東方紅三女   作:パンプキン大佐

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もうすぐ紅霧異変編に入ります。


プロジェクトSHO2

現在私は咲夜を後ろから尾行中である。勿論バレないように隠れながら。私の脳内では某おつかい番組の歌が流れっぱなしだよ。

 

「こちらエル、周りの様子はどう? どうぞ」

 

ムカデの分身を近づけて喋る。この声は紅魔館にいる分身からお姉様達に伝わる。

 

『こちらレミリア、周りにはこれといった変化はないわ、どうぞ』

 

「了解、作戦を続行します」

 

『了解』

 

分身をポケットにしまう。レミリアお姉様が周りの様子を分かったのは、この道に配置してあるムカデの分身のおかげだ。簡単に言えば、この道に配置してある分身が見た映像が紅魔館の分身に映し出される。妖怪が咲夜に近づいて来たらレミリアお姉様達が私に連絡、私はすぐさま妖怪を追い返す。という事だ。勿論咲夜は札で守られているけど、怖い思いをさせるわけにはいかないよね。

 

数分後

 

『こちらレミリア』

 

分身を近づける。

 

「どうしたの?」

 

『そこから右に約三十メートルに咲夜を狙う妖怪がいるわ』

 

どうやら来たらしいね、まあ咲夜は美味しそうだから仕方ない。…いや、私はそんな事思ってないからね? 客観的に見た結果だからね?

 

「了解、すぐに向かうよ」

 

『了解』

 

咲夜にばれないように静かに妖怪の方に向かう。おー,いたいた。妖怪の目の前に飛び出す。

 

「悪いけど今ロケの最中だから、じゃましないで、OK?」

 

勿論ロケじゃないけど、なんかノリで。

 

「あ、そうですか、すいません」

 

「いやいや、分かってくれたらそれでいいんだよ」

 

「それじゃあ失礼します」

 

妖怪が立ち去っていく。

 

「フー、終わった終わった」

 

…!?!? さ、さっきの妖怪は一体?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人里に着いたね、ここから私も変装して行くよ。いや~、いつも大量に買っていくからちょっと有名になっちゃって、もし名前でも言われたら困るからね。

 

鞄から変装用の道具を出す。まず羽を消し、男物の服に着替える。次に波平さんヘアーになれるかつらをかぶり、よくネタで使うような鼻と髭が付いている眼鏡をかける。どこからどう見ても小さいおっさんだ。

 

店の影に隠れながら咲夜を追いかける。咲夜も特に道を間違える事も無く目的の場所に向かっている。そして目的の店に着く。因みに団子屋。後は目的の物を買うだけね。店員のおばちゃんにメモを見ながら買う物を注文している咲夜。これで作戦も終わりかな?

 

「あれ、これは何本買うんだっけ」

 

な、何ぃ!? 馬鹿な、メモにはちゃんと本数を書いたはず…。急いでお姉様達に連絡をとる。

 

「ねえレミリアお姉様」

 

『どうしたの?』

 

「本数ってちゃんと書いたよね?」

 

『ええ、書いたわ』

 

「どうやら一部本数が分からないらしいんだよ」

 

『えっ!? ………もしかしたら』

 

どうやら心当たりがあるらしい。

 

「何?」

 

『二つ同じ本数の物があって、まとめるためにその二つの下に本数を書いたのよ。もしかしたらそれを下の方だけと勘違いしたのかも』

 

マジですか。

 

『一応買う物と本数を言っておいたわよ』

 

「紙に書いてるなら覚えてるわけないよ。因みに本数は?」

 

因みに私の経験だよ。紙に書いてるなら覚えてるわけないってのは。

 

『五本よ』

 

五本…ベタだけど丁度いいのがあるね。

 

「分かったよ、こっちで何とかするね」

 

『ええ、よろしく』

 

分身をポケットに入れて、咲夜に近づく。そして。

 

「ゴ、ゴホン! ゴホン! ゴホン! ゴホン! 五本!」

 

咳をする。咲夜に本数を思い出してもらうしかないからね。

 

「…あ、思い出した! 五本ください」

 

良し! 思い出したみたいだね。流石咲夜だねぇ。私なら絶対思い出せないよ。

 

「はいよ」

 

「ありがとう!」

 

おばちゃんが団子の入った買い物かごを咲夜に渡し、咲夜がお金を払う。これで作戦ももうすぐ終了だね。

 

咲夜が家に帰る。私も隠れながら着いて行こうっと。

 

「何やってんのエル?」

 

「!?」

 

後ろから話しかけられる。馬鹿なっ!? この変装がバレるはずが! 後ろを向くとそこには霊奈が。

 

「エr」

 

「シイイイイイッ!」

 

「…分かったわよ、で、何やってんの?」

 

今度は小声で話してきた。それなら良し!

 

「実は今、咲夜の初めてのおつかいなのよ。だからバレないように変装してるの」

 

「へえー、今から帰り?」

 

「うん、咲夜を怖がらせないために妖怪を追い払いながらね」

 

「成程、私が作った札は妖怪から守るために」

 

「そう」

 

すると霊奈は私の後ろをチラリと見る。どうしたのかな?

 

「ねえ、その役目私が引き受けるわ」

 

「へ?」

 

霊奈は私のポケットから分身を取り出し、自分のポケットに入れ、咲夜の後を追う。ちょっ!?

 

「どういう事!?」

 

「後ろ後ろ」

 

私は後ろを向く。そこには。

 

「慧音さんこいつです! さっきからあの女の子を追い掛けていたのは!」

 

「ほう、お前か」

 

ゑ?

 

「あ、あの~」

 

「問答無用」

 

私の両肩が掴まれる。えっ、ちょっ!? まさか!?

 

「もしかして頭突きですかーッ!?」

 

私の脳内に浮かび上がった文字、それは…。

 

YES!YES!YES!"OH MYGOD"

 

ガツンッ!!!




さらに数年後、メイドになる咲夜。しかしエルとムカデは変な事ばかり教える。

次回「咲夜のメイド生活」

次回も、サービスサービスゥ!

エル「また私がオチですか」

「もう定番だからね」
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