ふふ、フフフフ………! ようぉぉぉやく見つけたのですよ、問題児様方………!」

 

 緋色の長髪を戦慄かせ、怒りのオーラ全開の黒ウサギがいた。

 

 

 

 そして彼女の怒りの鉾先には問題児達。危機を感じ取った三人は逃走を図る。

 

「逃げるぞッ!!」

「逃がすかッ!!」

「え、ちょっと、」

 

 十六夜は隣にいた飛鳥を抱きかかえ、展望台から跳躍して飛び降りる。耀も旋風を巻き上げて空に逃げようとしたがそれを逃がす黒ウサギではない。大ジャンプで耀に一瞬で肉薄し彼女のブーツを握り締めた。

 

「わ、わわ……!」

「耀さん、捕まえたのです!! もう逃がしません!!!」

 

 すると黒ウサギが耀を引き寄せ、胸の中で強く抱きしめ、彼女の耳元で何かを囁いた。

 

「りょ、了解」

 

 何を聞いたのかは知らないが、顔を青褪めさせて頷く耀。彼女がここまで青褪める今日の黒ウサギはぶっ壊れ気味であった。

 着地した黒ウサギは白夜叉に向かって耀を投げ付ける。扱いが雑になっているので、やはり今日の黒ウサギはぶっ壊れ気味である。

 

「きゃ!」

「グボハァ!? お、おいコラ黒ウサギ! 最近のおんしは些か礼儀を欠いておらんか!? コレでも私は東側のフロアマスター───!」

「耀さんの事をお願い致します! 黒ウサギは他の問題児様を捕まえに参りますので!」

 

 白夜叉に全く聞く耳、いやウサ耳を持たずに叫ぶ黒ウサギ。その迫力と勢いに負けた白夜叉は思わず頷くしかなかった。

 

「そ、そうか。よく分からんが頑張れ黒ウサギ」

「はい!」

 

 威勢良く返事をすると十六夜達を追う為に展望台から跳躍する黒ウサギ。跳躍した衝撃が風となってウルキオラ達を通り抜ける。

 

「………」

「はは……」

「ふえぇ……」

 

 その一部始終を見ていたウルキオラ達は呆気に取られていたのだった。

 

 

 




今回はウルキオラとリリがメインの話。

ウルキオラの料理の腕は完璧です。
しかし完璧故にリリのような庶民的な料理を作る事が出来ない欠点を持っています。
なのでウルキオラの完璧は矛盾され、破綻する。
だから凡人程度の料理しか作れないリリに敵わないのです。

この話は別の面でのウルキオラの『敗北』と『完璧の存在否定』をテーマにしています。

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