第一話
この世界はとてもつまらない。そう考えだしたのは何時だろうか。…思い出した、ネットをやり始めてからだ。ネットで面白そうなサイトや動画を見て、原作のアニメや漫画を見る。それを見ていると、いかにこの世界がつまらないか実感できる。よく二次創作でやる転生、やってみたい。
「転生してみる?」
「え?」
私が後ろを振り向くとローブを着た人が立って居た。身長や声からして私と同い年位の女の子だと思う。始めはただの変人かと思ったが違う。通行人が誰も彼女を見ないのだ。あんな格好をしていれば、絶対に誰かが注目するはずである。
「私はあなた以外に見えないわよ」
「そうなの」
「ええそうよ。で、転生したいの?」
「ええ出来るんならしたいわ」
「おk、じゃあ場所を変えようか」
彼女がそう言うといつの間にか真っ白な空間にいた。もしかして本当に転生できるの!?
「何処に転生したい?」
「何処って?」
「どの世界に転生したいって事」
「どの世界って?」
「アニメとか漫画とかゲームとか」
「何処でも良いの?」
「勿論」
なら東方だね。私を今の状況にしたのはあれが原因だからね。
「じゃあ東方が良い」
「へ~、君もか」
「えっ、君もって」
「いや、君には関係ない話さ」
「…なら別にいいわ」
「最初から話すつもりは無いけどね。ところで君はアニメとか結構見てるんでしょ」
「ええ」
いきなりそんなこと聞いてどうするんだろうか。
「んじゃ、君に転生の特典として能力をあげるよ」
「ホントに!」
「ただし私の趣味に付き合ってもらうけど」
「なんでそうなるの!?」
「大丈夫、チートだから」
「ならいいけど…」
なんてこった。こんなに自分勝手な神様? だったとは。
「因みに能力は私があげるのと、自然に生まれるので二つがあるから宜しく」
「わかった」
「因みに好きなキャラは?」
「一番好きなのはスカーレット姉妹」
「おk、じゃあ行ってら~」
彼女がそう言うと私の下の地面が無くなった。って!
「おちるーーーーーーー!」
私の意識はそこで消えた。
目が覚めると私は寝ていました。…赤ちゃんの状態で………何故!? ちょっと待ってどういう事。すると二人の人がやってきました。…前言撤回、鋭い牙や翼が生えています。完全に吸血鬼です。
「お、目覚めたぞ。今回で三人目、母さんもよく頑張ってくれたな」
「もう、それ言うの何回目よ」
「ハハハ、良いじゃないか」
「しかしフランドールにも妹ができて良かったな」
「それだとこの子にも妹が必要になりますよ」
「ハハハ、確かにな」
どうやら私はスカーレット姉妹の妹らしい。同時に隣にフランちゃんだと思う子供が眠っているのに気付いた。そう言えばフランちゃんは狂気のせいで幽閉されちゃうんだっけ。どうにかならないかな。
(そんなあなたに良い情報が)
(! この声はさっきの)
(はいそうです。私です)
(まあそれはほっといて良い情報って?)
(転生特典よ)
(特典が役に立つの?)
(ええ、特典は名付けて『どんな事でも一回何でも出来る権利』)
(ダサいわね)
(まあそう言わずに、これはその名の通り、一回だけなら何でも出来る権利よ。あなたは(フランちゃんの狂気を常人レベルまで落として)即答だとっ! 良いの? 一回だけなのよ?)
(ええ、それでフランちゃんが救われるのなら)
(! ……分かったわ、いくわよ)
すると、フランちゃんの身体から黒い靄のような物が現れて、やがて消えて行った。
(これでフランちゃんの狂気は常人レベルまで落ちたわ)
(良かったぁ)
(後はあなたの能力の確認ね)
(どうやって確認するの?)
(ちょっと目瞑ってみ)
(ええ)
言われたとおりに目を瞑ると頭の中に文字が浮かび上がった。
『ありとあらゆるものを再生する程度の能力』
(これは?)
(フランドールと真逆の能力よ)
(成程、分かった)
この能力で何とか私もやっていけるかな?
(そんなあなたにまた良い情報が。あともうひとつ特典あげるわ)
(いいの!?)
(原作キャラを大切にする、その心意気が気に行った! それじゃ発表するよ)
(うん)
すると、また頭の中に文字が浮かんだ。
『使徒の力』
は……?
(使徒の力って……)
(エヴァンゲリオンの使徒の力)
(何故!?)
(TV版と新劇場版がありますよ)
(そんな配慮要らないわよ!)
意見や感想・質問やアドバイスお願いします。
閲覧誠にありがとうございました。