東方紅三女   作:パンプキン大佐

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最後の台詞の元ネタ、分かる人いるのかな?


第十二話

私達は今、玄関に来ている。

 

「さあ、行きましょうか」

 

レミリアお姉様がそう言う、と私達は町に向けて出発する。メンバーは私、レミリアお姉様、フランお姉様、数人の召使い。召使いには血の回収をさせるだけだけど。

 

「ねえ、エル」

 

「何? レミリアお姉様」

 

「いくら強いからって油断しちゃ駄目よ」

 

「大丈夫、油断なんかしないよ」

 

「怪我なんかしたら、許さないからね」

 

「大丈夫だよ、フランお姉様」

 

町が見える。私達は入り口に降りる。前には町長らしき人物と数人の男。さあ、予想は当たるのかな?

 

「君達が手紙の送り主かな?」

 

「ええ、そうよ。手紙の返事を聞きに来たわ」

 

「手紙の返事ですが、…君たちの要求を吞みます」

 

「という事は処女を引き渡すと」

 

「ああ」

 

ありゃ!? 予想が外れちゃった。

 

「肝心の処女が居ないのだけれど」

 

確かに居ない。いるのは男だけ。

 

「ああ、彼女達には伝えていません。逃げられたら困りますからな」

 

「ほう」

 

「ささ、此方に来ください、私達が連れて来ましょう」

 

そう言って手招きする町長(仮)。

 

罠だよね、これ……。

 

この町は東西南北に入り口があり、町の中心が十字路になっている。私達は今南の入り口に、町長達は十字路の北の方にいる。つまり、私達が前に行くと十字路の中心に行く事になる。

 

罠だよ、絶対罠だよこれ。中央に来た私達を囲んでボコす気だよ。

 

「罠だよね、これ」

 

「どうするのお姉様?」

 

「…罠にかかってあげるわ。お前達はそこで待っていなさい」

 

『畏まりました』

 

私、レミリアお姉様、フランお姉様の三人で町長達の方に行く。十字路の中央に来たところで…。

 

「止まってもらおうか」

 

町長が言うと、数人の男たちが刀や槍などを出し此方に向けて来る。そんな長い物どうやって隠してたんだ…。

 

「これは?」

 

「見て分かるだろう」

 

「要求は吞めないと…」

 

「そういう事だ」

 

すると、私達が来た道以外(つまり北東西)から、ぞろぞろと兵士たちがやって来た。昼間の内に呼んできたらしい。

 

「こいつらか」

 

「ええ、処女を求めたところ、恐らく吸血鬼でしょう」

 

兵士達が此方に武器を構える。銃まであるのかぁ。

 

しかしこの町長中々良いキャラしてるなぁ。漫画やアニメに居る敵の幹部みたいで。

 

兵士の人数は七十人位かな。

 

「どうするのお姉様達」

 

「人間がせっかく三等分に別れてくれたのよ。私達も別れるわ」

 

相手は一方向に二十五人程。チュートリアルにはちょうど良いね。

 

「私は北の奴らと遊ぶわ」

 

レミリアお姉様が前に一歩、歩み出る。

 

「それじゃあ私は東で」

 

フランお姉様が右を向く。

 

という事は私は…。

 

「私は西かぁ。西は好きな方位だよ、何故かは知らないけど」

 

私は左を向く。

 

「そいつらを殺せ!」

 

『了解』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は兵士達に近づき。ある程度近づいたところで止まると…。

 

「おいおい、こんな弱そうなのが相手かよ」

 

「気晴らしには丁度良いだろ」

 

「ハハハ、違いねえや」

 

何て言ってくる。確かに私は弱そうだ。

 

ただ、そう言う発言は止めてもらいたいなぁ。たとえ妖怪だろうと、悪口を言われれば傷つくよ。

 

「悪口は止めてほしいなぁ」

 

「いきなり何言ってるんだお前」

 

「怖気づいてんじゃねえの?」

 

「弱そうだしな」

 

イラッと来るなぁ。学生かよ。この会話。

 

私はキライなんだよなぁ。こっちの考えてる事と逆の事言う奴。私は怖気づいて無いのに、何で怖気づいてると思うんだよ。

 

「じゃあ、どうしたらやめてくれるの」

 

「お前が俺らの何倍も強かったらやめてやるよ」

 

「お子様にゃあ理解出来ねえよ」

 

「つまりやめるのは無理って事だ」

 

『ギャハハハハハ』

 

成程! じゃあ簡単じゃないか!

 

私は右腕を伸ばし、一番前に居た兵士の頭を掴む。

 

「へっ!?」

 

兜があるが関係無い。そのまま握り潰す。頭を潰された兵士は当然、倒れる。

 

「え……」

 

兵士達は何が起きたか理解出来なかったのだろう。死体を見て数秒固まった後、怒鳴り声をあげ、武器を構える。

 

「て、てめぇ!」

 

「よくもダチを!」

 

「むちゃくちゃ苦しませてから殺してやるよ!」

 

此方に向かってくる、私もなんか言ってからやろうかな?

 

「安心して、皆すぐに会えるから」

 

………なんか中二っぽいなぁ。別のにしよう。

 

…決まった!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「頭ねじ切ってオモチャにしてやるぜ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…私は激しく後悔した。




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