レミリアお姉様が幻想郷に行くと言ってから二週間、あと半分を切ったのにまだ決まらない事が…。
それは私の武器。
「何にしようかな~」
現在私は北欧神話の本を読んで武器を選んでるんだけど、気に入った武器が多すぎて、どれにしようか迷っているところなんだよねえ。
えっ、何で北欧神話かって? そりゃあ、お姉様達の武器も北欧神話だから。
取り敢えず第一候補はミョルニル。理由はレイダーガンダムの鉄球と同じ名前だから。
いいよねぇレイダーガンダム。パイロットも含めて大好きだよ。というか常夏三馬鹿は機体、キャラともに大好きだよ。…おっといけない、話が脱線するところだったよ。というか脱線してたよ。
さて、どうしようかな~。
その時!
(何、気に入った武器が多すぎて決められない? 逆に考えるんだ、気に入った武器全部にしちゃえばいいさと)
!? 何今の…。だけど気に入った武器全部かぁ。中々良い案じゃない! キライじゃないわー!
私の武器は気に入った奴全部に決定ー! でも私って、買い物で気に入った物全部買っちゃう性格って事だよね、これ。…はあ。
取り敢えず本全部返してこよう。
ところ変わって大図書館。パチェが魔法陣の上でなんかやってる。こあはその横でなんかやってる。
「パチェ~、本返しに来たよ~」
「あ、エルお嬢様。本は私が預かります」
「ありがと」
「あら、意外と早かったのね」
「どれくらい時間が掛かると思ってたの?」
「幻想郷に行く直前まで掛かると思ったわ」
「それは流石に言い過ぎですよ、パチュリー様」
「………」
「冗談よ」
割と当たってるような…。あの声が聞こえて良かった~。
「ところでパチェとこあは何やってんの?」
「幻想郷に行く準備よぉ」
「一人用の魔法陣でかぁ」
「一人用の魔法陣って何ですか?」
またやっちゃたよ。
「いや、何でもないよ。でももう準備してるの? まだ二週間あるよ」
「別の仕事もあるから、今の内に準備しとくのよ」
「別の仕事?」
「幻想郷に攻め込む時の味方の確保ですよ」
「悪魔とか呼ぶの?」
「ええ」
「ふーん、じゃあ頑張ってね」
「頑張るわ」
「はい、頑張ります!」
部屋でもう一眠りしようかな。この二週間は食っては寝ての生活だなぁ。
三人称side
それからもエルは基本食っては寝ての生活をしていた。そして二週間後。
エルside
現在私達は家の屋根の上にいるよ。理由は簡単、ついに幻想郷に行くから。…理由になってないや。
「さて、幻想郷に行くわよ。皆準備は良い?」
『勿論(です)(よ)!』
「それじゃあパチェ、始めて」
「ええ、――――――――――――」
パチェがよく分からない呪文を唱え始める。すると、紅魔館の下の巨大な魔法陣が現れ、光を発する。おお、それっぽい。
「――――――――――――!」
パチェが呪文を唱え終える。すると、紅魔館が光に包まれる。まぶしっ!
此処は何処? 幻想郷ですね、はい。どうやら無事に着いたようだね。
「パチェ、召喚した悪魔達を」
「分かってるわ」
パチェが腕を前にかざすと、巨大な門が出現、その中から悪魔達が現れ各地に飛んでいく。
「さて、幻想郷の奴らがどこまで強いのか、楽しみね!」
「何が来ようと、私が全部壊しちゃうよ!」
「この紅魔館には指一本触れさせません!」
「最近は調子が良いわ。存分に魔法を唱えられる!」
「弱いけれど、私も頑張りますよ!」
皆気合入ってるねぇ、それじゃあ私も。
「来る奴は全員、私の食事にしてあげる!」
吸血鬼異変の始まりである。
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