この団子美味しいねぇ。私の勘に間違いは無かった! …本当は適当に店に入っただけなんだけどね。いや、運が良いって事だね! …ほかの店も美味しかったら関係無いじゃん。というかまだ一件目で何言ってんだ私。…やめよう、これ以上自分自身にツッコんでたらきりがないし悲しくなるよ。
団子に手を伸ばす。あれ、慧音の手が止まってる。
「どうしたの? もっと食べていいよ」
「い、いや、もうお腹いっぱいだ」
「あっそう、遠慮しなくてもいいのに」
ちまちま食べてるのも時間掛かるからさっさと食べちゃおう。お皿を持って口の前で傾ける。
「別に遠慮という訳ではないんだgえっ!?」
団子が私の口の中に入ってくる。イメージとしては、ごみ収集車から焼却場に落とされるごみかな。…どんなイメージにしてんだ私。
咲夜を再び背負って、おんぶ紐で固定する。
「おばちゃんここにお金置いてくよ。それじゃあ私は他の店にも行くから。じゃあね、慧音」
「あ、ああ、それじゃあ。人里の皆には、エルに危険は無いと言っておくからな」
「ありがとう慧音」
さて、次は何を食べようかな~? 私は再び人里を歩き回る。お、せんべいかぁ。
そういえばせんべい専門の店ってなんて呼べばいいんだろう? やっぱりせんべい屋かなぁ。せんべい屋じゃ語呂が悪いと思う。でも名前の語呂は必ず良いなんて事も無いしなぁ。まあ変な名前付けるよりはマシかなぁ。…やっぱりせんべい屋でいいかなぁ?
「咲夜はせんべい屋でも良いと思う?」
「あう、うああう」
「おお! やっぱりそう思うか。よし、じゃあせんべい屋にレッツゴー!!」
「ああうあー!!」
せんべい屋に向かう。
「おじさん、この店のせんべい半分頂戴!」
「へ、半分!?」
「そう、半分。お金はちゃんとあるよ」ドヤァ
財布を見せる。この時ドヤ顔するのを忘れてはいけない。私との約束だぞ! あ、因みに破ったらもれなく私の胃の中に旅行に行けるよ。一生帰れないけど。…というか私は何を言ってんだろう? 自分で言ってる事に疑問を抱いてるって…、もう『こんなところ』に行った方がいいのかなぁ。あ、でも年齢の記入とかどうしよう? …ヤバい、ホントに行った方がいいかも。
「おーい、お嬢ちゃーん」
買った物一覧
団子六十個
煎餅五十個
うどん三十杯
蕎麦三十杯
いろんな定食十二種類
干し芋四十個
おにぎり五十個
餅三十個
焼き魚十尾
なお、全部その場で食べた模様。
いやー食べた食べた。後は香霖堂によって虫かごと虫網買ってムカデのエサを取るだけだよ。ムカデの名前はどうしようかな~。まあ後で決めればいいかな。
私は香霖堂の中に入る。
「霖之助~、虫かごと虫網頂戴」
「いきなりだね。どの位の大きさが良い?」
「虫かごはむちゃくちゃ大きいの、虫網は普通ので」
「これで良いかい?」
おお、私の想像通りのサイズ。
「うん、ありがとう」
「ところでその赤ちゃんは?」
「十六夜咲夜って言うんだ。私の新しい家族」
「へえ、人間を家族にするとはね」
「まあね、じゃあね」
「ああ、また来てくれ」
「わかったよ」
香霖堂を出る。この辺りで取れるかな? エサ。
数十分後
いやー大量大量! 軽く百匹は取れたんじゃないかな? このムカデ妖怪化させたいけどどうすれば良いのかな? まあエサに私の妖力入れときゃいいかな。紅魔館が見えて来た。
紅魔館に入る。
「ただいまー!」
『お帰りなさいませ』
「咲夜を頼むよ美鈴」
「任せてください!」
咲夜を美鈴に任せて、私は部屋に入る。虫かごの中はエサでいっぱいだ。妖力をエサに入れ、ムカデを虫かごに入れる。
「いっぱい食べてね。…ん?」
…今一瞬ムカデの声が聞こえたような気がする。「誰もがお前と同じくらい食えると思うな!」って言ってたような気がする。…気のせいだよね? いや、気のせいと言ってくれ、お願い!
(おかえり~)
(…ただいま)
(? どうしたの?)
(いや、何でもないよ)
ムカデに正論を言われた気がするとは言えない。
(まあ何でもいいけど。鈴奈庵返して)
(え~、やだ~)
(…あ゛?)
(だって良い物を手放すのは嫌じゃん)
何度も見たいし。
(…吸血鬼になって調子に乗り始めたかな)
(そうかもね~)
(ちょっとお仕置きが必要かな)
(え~、あんたにできるの?)
(蝙蝠を叩きのめすくらい誰でも出来るだろう?)
(んじゃあ試してみようか)
周りが白い空間に変わり、目の前にローブを着た奴が立っている。フードで顔は分からない。
(いいよ、…終わった後にお前がここにいるかは保証しないけどな)
(それはこちらのセリフだよ)
謎の人物と鈴奈庵を賭けて勝負をする事になったエル。ぶっちゃけ迂回ルートだ。見なくても全然問題無い。因みにどんな勝負をするのかは決めてない。
次回「謎の人物との対決」
次回もサービスサービスゥ!
エル「どうしてこうなった…」
「どんな勝負にしよう」