学校を終えた武昭はフェイト、アリサにすずかに連れられて、ある所に来ていた。
その場所はなのはの家族が経営している喫茶【翠屋】と言う店であった。
「まさか武昭君も魔導師やったなんて思わなかったで」
「にゃははアキ君から多少の魔力は感じてたんだけどね」
「まぁ僕は何となく気付いてだけどね。お久し振りです士郎さん、桃子さん、美由紀さん」
「あぁ久し振りだね武昭君」
「えぇ元気で何よりだわ」
「うわぁ……昔は私より小さかったけど、今はもう追い抜かされちゃったかー」
はやてになのは、なのはの父親の士郎、母親である桃子、姉である美由紀がその場にいて武昭は士郎、桃子と話していた。
「それにしても……士郎さん達は昔と変わってない様に見えるんですけど……」
「そうかしら?これでも疲れやすくはなってきてるのよ」
「それよりも、なのはに聞いたんだが武斗と昭那さんが亡くなったって……」
「はい。けど心配しないでください、今は父さんの知り合いの人の所でお世話になってますから」
「そうか、なら大丈夫だね。あとで良いから武斗のお墓の場所を教えてくれるかい?」
「分かりました。こっちの話が終わったらで良いのなら」
「あぁ、それで構わないよ」
武昭は士郎との話を一旦終えると、なのは達の方に向かった。
「さてとまずは確認するけど……なのちゃんにフェイト、はやては魔導師なんだろ?」
「そう言うって事はアキ君も……」
「あぁ、そうだけど僕は管理局には所属してないんだ」
「じゃあ武昭君はフリーの魔導師って事なんか?」
「フリーの魔導師でもあって、こっちでもあるんだ。昼にも言ったけど」
武昭は懐から何かを出すとテーブルに置いた。
それは一枚の名刺でそこには『鳴海探偵事務所 所員 結武昭』と書かれていた。
「そう言えば前にお昼ご飯を食べた時にそう言ってたなぁ………じゃあ武昭君は探偵なんか?」
「一応探偵と言えば探偵だけど、今は学生生活を楽しみなさいって所長から言われてるんだ」
武昭は所長の言葉を思い出して軽く微笑んでコーヒーを飲んだ。
そうしてるとフェイトが話し出した。
「それで武昭に聞きたいんだけど、昨日のあの怪物は何だったの?」
「あぁ、昨日僕が戦ったのは【アンノウン】と呼ばれてる存在で
武昭の言葉を聞いた魔導師組が驚いていた。
「ちょっと待って!こことは違う世界って、そんな話聞いた事が無いよ!?」
「もしかして管理外世界とかなんか?」
「違うよ、その世界は管理外世界とかじゃなくてこことは違う
武昭が指を鳴らすと周りが暗くなり中空に複数の地球が浮かび上がった。
「えっ!?これって……魔法なの?……」
「ううん、今は何も魔力を感じなかったよ。なのはとはやてもそうだよね?」
「フェイトちゃんの言う通りだよ」
「私も同じや」
すずかが驚いているとフェイト達魔導師組が説明をした。
「これらが僕が巡ってきた他の仮面ライダーの先輩達がいる世界なんだ」
「あっ、あの姿って昨日武昭が変身してた仮面ライダーじゃない」
「そうだよ。そして僕は先輩とも言える仮面ライダーの人達と戦ってもきたんだ」
アリサの言葉で武昭が説明して手をかざすとモニターの様な物が浮かび上がり様々な仮面ライダー達の姿が映し出されていた。
「ところで……武昭君はどうやって仮面ライダーになったの?」
「ん?僕が仮面ライダーになったのはコレを見つけたからなんだ」
すずかの言葉に武昭はカスタムディケイドライバーをテーブルに置いた。
「コイツは僕が
「そうなんだ……ねぇアキ君……辛い事はなかったの?」
「辛い事か……それはあったよ。ライダーの力を手にしても出来ない事はあったよ……
けど、だからこそ僕は自分自身が出来る事をするだけなんだ……」
なのはは武昭の言葉を聞くと黙り込んだ。
「さてと、そろそろ消すか……」
武昭が指を鳴らすと元の空間に戻った。
「というわけで、これが僕が仮面ライダーになった経緯だよ」
「そうなんや……なぁ、武昭君に聞きたいんやけど……」
「あぁ、管理局に来ないかって言うなら僕は行かないよ。今の方が自由に行動出来るからね」
「そっか。なら私達が手を貸してって言ったらええんか?」
「まぁ、それくらいなら……けど、その時は友達価格で報酬を貰うけどね」
はやてと武昭の話を聞いていた皆は笑っていた。
その後……
「じゃあ士郎さん、また時間があったら来ますんで」
「あぁ、武昭君ならいつでも大丈夫だよ」
「そうね、今度は武昭君の保護者にも会わせてほしいわ」
「分かりました、所長達に伝えておきます」
武昭は士郎、桃子と話すと店を出て行った。