重なる世界にいる破壊者   作:北方守護

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第2話 出会い。(その1)

1時間目が終わった後の休憩時間。

 

「さてと次は……「あの、良いですか?」はい、大丈夫ですよ」

武昭が次の授業の用意をしてると、なのはが話しかけてきた。

 

「それで僕に何か用でも?」

 

「えっと……その私に会った事、ありませんか?高町なのはって言います」

 

「高町……なのは?……もしかして喫茶店翠屋の娘さんかな?」

武昭の言葉を聞いたなのはは花が咲いた様な笑顔を見せた。

 

「うん!やっぱりアキ君だったんだ!!」

 

「あぁ、久し振りだな、なのちゃん」

 

「なのは、彼が朝に言ってた幼馴染だったんね、私はフェイト・T・ハラオウンって言うの、フェイトで良いよ」

 

「分かったよフェイト、それにしても……」

 

「ん?どうかしたの?アキ君」

 

「いや、僕の中のなのは……なのちゃんのイメージは小さい時のままだったからさ、こんなに綺麗になってるなんて思ってなかったんだ」

 

「にゃはは、褒めてくれてありがとうアキ君」

 

「ふーん、そうやったら私とフェイトちゃんは綺麗やないんやなぁー」

 

「そんな事ないよ、はやてさんにフェイトさんも違う綺麗さがあるよ」

 

「ちょっとからかおうと思ってたんやけどな……メッチャ恥ずかしいで……」

 

「あぅぅぅ……武昭ってそう言う事を普通に言うんだね……」

 

(にゃはは……確かアキ君て自分が思った事を正直に言うんだったっけ……)

なのはは武昭の過去の事を思い出していた。

 

「ん?そろそろ休憩時間が終わるから席に戻った方が良いぞ」

 

「うん分かったよ……あっ、そうだアキ君が良かったらお昼私達と一緒に食べない?」

 

「あぁ、良いけど僕は売店で何か買ってから行くから」

 

「そうなんだ、じゃあ屋上で待ってるから」

なのはは武昭に言うと自分の席に座った。


お昼休みになり武昭は売店で昼食を買って屋上に向かっていた。

 

「確か、屋上はこっちだったな 「キャッ!」おっと危なかった……大丈夫ですか?」

武昭が階段を上がっていると上から女生徒が足を滑らせて落ちてきたので落ち着いて支えた。

 

「あ、はい、ありがとうございます」

 

「怪我が無くて良かった……って先輩でしたか、すみません敬語を使わないで」

 

「ううん、君は私を助けてくれたんだから気にしなくて良いよ……あぁ私は3年生の朝倉音姫って言うんだ」

 

「僕の名前は結武昭って言います今日、この学校に転校してきたんです」

 

「そっか、君が先生達に聞いてた転校生君だったんだ……」

 

「え?先生達に聞いてたって……朝倉先輩は……」

 

「私は生徒会長をしてて、そう言う話を聞いちゃうんだ、それよりも私の事は音姫で良いよ」

 

「いえ、先輩を名前で呼ぶなんて」

 

「あぁ、結君は知らなかったんだ 私は家族と親戚が一緒にこの学校に通って同じ苗字だから友達とかには名前で呼ばせてるの」

 

「そうだったんですか、じゃあ僕も音姫先輩って呼ばせてもらいます、それと僕も武昭で良いですよ、そっちの方が慣れてますから」

 

「うん分かったよ武昭君、それよりも凄い数のお弁当だね」

 

「あ、すみません音姫先輩、これから友達とお昼を食べるんでした、それじゃ」

武昭は話を切り上げると、そのまま屋上に向かった。

 

「先生達も言ってたけど凄く礼儀正しい子なんだ……そうだ、私も…カツッん?これって」

音姫が足元を見ると生徒手帳が落ちていたので中を見ると武昭の物だった。

 

「うーん、放課後に返そうにも生徒会の仕事があるからなぁ……うん、終わってからでも良いか……

えっと住所は……風都市の……へぇ風都市から来てるんだ……あっ、急いで生徒会室に行かないと」

音姫は生徒手帳をしまうと生徒会室に向かった。

 


一方、武昭が屋上に到着するとなのは達3人以外にパーマの掛かった金髪ロングの女生徒と紫髪のロングの女生徒が一緒にいた。

 

「あ、アキ君、遅かったね」

 

「あぁ、ちょっとな……おっと悪いな」

武昭は空いていた場所に座ると食事を開始した。

 

「うわぁ……武昭君て沢山食べるんやなぁ……」

 

「うん……私もこんなに見るのは初めてだよ……」

 

「にゃはは、そう言えばアキ君て小さい頃から沢山食べてたんだっけ」

 

「あなたが、なのはから聞いた幼馴染なのね。私はアリサ・バニングスよ。宜しく」

 

「私の名前は月村すずかって言います」

 

「あぁ、僕の名前は結武昭、宜しくって……もしかして2人はバニングスグループと月村財閥の娘さんなの?」

 

「えぇ、そうよ。けど私の事はアリサで良いわよなのは達は、そんな事関係なしに付き合ってくれるから」

 

「私の事もすずかって名前で良いです……なのはちゃんの幼馴染なら私達にとってもお友達ですから」

 

「うん、ありがとう。僕も武昭で良いよ」

皆が食事をしながら話していると、なのははある事に気付いた。

 

「あ、アキ君がいるって事はおじさん達も戻って来てるの?」

 

「あぁ……そっか……士郎さん達には教えてなかったんだっけ……父さんと母さんは数年前に亡くなったんだ」

 

「え?……そうだったんだ……ごめんねアキ君……変な事を聞いちゃって……」

 

「気にするなよ なのちゃんは、その事を知らなかったんだから……」

 

「じゃ、じゃあ武昭君は今は1人で暮らしてるんか?」

 

「いや、父さんの知り合いの娘さんがしてる()()()()()で世話になっててね、今はその人が僕の保護者なんだ」

 

「探偵事務所?」

 

「あぁ風都にある……()()()()()()()って所なんだ」

 

「じゃあアキ君は今、初鳴市にはいないんだ」

 

「あぁ、そうだな……そうだ、なのちゃん、今度士郎さん達に会いに行って良いかな?父さん達の事も話したいから」

 

「うん……じゃあ私の連絡先を教えておくから予定が決まったら連絡して、私もお父さん達に言っておくから」

武昭となのはが連絡先を交換したのを見てたフェイト達は自分達もと連絡先を交換しし、そのまま昼休みを過ごした。

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