重なる世界にいる破壊者   作:北方守護

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第7話 自分の心

武昭が音姫を連れて事務所に帰ると亜樹子が駆け寄ってきた。

 

「武昭君!それに音姫ちゃんも何があったの!?」

 

「ドーパントがいたんだ……ごめんアキ姉……少し休ませてくれるかな?」

 

「分かったよ、部屋まで運ぶのに音姫ちゃんも手伝ってくれるかな?」

 

「良いですよ……私は武昭君に……()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()……」

 

「そっか、音姫ちゃんも知っちゃったんだ……詳しい事は後で良い?」

亜樹子の言葉に音姫は頷きながら武昭を部屋に運んだ。

 

武昭を休ませた2人は事務所の応接室にいて事情を聞いていた。

 

「なるほど、そうして音姫ちゃんは事件に巻き込まれたのか……」

 

「はい……武昭君がいなかったら私は……あの亜樹子さん……()()は何なんですか?」

 

「音姫ちゃんが言うアレって言うのは……ドーパント?仮面ライダー?どっちの事?」

 

「それは……「悪いが単なる興味本位なら聞かせる事は出来ないな」誰ですか?」

声がした方を見ると上下がレザーの赤い服を着た男性が入り口に立っていた。

 

「彼は照井竜って言って風都署の超常犯罪捜査課の刑事で……私のだ・ん・な・さ・ま♡」

 

「……それは言わなくて良いだろ……所長……」

 

「ふふっ、そうだね……ごめんね竜君……それよりも、事務所に来たって事は……()()でしょ」

亜樹子がポケットから取り出した物は武昭が拾ったガイアメモリだった。

 

「やはり、ガイアメモリが関係してたのか……悪いがコレに関しては無闇に話す事は出来ないんだ」

 

「竜君の言う通りだね、音姫ちゃんが武昭君の事を心配してくれるのは私としては嬉しいよ……けど、今日起きた事は忘れた方が良いよ」

 

「亜樹子さん……けど、私は……」

 

「そうか……そう言えば音姫ちゃんは初音島に家があるんだよね?」

 

「だが、この時間なら島へ行くフェリーの最終便は出港したぞ」

 

「だったらウチに泊まっていきなよ、空き部屋ならあるから」

 

「え、でも……分かりましたお言葉に甘えさせてもらいます」

 

「そう、じゃあ部屋に案内するよ」

 

「所長、俺は武昭の様子を見て来る」

 

「うん、お願い竜君」

亜樹子は音姫を連れて行き照井は武昭の部屋へと、それぞれの場所へ向かった。


音姫は亜樹子が用意した部屋に来ていた。

 

「じゃあ、この部屋を使ってね」

 

「はい、ありがとうございます……あの……教えて欲しい事があるんですけど……」

 

「うーん私に教えられる事なら良いけど……何かな?」

 

「はい……アキ君は……武昭君は……いつから()()()()()()だったんですか?」

 

「その事が聞きたい事なんだ……私が初めて会った時は中学1年生だったんだけど、その時にはもう仮面ライダーだったよ」

 

「!……そんな時から……なんでアキ君は……仮面ライダーに……」

 

「それは私にも分からないよ……詳しくは武昭君本人から聞いた方が良いよ……じゃあね」

亜樹子が部屋を出ると音姫は何かを考えていた。

 

「アキ君……なんで……君は戦うんですか?……」

音姫は窓から見える月を見ながら何かを考えていた。

 

 

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