東方紅三女   作:パンプキン大佐

24 / 90
小悪魔回です。

次回からは吸血鬼異変編です。



第二十三話

パチュリーが此処に来て数十年が経ったかなぁ? 前にも考えたけれど、こう長く生きるとホントに時間にルーズになっちゃうんだよね~。私ってホント我が儘だなぁ。普通の人間は(勿論自分も)長寿とか、永遠の若さに憧れるのに。いざそれが叶うと、次はそれに対して不満を述べてるんだもん。

 

現在私は、自分の部屋もとい私達姉妹の部屋で、パチュリーから借りた小説を読んでる。これが意外と面白いんだよね~。小説ってのは大概のものがつまんないと思っていたからなぁ。転生前に読んでいたのは、ネットの二次創作小説や、アニメやゲームの小説版位かなぁ。

 

ドーーーーーン!

 

!? 突然の爆発音と振動、敵襲か何かかな? そう考えていると扉がノックされる。召使いかな。

 

「さっきの爆発音と振動は何?」

 

「申し上げます! 大図書館で爆発が起きましたぁ!」

 

「ダニィ!」

 

アンゴル、どうして此処が! まあ、それは良いか。取り敢えず大図書館に行こうかな。

 

というか何故、自分の家の中なのに『図書室』じゃなくて『図書館』なんだろう?

 

大図書館に到着、中に入る。

 

中にはお姉様達や美鈴、パチェが居た。

 

「何かあったの?」

 

「ええ、私が悪魔を呼び出したのよ」

 

というパチェ。何やってんすか…。

 

「で、肝心のその悪魔は?」

 

「アレよ」

 

パチェが指す方を見ると、そこには赤毛の悪魔っぽい女の人が居た。小悪魔かな?

 

取り敢えず近づく。

 

「危ないわよ」

 

レミリアお姉様がそう言うが。

 

「大丈夫だよ」

 

私はそう言ってさらに近づく。

 

「………」

 

「………」

 

しばしの沈黙。こういう空気は苦手だなぁ。何とかしなきゃ。

 

「おかし好きかい?」

 

「は、はい好きです」

 

「ハハハそうかね」

 

「……あの~」

 

「ん?」

 

「今の質問の意味は」

 

「うーん意味かぁ…。(小声)ごめんねー、特に意味は無いんDA」

 

「はあ」

 

うん、空気がだいぶゆるくなったね。…多分。

 

「まあ取り敢えず、君が此処に来た理由を教えてよ」

 

「勿論召喚されたからです」

 

「へえ、じゃあ召喚した人とも話さなきゃ」

 

「分かってるわよ」

 

隣に居るパチェ。ホ何時の間に。

 

「びっくりした~」

 

「結構前から隣に居たわよ」

 

「あ、そうなの」

 

気付かなかったよ。

 

「あの~」

 

「何かしら?」

 

「いや、何かしらって、呼び出したって事は、何か私に用があるって事ですよね?」

 

「ええ、あなたをしもべにするためにね」

 

「間違いだったって事は無いですよね?」

 

「ええ、あなたを呼んだのよ」

 

「………やった」

 

小声で喋りはじめる小悪魔。

 

「どうしたの?」

 

「やったあああああああああ!」

 

「うわっ!? ぐふっ!」

 

驚いて転んで床に頭ぶつけちゃった。痛い。

 

「エル! 大丈夫?」

 

「エルお嬢様!」

 

「だから危ないって言ったのに」

 

駆け寄って来る皆。というかレミリアお姉様、さっきのアレってこれの事だったのかぁ。

 

「やったって? 私があなたを呼んだ事に対して?」

 

「はい! 私みたいな弱小悪魔を呼んでくれる方なんて、普通いませんもの」

 

「そう、ところで私は魔法使いだから、いつ死ぬか分からないわよ?」

 

「そんな事どうでも良いですよ! 何なら一生あなたに付いて行きます!」

 

「そ、そう。これからよろしくね、パチュリー・ノーレッジよ」

 

「はい! 宜しくお願いします。パチュリー様」

 

「それと私の友人でこの館の当主の」

 

「レミリア・スカーレットよ」

 

「妹のフランドール・スカーレットだよ」

 

「その妹のエル・スカーレットです」

 

自己紹介はちゃんとしなきゃね。

 

「お嬢様達直属のメイドを務めている紅美鈴です」

 

「よろしくお願いします。私、小悪魔と申します」

 

「それって本名?」

 

「いえ、力の弱い悪魔なので」

 

「じゃあ、『こあ』ね」

 

「へっ!?」

 

「あなたの名前よ、、『コア』じゃなくて『こあ』ね」

 

「『こあ』ですか」

 

「そうね、あなたの名前は『こあ』で決定」

 

「はい! これからパチュリー様の補佐をさせていただく小悪魔のこあと申します。皆様よろしくお願いします!」

 

『こちらこそよろしく』




意見や感想・質問やアドバイスお願いします。
閲覧誠にありがとうございました。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。