何言ってんだ自分…。
第三十一話
レミリアside
私が停戦を申し込んでから一週間後、現在私とパチェは、契約をするために博麗神社に向っている。悪魔の契約を破る事は出来ないからだ。
幻想郷進攻は実質私達の負けだ。私が停戦を申し出たのはエルの為だけど、正直それが無くても、私達は負けたと思うわ。それ程幻想郷の妖怪は強かったわ。
ただし、負けたままなのは癪だから、ちょっと仕返しをしたいと思う。この一週間は、そのためにパチェと話し合っていたわ。
博麗神社に到着した私達は中に入る。そこには八雲紫とその式の九尾、八雲藍、そしてエルを倒した人間、博麗霊奈がいた。
「待たせたかしら?」
「そんな事無いわよ」
「私は此処に住んでるから、結構待ったわよ」
『………』
「え、私変な事言ったの?」
「本題に移りましょうか」
「無視ですか、そうですか」
エルと似てるような気がするわ。
「ええ、あなた達はどんな条件を出すのかしら?」
「そこまでひどい条件は出さないわ。幻想郷の人間を襲わないっていう条件よ。その代り食糧は私が持ってくるわ」
これは驚いた。まさかあっちからそう言ってくれるとはね。だけど、まだ笑わないわ。(月風)
「丁度良かったわ」
「私達はそれで良いわよ」
霊奈以外が驚いている。この条件は認めないと思ったんでしょうね。というか霊奈は寝てるんだけど。さっきまで起きてたわよね?
「それじゃあこれを見といてね」
パチェが紅魔館で書いてきた紙を藍に渡す。
「それじゃあ私達はこれで」
「もっとゆっくりしていっても良いのよ?」
「ちょっと用事があるのよ」
「そう、それじゃあ」
「ええ、それじゃあ」
外に出た私達は笑みを浮かべる。
「やったわねレミィ」
「ええ、パチェ」
戦いには負けたけど、この場では私達の勝ちだわ。
紫side
あの吸血鬼達、やけに素直だったけど一体? さっきから藍が黙ったままね。
「藍、一体どうしたの?」
「! あ、紫様、これを!」
そう言って魔法使いから渡された紙を差し出す藍。私はそれを受け取る。そこに書いてあったのは必要な食糧の量だった。
「………」
「ゆ、紫様?」
「うーん、…紫、終わったの?」
……あの吸血鬼達がそのまま引き下がるわけなかったわ。…戦いには勝ったけどこの場では負けたわ。
エルside
お腹が減ったなぁ。時計を見ると午前零時、お昼ごはんの時間だ。
「ごはんが出来ましたよ」
「美鈴、いつの間に読心術を会得したの?」
「え、読心術ですか?」
「そう、私も今、お腹が減ったなぁって思ったんだよ」
「今お昼ごはんの時間ですし…」
「あ、そうか!」
すっごい恥ずかしい。
「今向かうよ」
そう言いながら部屋を出て食堂に向かう。食堂にはたくさんの料理が。
「おお、美味しそうだね! いただきます!」
肉料理を食べる。む…これは!
「人間の肉じゃないね」
「そうなんですか?」
「そうなんですか? じゃなくて、何の肉か分かんないの?」
「はい、進攻が終わった後、料理を作ろうと思って貯蔵庫に入ったら、いつの間にかあったんですよ」
「おい! 何の肉か分かんないのに出すなよ! 美味しいから許すけど!」
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