東方紅三女   作:パンプキン大佐

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今回も分かりにくいです。すいません。


第十六話

『申し訳ございません』

 

私はお姉様達と一緒に美鈴に頭を下げる。私が原因だからお姉様達は頭を下げなくても良いのに…。

 

「い、いえ、私もボーっとしてましたし」

 

「完璧に私の責任です」

 

「い、いえ、館の近くにいた私も悪いですし」

 

そこで疑問が浮かぶ。

 

「どうして家の近くにいたの?」

 

「へっ!? それは…」

 

「エル、話を逸らさない」

 

「ごめんなさい」

 

逸らそうとした訳じゃないんだけどね…。

 

「あ、その子を怒らないでください。私もどう用件を切り出そうか悩んでいたもので」

 

「用件? 此処に?」

 

どうやらこの家に用があったらしい。まあ無かったらこんな所にいないか。

 

「その要件って?」

 

「あっ、はい、実は」

 

美鈴が用件を言い出すが。

 

グ~

 

私のお腹が空腹で鳴った。

 

…物凄く恥ずかしい。

 

『……』

 

「…アハハハハハ。…ご飯食べたいなぁ」

 

笑って誤魔化す私。

 

「はあ、悪いけど食事中にしてもらっていいかしら?」

 

「あ、はい、大丈夫です。…食事中!?」

 

「ありがとう、それじゃあ行きましょう」

 

「え、いや、食事中って」

 

「一緒にご飯食べるんだよ」

 

「私もですか!?」

 

「ええ、あなたにお詫びしなきゃいけないし、それに…」

 

お姉様がそう言うと。

 

グ~

 

美鈴のお腹が鳴った。

 

恥ずかしそうに顔を赤らめる美鈴。分かるよ、その気持ち。

 

「ねっ?」

 

「…それではお言葉に甘えさせてもらいます」

 

私達は食堂に移動する。

 

「あなた名前は?」

 

「紅 美鈴といいます」

 

「こっちじゃ中々聞かない名前だね。どこから来たの?」

 

「東洋の方から」

 

東洋って物凄く遠そうだなぁ。

 

食堂に着く。使用人達の視線が一斉に美鈴に行く。そりゃあ自分の主が知らない妖怪と一緒に居るからね。さて、漫画みたいにいきなり襲い掛かったりするのか。

 

「ご主人様、その方は」

 

さすがに漫画みたいにいきなり襲い掛かったりはしないか。

 

「私達の客よ。食事を持ってきなさい」

 

「承知致しました」

 

そのまま私達は席に着く。

 

「私も座って良いんですか」

 

「大丈夫よ、立ち食いの店じゃないんだから」

 

「立ち食いの店って?」

 

しまった。

 

「いや、何でもないよ」

 

「そう」

 

立ち食いの店何てこの辺りにある訳無いもんね。かといって、本で読んだ何て言えば嘘だって事くらいすぐに分かっちゃうし。前世の記憶があるとちょっとめんどくさい所もあるんだよね。

 

「それじゃあ、失礼します」

 

美鈴が席に座る。

 

「で、用件は何かしら?」

 

「実は、あなた方に仕えたいんです」

 

私達三人の注目が美鈴に集まる。

 

「仕える? 私達に?」

 

「はい! 私は自分が一生仕えるべき方を探していたんです。そしたらこの辺りに住んでいるという吸血鬼の話を町で聞いたので、此処にやって来たんです」

 

「成程ねぇ」

 

「でもなんで私達なの?」

 

フランお姉様の言う通り。何故私達なのかな?

 

「はい、私、力のある存在は、自分より下の存在の事を、全く考えていないものだと思っていました。しかし、あなた達は食糧にする人間に対して猶予と選択肢を与え、殺した人間は全員回収してきちんと食べていると聞きました。それに食糧にする人間以外は極力殺さない様にしているとも。これについては此処に来るまで疑問でしたけど。気絶した弱い私を部屋の中に入れ、さらに心配してくれるのを見て確信しました。私はこの方達に仕えるべきだと!」

 

物凄い熱弁だなぁ。でも、あれは心配したと言えるのだろうか?

 

「そ、そう分かったわ、私達に仕えて良いわ」

 

「本当ですか! ありがとうございます!」

 

「よ、良かったね美鈴」

 

「はい!」

 

引いてるよ、お姉様達若干引いてる。

 

「そういえば私達はまだ名乗ってなかったわね。此処、紅魔館当主のレミリア・スカーレットよ」

 

「妹のフランドール・スカーレットだよ」

 

「更にその妹、エル・スカーレットです」

 

「レミリア様、フランドール様、エル様、これからよろしくお願いします」

 

美鈴が仲間になったよ! やったね私。




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