東方紅三女   作:パンプキン大佐

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グダグダ回です。

霊奈の能力は後で説明されます。


第三十話

霊奈side

 

ふう、やっと終わった。私は寝っ転がりながらそう思う。

 

既に無くなった両手は霊力の義手にして、傷も霊力で塞いでいるわ。でも、この傷じゃもう博麗の巫女としてやっていくのは無理そうかな。引退したら何をやろうかしら?

 

チュドーンッ!

 

爆発が起こる。

 

そういえばまだこの異変は解決してなかったわね。そんじゃ、解決しに行きますか。私は気絶しているエルを背負って、一際妖力が集まっている場所に向かう。エルを見ると、すっかり傷が無くなっている。あそこまで激しい戦いだったのに、もう再生してるのね。吸血鬼の再生力、私も欲しいわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ところ変わって恐らく吸血鬼達の本拠地だと思う館の前に来てるわ。門の前で吸血鬼達と幻想郷の妖怪が戦ってるわ。紫や藍、幽香なんかもいるわね。これ以上犠牲者を出さない為にもさっさと終わらせますか。

 

「ハーイ、そこの皆さん、戦いは止めましょう」

 

全員が一斉にこちらを見て来る。どんな感じで見て来るかといったら、『何言ってんだコイツ』みたいな感じね。

 

「霊奈、何故あなたが此処にいるのかしら?」

 

「いやー、さっさと異変解決したいからよ。それにこの子を送り届けないといけないし。」

 

そう言って背負っているエルを皆に見せる。

 

『エル(お嬢様)!?』

 

数人に囲まれる。うわっ、びっくりした。

 

「エル! 大丈夫?」

 

「死んでないよね?」

 

「レミィ、フラン大丈夫よ、エルはちゃんと生きてるわ」

 

「美鈴、エルを寝室まで運んで」

 

「分かりました!」

 

背の高い赤毛の女の人が、エルを抱きかかえて館に入って行く。

 

「というか霊奈、あなた腕が」

 

「ん、まあね」

 

 

 

 

 

 

 

フランドールside

 

先程現れた人間が、エルを背負ってる時はビックリした。

 

見たところ怪我は無いようだけど、それは吸血鬼の再生力で傷が治っただけで、戦闘中は相当怪我をしていると思う。

 

私はあの時エルを守ると誓ったのに…。こんな事じゃ姉として失格だよ。

 

「フラン!」

 

「!? 何?」

 

「どうしたのよボーっとして、そんな事よりエルの事を見ててあげて。私はあいつらに話があるから」

 

「う、うん、分かった!」

 

エルごめんね。…私にもしチャンスがあるのなら、次こそは守ってみせるよ。

 

 

 

 

 

 

 

エルside

 

私は今真っ白な空間にいる。此処は何処かな? 確か霊奈の左腕の爆発に巻き込まれて、それから…。

 

「エル・スカーレット!」

 

「誰、ってえっ!?」

 

私が振り向くと、そこには黒いボディと真っ赤なアイをした某チートライダーがいた。というか何故!?

 

「人間を躊躇なく殺すその行為、ゆるさん!」

 

「え、あ、ちょ!」

 

ヤバい、これはヤバいよ! 流石の私もこの人には敵わないよ。

 

「リボルケイン!」

 

そのまま突っ込んでくる某チートライダー。ちょ、ちょっと待って! ご勘弁をーーーーー!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うわあ!」

 

何だ、夢か。

 

「エル!」

 

横を見るとフランお姉様が。

 

「大丈夫? 痛いところは無い?」

 

物凄い形相で質問するフランお姉様。ちょっと怖いって。

 

「だ、大丈夫だよ」

 

「そう、良かった~」

 

それにしてもあの夢は一体…。




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