準決勝を勝ち、残すは決勝。これで勝てば一学年最強のチームになる。
絶対に勝つ!そう意気込んで
「ぐで~」
「だるだる~」
「どろ~ん」
るはずだった。
ソファーにだれているジェルマンとテーブルに伏せているカズキ、床に横になってるレオン。それぞれ同じく無気力な目をしている。
なぜ学校に行っていないのか、それはリゼとアンガロチームの試合の次の日は休日なため、決勝は休み明けだからである。
ではなぜ、こんなダランとしているのか。それは昨日、休日なのでいつも通りトレーニングしていたら「休め」とノアにめちゃめちゃ怒れたので今日はこうして大人しくしているのだ。
だが、戦う事以外にこれといった趣味は無く、朝からこうしてただ時間が過ぎるのをまっている。
「暇だー、なんか面白い話をしろよ」
「無茶言うなよ」
「お前がしろ」
「みなさん、暇なら掃除を手伝ってくださいまし」
ダランとしている男共に、清掃作業員のような格好をしたノアが手を腰に当てぷんすか怒っている。
「掃除なら昨日散々やっただろ」
「ピカピカにしてやったぞ」
昨日はあまりの暇さに、寮の掃除だけでなく学園内の掃除や中庭の手入れも済ませてしまった。
「部屋は一日で汚れますの。ほら、今日もやってください」
「はーい」
それといってやることがないので、素直に掃除を手伝う。ちなみに、リュークとルリーは街へ買い物に行っている。
「街……か」
窓を拭きながらボソッと言うカズキ。
「どうしたカズキ、街の掃除までやるのか?」
それが聞こえたのか、床を雑巾がけをしているジェルマンが手を止め話かけてくる。
「違うわ、そういや俺達って街をあんまり見てないなって思ってさ」
「あー、そういやそうだな」
「せっかくだから観光しないと損だぞ」
「遊びに来た訳じゃない。そんな時間があれば修行する」
外で掃き掃除をしていたレオンも参加してくる。
「稽古の虫だな」
「俺達が言えた事じゃないだろ」
「まぁ、そうだな」
現に街を見てないのも休日の全てを修行に費やしているからなので、人の事を言えない。
「掃除終えたら、修行だな」
「……そうだな」
「山ならばれないだろ」
「あなた達、なにをしているのかしら?」
三人の会話に突然入ってくるノア。
「うわっ、いつの間に」
「修行しようなんて考えてないよ全然」
「そうそう、山でやればバレないなんて思ってない」
「決勝を控えてるから修行しないなんて当たり前だよな」
「……はぁ、後少しでお昼出来ますからそれまでに終わらせてくださいね」
バレバレなごまかしだが、ノアは怒ることなくため息をついてキッチンへ戻っていく。
「うまく誤魔化せたな」
「あぁ、我ながらナイス演技だ」
「これで修行できるぞ」
「たっだいま~」
「買い出しから戻ってきました」
リュークとルリーが買い物袋を持ってやってくる。
「おろろろ、男子はお掃除ですか」
「暇だから仕方ないだろ」
「やること無いよりはましだからな」
「ふーん、まぁやること終えた私達はのんびり待ってるよ」
「手伝えや」
「えーー、めーんどくさーいー」
「手伝えや!」
「キャハハハ、ジェルマンが怒った~」
そう言うと荷物を置きにキッチンへ逃げていくリューク。
「完全になめられてるな」
「あの野郎、ぶっ殺す」
「つかみ所のないやつだからな、まぁお前もあんな感じだから仕方と思え」
「んだとコラ」
「ほら、はやく終わらせろよな。あっ俺は終わったから」
そう言うと箒をしまい、リビングに腰を下ろすレオン。
どうりで外掃除してるのに会話に混ざれたわけだ。
指定された時間があと少しも気付きカズキとジェルマンは急いで終わらせるのであった。
嵐のような食事を終え、リビングでくつろいでいる。
ちなみに、じゃんけんで負けたジェルマンは一人寂しく食器を洗っている。
「んー、食べた負けた」
「ノアの料理はうまいな。掃除の疲れが飛ぶ」
「わたくしが作るのですから当然ですわ」
「いつもありがとうございます」
「これくらい、別にいいのですわ」
「いつも大変だろ?」
「ちゃんと手伝ってもらってますので、わたくしはそれほど大変ではありませんわ」
「ほんとかよー、毎日朝早く起きて朝食と弁当作って、学校終わったらすぐ夕御飯作って……疲れてるんじゃない?」
「そう思うのでしたら変わってくれてもいいのですよ」
「これからも毎日頑張ってください」
「こんなに家事が出来て、本当にお嬢様なのか?」
家事全般なんでもこなすノアはお嬢様というより、その者に使える従者じゃないかと時々勘違いをしてしまう。
「正真正銘アルバートン家の長女、ノア・アルバートンですわ」
ノアが胸を張って言う。そうとうアルバートン家という家系を誇りに思っているので、あまり言わない方がよさそうだ。
「すいーませーん、誰かいますかー!」
外から元気のいい女性の声が聞こえる。
全員一斉にカズキの方を見る。出ろってことか。
なんか知らないが、こういう場面はみんな出たがらないよな。俺もだけど。
「はいはーい、どちら様でございますかー」
渋々ドアを開けると、一人の少女が笑顔で立っていた。
黒色のショートヘアーに、鳶色の瞳。学園の制服を着てるから生徒なのは確かだが……
「誰だ、お前?」
俺はこんなやつは知らない。というか学園の知人が恐ろしい程に居ない。
「申し遅れました。私、ミチノ・エポウスと申します」
「おーーい、リーザル・ウェポンさんって人が来たけど知り合いかー?」
「ちょ、ちょっと聞いてすぐに名前を間違えないでくださいよ。私は最終兵器なんかじゃありませんよ」
「あれ、違った?……もっかい教えて?」
「ミチノ・エポウスです。ミチノ」
「ミチノさんね。ミチノ・エコーズさんが」
「ああぁぁ、ミチノでいいです」
「そうか?じゃあ、ミチノって人が来たけど知り合いか?」
リビングに向かって何度も声を出すが、誰も反応しない。
おかしいな。もう昼寝でもしたのかな?
「ちょっと待ってろ、呼んでくる」
ミチノという人物にその場で少し待ってもらいリビングへ向かう。
「………」
開けるとなぜか全員黙ってこちらを睨む。ノアが声を出さす口を動かして何か訴えてくる。
ここは読唇術で、えっとなになに、「か」「え」「ら」「ら」「せ」「て」か、なるほど。
どうやらさっきの人はノアさんの知り合い、だが招かれざる客というわけか。
ならば、来て申し訳ないが帰ってもらおう。
「あー、わりぃ今みんな寝てるから、また今度出直してくれ」
ミチノの所へ戻り伝える。しかし残念そうな顔とかせず逆ににっこりと微笑んでいる。
「いえいえ、私は取材に来ただけですのでカズキさんだけでも充分です」
「取材?誰の?」
「Fクラスのです。まさか、学年公式戦出場に加え決勝まで勝ち進むものですからぜひ取材させてもらいたくて」
なるほど、取材か。その事を分かって帰ってほしかったのか。だが意外だな、ノアさんはこういうの好きそうだから食いつくのかと思った。俺はどうでもいいけとね。
だが、他者に余計な情報を与えるのもあれなので、断っておこう。
「あー、そういうのはアポイントを取ってからお願いしないと困りますので」
「そうですか、ではいつ空いていますか?」
こういう手のやつはなかなか食い下がらない。めんどくさいことになったな。
「え。そーだな、学園公式戦もあるし、勝ち進んで剣舞祭にも優勝するから……ほとんどの時間は修行するから空いてる日はないね」
とにかく、無理ということをアピールして諦めてもらう。
じゃ、と言いドアを閉めようとするが、両手で阻止してくる。
「そんなー、ひどいですよ!」
「えぇい、鬱陶しいぜ」
「そこをなんとかー」
「制服を引っ張るな、破ける」
「おねがいしますよー」
このようなやり取りを十数分続けて、ついに
「わかった。取材を受けてやるよ」
カズキが折れた。
こいつ粘り強さは凄まじい、罵声罵倒浴びせても引き下がらない。もしかしたら暴力を振るっても前へ進む覚悟があるだろう。その覚悟に負けたよ俺は……。
「本当ですか!」
その言葉を聞いて目を輝かせるミチノ。
「あぁ、お前のその覚悟に免じて受けてやる。ただし、事実だけを書けよ。嘘を書いたり話を盛ったりしたら命は無いと思え」
「はい、約束します約束します」
「中はみんな寝てるから入れないけど、ここでいいか?」
寮前に手頃な台を椅子とテーブル代わりにして話す。
超簡要だが、中には入れられない以上これで許してほしい。
「まずはお名前は、イオリ・カズキさんでいいですか?」
「おう。ってかよく知ってるな」
「もちろんですよ。Bクラス六人相手に勇敢に戦ったり、ドルツェルブの狂人ジェルマン・オルガノート、アニマニアの戦士レオン・ビースタルクを倒した猛者じゃないですか」
「そうか?」
「そうですよ。特にレオンさんとの試合は凄かったじゃないですか、あの試合を見てから神威最強に疑問が入りましたよ」
確かに、レオンの実力は凄いものだった。獣人のパワーとスピード、五感の鋭さ、それに加え格闘技術と精霊の力。ここへ来て俺を一番追い詰めた人物だ。
「それは嬉しいな」
「カズキさんは、どこの出身なんですか?」
「出身?」
「はい、生まれと育ちが気になります」
「あー、それは内緒で」
「内緒ですか?まさか身元不明ですか!?」
「似てるような似てないような」
「あっ、資料ではドルツェルブになってますね」
資料、おそらく入学手続きの紙だろう。そういやそんなもんあったな……って、どっから入手したんだこいつは。個人情報流出してるじゃないか、ここのセキュリティはどうなっているのだ!?
「あ、この資料は担任のレイカ先生に聞いた情報ですので安心してください」
なんてやつだ、前もって情報集めとはさすが記者と誉めてやりたいところだ。
その熱い記者魂に思わず感心してしまう。
「しかしカズキさんもジェルマンさんと同じドルツェルブ出身だったとは、幼い頃から厳しいトレーニングをしてたのですか?」
「そうだな。過酷で何度か死しんだような厳しい修行はしたね」
「具体的にどのような」
「基礎的なものさ、素振りとか筋力トレーニング」
「なるほど、基礎トレーニングをみっちりとやってのですね」
「後は化物と戦ったり火だるまになったり……まぁいろいろだな」
思い出すだけで辛くなってくる。よく生きているな俺と自分自身を誉めてやりたくなる。
「なんですかその言葉は、とても気になります」
どうやら要らん事を言ってしまったようだ。
「気にしなくていい、次だ次」
「そんな事言わないで、教えてくださいよ」
「そうだな、公式戦を勝ち進めばわかるかもよ」
「なるほど、次の取材の付箋ですね。しっかりメモさせてもらいますよ」
その後、決勝に出場する動機、明日の決勝の意気込み。好きな食べ物とか趣味、後半必要のない事を聞いてきたが、記事にされるので嘘は言えないので正直に答える。
「好きな女性のタイプはなんですか?」
「さぁ?考えた事ないな」
「そうですか、じゃあ彼女はいますか?」
「彼女?婚約者ならいるな」
「およよ、婚約者ですか!?意外な返答ですね」
「昔の話だ、相手の気持ち次第だな」
「お熱いですね、ちなみに相手は」
「相手の個人情報だからな、秘密だ」
「あらら、それじゃ信憑性はないですね」
「んなもんいらん、ってかこんなこと記事にしたら怒るからな」
「しませんよ、記事にするのは前半で、後半は私が気になった事を聞いてみただけですから」
「変な事を聞くな、おい」
「あ、でも読者がこの事を気になったら公表するかもしれませんので」
「その時はちゃんと許可を取ってくれよな」
「もちろんです」
「で、取材は終わりか?」
「まだですよ」
まだ続くのか。だったらペースを変えてやるか。
「じゃあ俺からも聞いていいか?」
「なんでしょう」
「この稼業を始めたきっかけってなんだ?」
「そうですね、みなさんに正しい情報をはやく提供したいからというのは建前で、私が好きだからやってるんですよ」
なるほど、これは白と考えておこう。
「いい心がけだな。関心するよ」
「ありがとうございます」
「他のチームの事も同じ事してるの?」
「はい、昨日Aクラスの所に行って聞いてきました」
だから、俺達は次の日の休みなのか。休日を潰してまでやるとは余程この稼業が好きなんだな。
「何か気になる人とかいるんですか」
「そうだな、なんだっけ、あのルイスだっけ?」
「はい、ルイスさんですか?気になるのですか?」
「まぁちょっとな」
確か一学年で一番強いと言われるほどの実力者と聞いたから、少しだけ興味があったりする。
「こういうのはフェアじゃないから深くは話さなくていいから、そうだな強いのか?」
「はい強いですよ」
聞く話しによるとエリーク予備校の時にアルセウス学園の二年生数人を一人で打ち負かす程の実力者で、トップ成績で卒業した超エリート。それら全てを踏まえて一学年最強と呼ばれているらしい。
ちなみにエリーク予備校というアルセウス学園の神威使いの基礎を学ぶ学校である。アルセウス学園に通うほとんどの学生はエリーク予備校の卒業生で神威武装(ミスフォルツァ)の展開は誰でも出来るようになっている。
そこにノアやジェルマンも通っていて、二人はその時からの仲らしい。とついでに教えてくれた。
「気を付けた方がいいですよ。いままでの相手とは明らかに格が違いますから」
「それは楽しみだな」
「ここだけの話、ルイスさんは」
「君達、そこで何をしている」
聞き覚えのある凜とした声と共に青髪の少女がやってくる。
ルイス・エミリミルス。同学年にして学園の治安を守る風紀委員の一人、そして次の対戦チームのリーダー格だ。
「おっと、これはルイスさん。休日なのに風紀委員のお仕事とはご苦労様です」
「ミチノも同じだろ、お疲れ様」
顔見知りなようで、互いに軽く挨拶をするとカズキの方をキッと睨む。なにかやったっけ?
「何をしている」
「インタビューだよ、インタビュー」
「そうか、なら良かった。情報売買かと思って少々ヒヤッとしたぞ」
「……あっ、カズキさんがルイスさんの事を知りたがっていますのでどうですか?」
「私のことを……まさかストーカーか!?」
「なわけあるか」
「なら良かった。それで、何が知りたいのだ?」
意外にも快く質問を受けてくれるようだ。普通なら明日戦う敵に情報など提供しないはずなのだが。なにか裏があるのかもしれない。
「どうした、私は忙しいのだからはやくしてくれ」
と思ったが、彼女は特に何も思ってないような気がする。あれーもしかしてすっげぇいい人?そういやレオンを寮まで運んでくれたもんな。
「そうだな、じゃあ自己紹介して」
武器とか能力を聞くとつまらないから、取り敢えず本人が他人に話せる内容、自己紹介を聞く。
「自己紹介か、わかった」
質問としてはちょっとおかしかったかもしれないが、素直に話し始める
「名前はルイス・エミリミルス。生まれはレオルド帝国。好きな食べ物はケーキ。趣味は読書。特技は槍術と料理……と言えるように修行中です。……以上かな?」
多少照れるルイス、なんか可愛いな。
必要最小限の情報を聞いたカズキ、一つだけ気になった事があった。
「レオルド、帝国?」
レオルド帝国といえば数年前に革命によって滅ぼされた国だ。
「やはりその顔をするのだな」
「カズキさん、ひどいですよ」
驚くカズキに、悲しい顔でいうルイス。ミチノも怒る。
確かに悪政を働き滅びた国の出身だから誰もが驚くだろう。
「……おい、もう一度名前言ってくれ」
だが、カズキが驚いたのはそんなことではなかった。
「ルイスだ」
「その下だ」
「姓の方か、エミリミルスだ」
「レオルド帝国、エミリミルス……そうか、あの時の小娘か」
初めて会った時、見覚えのある顔と聞き覚えのある名前だと思ったが、まさか覚えがあるとは思わなかった。
「な、なんだ……」
「でかくなったな。こんな可愛い顔になって……見違えた」
ルイスに近づき、顎を掴み顔を寄せてまじまじと見る。
「な、なんだお前は、私はお前など知らないぞ」
「知らない……か、そうだな。なら、俺も一つ簡単な自己紹介をしよう」
「自己紹介?何を言ってるんだ君は」
「名前はイオリ・カズキ。うまれは、『ヒノモト』だ」
「……なんだと!?」
ヒノモト、その単語を聞いた瞬間ルイスの目の色が変わる。
「察しがいいね、覚えてるか?あの時の小僧だよ」
腰に巻いてある刀を見せつけなが言う。
「まさか、国を斬った……あのサムライ」
「その通りさ」
「貴様、よくのこのこと私に顔を出せたな」
「さっき知ったからね」
ルイスは腰につけた剣を抜き、カズキに突きつける。
「お?ここで仇討ちやるか?風紀委員が風紀を乱したらせわねぇぜ?」
「くっ」
「ミチノさん。俺がヒノモト出身なの内緒にしてね、仲間にも打ち明けてないトップシークレットだから価値は高いよ」
「イオリ・カズキ、私と戦え」
「そう焦るなよ、明日になれば嫌でも戦うんだ。安心しろ、いい舞台を作ってやるからよ」
「……仲間を犠牲にはできない」
「死なないからセーフだろ?それとも守れる自信がないのか?あの時と同じ、いや違ってか?」
「……ッ」
「感謝するぜミチノ。あなたと取材してなかったらこいつの正体がわからなかったからな」
事実、ルイスの正体に全く気づけなかった。
「明日が楽しみだな。はーっはっはっはっあでっ」
気分よく笑っているところに頭を叩かれる。
いつもの事だが一応振り向いてみるといつもの先生がいた。
「私の寮の前で何をやってるんだ」
いつも通り迫力のあるレイカ先生。今日は休日なのにお仕事だそうだ、教師って大変なんだね。
「お前ら、明日試合なんだから大人しくしてろ」
呆れるように言う、ノアと反応がまるっきり同じなのが
「ルイス、お前もなにやってる。兄に言いつけるぞ」
「兄上には、関係ないです」
「兄上だって、なにそれかっけぇ俺も使お」
「ふざけてないで寮へ戻れ」
「はーい」
今ここで争う気はないので素直に寮へと戻ることにする。
「お前らも帰れ、ミチノも私の教え子にちょっかいだすなよ、あと変な事書くなよ」
「失敬な、私は取材して真実を書くまでです」
「その真実が核心に近いから困るんだ」
「すみません」
「じゃあな、私は忙しいからもう行くぞ」
そう言うとレイカ先生も寮へと戻っていく。
「………」
「あ、あの、大丈夫。ルイスさん」
「大丈夫だ、すまないがこの事は内緒にしておいてくれないか?」
ミチノに伝えるとルイスは静かに去っていく。
「これは大事件です、スクープです!明日の試合にはメモ用紙だけじゃなくて個人用のビデオカメラも用意しないと」
ミチノも明日の為に準備を始めるのであった。
「あっ、公表する時は本人の了承を取るので安心してくださいね!」
つづく!