霊奈とその娘、霊夢とだったりあった私達。買い物かごを見る限り、どうやら帰りらしいね。こんな時にするべき事はただ一つ!
『こんにちは』
頭を軽く下げながら通り過ぎる。そう、挨拶である。
見たところ霊奈達はもう帰るところ。長話に付き合わせるわけにはいかないよね。そういう配慮も必要だと思う。たとえ妖怪でも。
「それで、私達は何を買うんだっけ?」
「一週間分の食料ですね」
「結構あるね」
因みに、紫が契約で持ってきてるのは大体人肉だよ。そのほかは自分達で買っているんだ。それにしても一週間分の食料…。一体どこに置くんだ…。そしてそれを買うお金は何処にあるんだろう…。そして今から買う物の約七割は私が食べる事になるんだろうね…。
「まずは何を買うの?」
「お店の位置から考えて、まずは野菜ですね」
「えー、一番いらない物じゃん」
野菜は殆ど無理。食べられるのはお芋とブロッコリー。…これはひどい。
「そんな事言うなら食べてください!」
「うぐ!」
ヤバい、また心に何かが刺さってきた。
「食べもしないのにそんな事言うのは止めてください!」
く!? 今度は明確に私の心に刺さったなんかを押し込んできている!
「大体、野菜も食べないと体に悪いですよ」
「い、いや、妖怪に栄養バランスとか関係ないし…」
「あ、確かに」
ギ、ギリギリセーフ…かな?
「でも、野菜もちゃんと食べてくださいよ。皆でちゃんと美味しくなるように作ってるんですから」
「はい、分かりました」
これは従うしかない。今日の夕ご飯で食べてみようかな。
あ、言い忘れてたけれど、咲夜が家に来てから、皆昼に生活するようになったよ。理由は勿論、咲夜に合わせるためだよ。
「んじゃあ色々買いに行こうか」
「はい」
少女買い物中
「いやー買った買った!」
どのくらい買ったかって言うと、言葉にできないくらい買ったと思う。
そして買っているときに、銃剣持ってそうな神父っぽい人がいたような気がする。
「しかし、どうやって運んでいきましょう?」
「え、何? 買い物の時毎回この量じゃなかったの?」
「はい、もっと少なかったです」
えー、何で私の時だけ…。一応持ち上げていけそうだけど、バランス崩したら大変な事に…。何か良い手は無いかなぁ。………!
「これでいけるかな?」
「どうするんですか?」
「まあ見てなって」
私の影が広がっていく。ディラックの海の形成だ。そして影が野菜の下まで広がり、野菜を飲み込んでいく。そういえば最近、使徒の力使ってなかったなぁ。弾幕ごっこが始まれば、また使うようになるけど。
「え!? エルお嬢様の影ってどうなってるんですか?」
何て言えばいいんだろ…。頭では分かっているけど、説明が難しい事ってよくあるよね。まあ適当に…。
「四次元ポケット?」
あ、この説明は…。
「よ、四次元ポケット…?」
駄目だったかぁ。
「まあ、いくらでも物が入っちゃう素敵な空間かな?」
実際そんな感じだと思う。というかそうとしか思えない。
「凄いですね、何でも入っちゃうんですか!」
「フッフッフ」ドヤァ
ドヤ顔を決める私。こんな時くらいなら良いよね?
「そろそろ帰ろうか」
「そうですね」
私達は紅魔館に帰る。
能力が判明した咲夜。そこに、エルとムカデの魔の手(知識)が迫る。
次回「逃げろ咲夜!」
次回も、サービスサービスゥ!