曜の兄はいたって普通のシスコンである   作:アマハル

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なんだか暇なので、蛇足で書いた作品です。

基本ラブライブ!サンシャイン!アニメ本編をなぞりますが、本家のシーンはあまりありません。

初投稿なので誤字脱字等、至らない点あるかと思いますがよろしくお願いします。

ではどうぞ。


第一話

 

 「今日から新学期か〜〜〜。めんどくせぇ〜〜〜。寝みぃ〜〜〜。」

 

朝、まだ少し冷たい春の風が吹く職員室の中、俺『渡辺俊』はそんな台詞を吐いていた。

 

まあ、新入生のクラスを持つわけでもないから、特に何かが変わるわけでもないのだが、教職というのはそういうこと関係なしに面倒くさいし、だるいのである。

 

 「まじ、曜に会いたい!今会いたい!!すぐ会いたい!!!もう俺にくっついて離れないで!!!!!」

 

と、まあ、朝から重度のシスコンらしくキモい台詞も吐きたくなる。

 

 「ふぅ〜。さて、今日の準備でもしますか。」

 

そう言い、俺は授業の準備にとりかかった。

 

朝、6:30のことである。

 

 

≪≪まじ眠い。≫≫

 

 

 

準備も終わり、校門前では2,3年の生徒たちが新入生を部活動に勧誘していた。

 

 「スクールアイドル部です!!よろしくお願いします!!」

 「お願いしまーす!」

 

その中でも異質なスペースがあった。何やってんだあいつら。

 

そこには2年生が2人。チラシを配る我が妹『渡辺曜』と、メガホンを持ち大声で勧誘する『高海千歌』の姿があった。

 

 「おはよう。千歌ちゃん、曜。」

 「あっ!俊さんおはよう!」

 「おはよう兄ちゃん。」

 

いや〜。今日もかわいいなぁ〜。我が妹よ。

 「何やってんの?2人とも。」

 「部活の勧誘だよ〜。」

 「千歌ちゃんが、スクールアイドル部を始めるんだって。で、私はそのお手伝い。」

 

スクールアイドルって、あいつ認めたんだ。どんな心境の変化だ?

 

 「へぇそう。そんな部活ができたんだ。今日の職員会議で知らされんのかな。」

 

そういうと、千歌ちゃんがどこか申し訳なさそうな反応をした。

 

 「実は、、、まだ申請してないの。」

 

申請をしていない。。だと。。それはつまり、申請をしていないということだよな。。

 

 「今、部員を集めてるところで。。。」

 

と、曜が補足する。なるほど。つまりは千歌ちゃんが暴走したということね。完全に理解した。

 

 「はぁ。まあ、部として成立してなくても、勧誘すること自体は自由だから、好きにやりな。ただし、後でちゃんと申請するんだよ。」

 「「はーい!」」

 

と、2人仲良く返事する。その動作がいちいちかわいい。

 

 「じゃあ、俺は仕事に戻るから。」

 「うん。また後で。」

 「ありがとね〜。」

 

そうして2人と別れた後、「ピギィィィィィィィィィ!!!!!!」という叫び声が聞こえたが気にしないでおいた。むしろ気にしちゃ負けな気がした。あと俺のこと先生って呼んで?

 

 

 

一通り授業(というなのどうでもいい決め事)を終え、俺は今生徒会室にやってきている。

 

ちなみに俺は生徒会の顧問だ。まあ生徒会長の『黒澤ダイヤ』に仕事は全て投げているが。

 

 「んで、千歌ちゃんの申請却下したの?」

 「あら、教師が特定の生徒を贔屓するんですの?」

 「別にそういうわけじゃないけどさ〜。」

 

元々あんだけスクールアイドルが好きだったのに、なぜこうなったのやら。。。まあ、監督責任は俺にあるんだけどさ。

 

 「いい加減そのお堅い頭をどうにか柔らかくできないもんかねえ。」

 「あなたがそう言おうと、私の意志はそうそう変わりません。」

 「あっそ。まあ、俺もとやかく言えた立場じゃないけどさ、いつまでも引きずんなよ。」

 

そういって俺は部屋を出た。出て行く時に見たダイヤの背中は、どこか悲しげだった。あとさ、俺のこと先生って呼んで?

 

 

 

仕事が終わり家に帰った俺は、洗濯物を取り込みながら酒を飲んでいた。ちなみに俺は一人暮らしだ。親が言うには、年増の男を娘と同居させるにはいかないということで家を追い出された。

 

まったく息子をなんだと思ってんだ!せいぜい一緒にお風呂入って、一緒に抱き合って寝るくらいだわ!

 

 <<ピーンポーン>>

 

 「はーい。おう、曜に千歌ちゃん」

 「はい、干物持ってきたよ。」

 「また果南のとこのか。あいつもよく飽きねえな。」

 

うちに千歌曜が遊びに来る時は、大体果南のとこに行ったついでである。家が海を挟んだすぐそこなので、普通っちゃ普通だが、毎度こう干物を持ってこられると流石に飽きる。

 

 「でさ〜ダイヤさんがすごい頑固で、スクールアイドル部は絶対認めないって。スクールアイドルが嫌いらしいんだけど、なんでなんだろう。」

 

と、千歌ちゃんが今日あったことを話している。(詳しくはラブライブサンシャイン第一話をご視聴ください。)曜はその話に少し補足をしながら、俺は酒を飲みながら聞いていた。

 

 「別に嫌いってわけじゃないんだけどな。」

 「「えっ!そうなの!?」」

 

何気なく口から溢れた一言にがっつかれた。ちょっと迂闊だったな。まあええか。

 

 「まあ、その辺は本人に直接聞きな。今日はもう遅いから、早く帰んな。」

 「うん。また明日ね〜。」

 「ばいば〜い。」

 

さてと、結構酔っちまったみたいだな。今日はさっさと風呂入って寝るか。

 

 

 

翌日、いつも通り学校に来た俺は、いつも通り授業の準備をしていた。

 

 「今日からよろしくお願いします。」

 

職員室では見たことのない生徒が教師と話していた。

 

そういや転校生が来るんだったか。確か名前は桜内梨子とか言ったか。

 

そんなことを考えていると、その生徒と目が合った。お互い軽く会釈する。最近初めて人と会うということがめっきり減っていたので、こういうシーンはなんだか慣れない。

 

コーヒーでも飲むか。

 

そう思い、俺は席をたった。

 

美人だったなぁ。

 




ここまでお読み頂きありがとうございます。

続きは書くつもりですが、いつになるかは未定です。

何かご意見等あれば、遠慮せずお書きください。

ではまたいつか。
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