使徒の力はありという事で決まりました。
アンケートに協力していただきありがとうございました。
ところで皆さんはどの使徒が好きですか?
またアンケートを出すので良かったらお願いします。
エルが最大出力の加粒子砲を発射して、山を融解させた日の夜明けちょっと前。
レミリア達は布団にくるまっていた。
レミリアside
私は今、驚きを隠せない。というより、さっきの光景を見て驚かない奴が居るのかしら?
エルがやりたい事があるという事でやらせちゃった私も悪いと思うわ。でも、さっきまで妖力を使う事も空を飛ぶ事も出来なかった妹が、山を吹き飛ばす程の攻撃が出来るなんて誰も思わないじゃない!
「ごめんなさいレミリアお姉様、フランお姉様。まさかこんな事になるなんて思わなくて…」
涙目で謝るエル。エル自身も予想できなかったようね。
「大丈夫よ。私達が怪我をしたわけでもないし」
「そうだよ! 誰にでもあんな失敗の一つや二つあるよ」
流石にその励ましは苦しいと思うわフラン。
「取り敢えず、自分の力を制御できるようになりましょう」
「うん…」
「エル、ほかにも出来る事はあるの?」
それは私も気になるわ。
「うん、実は他にも…」
「言ってみなさい」
「…分かった」
エルが出来る事を聞いて絶句した私は悪くないわよね……。
フランドールside
エルが眠った事を確認し、お姉様と話す。
「私達が教えないとね」
「やっぱり考える事は同じね」
エルが幸せに暮らす為にも、私達が力の制御の仕方を教えなきゃね。………本音は私達三人がいつまでも一緒に暮らしたいからだけど。
『大丈夫(だ)よエル、私達が居るから』
お姉様と私が同時に言う。エルの事に関しては本当に同じ事を考えてるみたいだ。
…ちょっと試してみよう。
「ねえ、お姉様」
「何かしら?」
「実はエルが出来る事を聞いてて、エルには悪いと思ったけれど、考えてしまった事があるの」
「……実は私も」
少しの沈黙。そして。
『ちょっとかっこいいなって思っちゃった(わ)』
やはり同じだった。
エルside
私が山を壊しちゃった日から一日。
食事をしているとお父様からこんな事を言われた。
「そういえば連絡があってな。近くの山が一日で消え去るという事件があったらしい」
ピクッと震える私とお姉様達。
「まだ近くに今回の事件の犯人が居るかもしれない。お前達も外に行く時は気を付けてくれ」
『う、うん(え、ええ)、分かったよ(わ)』
「どうした? 震えてるぞ」
『何でもないよ(わ)』
震えている理由は三人とも犯人を怖がってるからじゃないと思う。少なくとも私は。
それにしても私の食事はかなり増えたと思う。
前はトースト六枚だったのが、いつの間にか十枚になっていたよ……。
三人称side
その日からエルは、レミリアとフランドールに昨日の訓練の他に力の制御の仕方を教えてもらった。しかし練習中に様々な失敗をする事もあった。例えば…。
飛行
「お姉様っ!」
「どうしたのフラン?」
「エルがお父様の部屋に突っ込んじゃった」
「………」
「ガミガミガミガミ」
『ごめんなさい』
妖力
「えいっ!」
赤い妖力の弾が庭に飛んでいく。
「妖力の扱いにも慣れてきたわね」
「うん、お姉様達のお蔭だよ」
「いいえ。エルの努力の成果よ」
「そうかな~」
「そうよ~」
「お姉様っ!」
「どうしたのフラン?」
「庭に居たお父様に妖力の弾が当たっちゃったよ」
『………』
「ガミガミガミガミ」
『ごめんなさい』
溶解液
「えいっ!」
掌に現れた目のような器官から溶解液が放たれ、目の前の赤い花瓶に当たる。すると花瓶は跡形も無く溶けてしまった。
「だいぶ扱いに慣れてきたね」
「うん」
「ねえ二人とも、お父様の赤い花瓶知らない?」
『………』
「ガミガミガミガミ」
『ごめんなさい』
質量爆弾
「えいっ」
直径三十センチ程のオレンジ色の球体が現れ、落下し始める。
「あれが質量爆弾かぁ」
「うん」
「ところでどの位の破壊力があるのかしら?」
「……お姉様達ごめん。分かんない」
『えっ!?』
ヒュウゥゥゥゥゥゥ
質量爆弾が庭に落下する。
『だめぇぇぇぇぇえええええっ!』
質量爆弾が庭に着弾。大きなクレーターが出来る。
『………』
「ガミガミガミガミ」
『ごめんなさい』
光の鞭
「えいっ!」
エルの両手が光の鞭に変わる。
『おおっ!』
「とおっ!」
家の門に向けて鞭を振るう。
シュパッ
あら不思議。鞭は門を真っ二つに!
『………』
「ガミガミガミガミ」
『ごめんなさい』
この他にも沢山の失敗をしたエル。
そして、エル達の父親への被害が多かったという…。
意見や感想・質問やアドバイスお願いします。
閲覧誠にありがとうございました。