私の使徒の力はまだ実戦で使ってないものも多いんだよね~。と言う訳で今回の戦闘は、まだ使ってない力を優先して使う事にするよ。
そう思っていると、先程放った妖力弾が着弾し、激しい爆発と衝撃が起こる。
今ので五、六十人は死んだかな?
まず、相手へのけん制も兼ねて腕を生やす事にしようかな? 私の肩の部分が膨らむ。それを見た兵士達は驚いて動きが止まる。そりゃあ、急に相手の肩が膨らんだら驚くわ。
「何だあれは!」
「何が来るか分からない。気を付けろ!」
そうそう、どんどん警戒していってね! その間に、私はあなた達の状況を確認させてもらうからね。
数は数えきれないくらい居るなぁ。武器は多すぎるので数えない。それに最近になって、相手の武器を調べなくてもどうにかなる事が分かったからね。結局何も分かんないや。
私は肩から新しい腕を生やす。生やした時に服の肩の部分が破けちゃったよ…。次からは肩の部分は開ける事にしよう。
「腕だ! 肩から腕が生えたぞ!」
面白味のない感想だなぁ。まあ相手から感想を聞くのもおかしいけど…。
肩から生やした腕を合わせて四本の腕を伸ばす。一人ずつ手で顔を掴んで、伸ばした腕の部分でほかの兵士を締め上げる。この腕は伸ばせば柔軟性抜群なんだよ。
『ギャアアアアアアアッ!』
「近所迷惑はいけないってお母様が言ってたよ」
手で顔を握り潰し、締め上げている腕にさらに力を入れ、兵士の体を両断する。胸の辺りを両断したので即死しているかな?
「くっ、やれ!」
迫ってくる銃弾や弓をジャンプで避ける。因みにツェペリさんの真似は出来なかったよ…。そのまま翼から妖力を噴射して空中で浮遊する。
次は溶解液と質量爆弾かな。掌に目が、周りにテニスボール程の大きさの質量爆弾が現れる。
下に居る兵士達が弓や銃を放ってくるけど私には届かない。
「私からのプレゼントだよ」
掌の目から溶解液が噴射し、下の居る兵士達に降り注ぐ。因みに本編とは違って、私の溶解液は勢いよく噴射させる事ができるよ。イメージとしてはシャワーかな?
溶解液を浴びた兵士達は悲鳴を上げる間もなく溶かされていく。人間程度なら簡単に溶けるっぽいね。
次は質量爆弾を落とす。ただし家には落とさないよ。食糧があるから。
質量爆弾は兵士に向けて落ちていく。美鈴の時に言ったけれど、この質量爆弾はテニスボール程の大きさでも人を粉砕できる威力がある。つまり…。
「何だこの球hガフッ!」
「びぃやああああああああああ」
松本さん!? …気のせいかな。当たった兵士達はいとも簡単に肉片になっていく。
…これで全員かな? そう言いながら私は着地する。
「おや、まだ生きていたのかな」
「まあな」
どうやら兵士長さんは生きていたようです。ただし両手は無いようだけど。
「まあいいや、その状態じゃ何もできないでしょ?」
「…まあな」
右手で兵士長の顔を掴む。これで終わりかな?
「一ついいか?」
「何?」
「後ろががら空きだぞ」
その瞬間私の近くで爆発が起こる。
「なっ!」
私が振り向くと遠くに光が見えた。よく見ると。
光は呪術班の霊力弾らしい。そしていくつかの黒光りする塊が見える。……あれは。 !!
「大砲!?」
大砲がある。しかも一つや二つじゃなく、かなりの数だ。感動的だな。だが無意味だ。
「あれで私を殺そうって訳?」
「そうだが…お前の様子を見る限り無理そうだ」
怪光線のテストに丁度良いかな? 私の顔に仮面のような物が現れる。一応一番弱いイスラフェルの仮面。
大砲から砲弾が放たれ、呪術班が霊力弾を放つが、全部私の目の前にある透明な壁に着弾する。かなりの砲弾と妖力弾が当たるが割れる事は無かった
「何だその壁」
「あなたは知らなくていいんだよ」
勿論先程の壁はATフィールド。今のでもかなり弱いものだから、全力で出したらどの位の強度だろう。
大砲の発射の準備がされる。が、もう遅いんだよねぇ。仮面の三つの穴に光が灯る。発射の準備が完了した証だよ。
因みに、今回使った力はもっと速く出す事ができるよ。
それじゃあみなさん。また明日~。
「死ね!」
怪光線は大砲の近くに着弾し爆発、紅い十字の光の柱を放つ。
「最後はあなただね」
「…そうだな。一つ聞いていいか」
「何かな?」
「お前は俺の事どう思ってるんだ?」
戦闘前の私の質問の答えを聞きたいのだろう。ならば私ははっきりと答える。
「自分を善に、敵を悪としか見れない正義のヒーロー気取りは大っ嫌い!」
「あちゃあ、振られちゃったよ」
まさか恋愛の意味で聞いたのかな…。まあそんな事はどうでも良いけど。
「…死ね!」
顔を潰す。
「終わったのね」
「うん」
「それじゃあ帰ろっか」
「そうね、いつも通りあなた達は食糧を回収しなさい」
『承知致しました』
「あっ、美鈴は一緒に帰るんだよ」
美鈴は私達の直属だからね、いつも一緒にいてもらわないと。
「えっ!? そうなんですか」
「遭難です」
『………』
「なんかごめん」
結構渾身のギャグだったんだけどなぁ。妖怪と人間のギャグのセンスは同じ位です。
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