ようやく異変
あれからまた数年。咲夜もすっかり原作通りの姿になったよ。皆に怒られてからも咲夜にDIO様の真似を教えようとしたんだよ。ある時は咲夜が料理を作っているときに、ある時は咲夜が風呂に入っているときに、ある時は咲夜が寝ているときに、だけど全部失敗だったよ。いつもレミリアお姉様の能力で予知されて、行った直後に怒られたよ。…まだ諦めてないけどね。
また、ムカデのムカデ形態がさらに巨大化。身長千メートル、幅十メートルになってたよ。だけど、これ以上大きくはならないらしい。本人が言ってた。何で分かるんだろう?
後、二年くらい前に博麗の巫女が霊夢に変わったよ。引退した霊奈は人里で饅頭屋「ゆっくりしていってね」を開いた。私もちょくちょく行っているよ。
そして私は今、椅子に座って紫の話を聞いている。紫が来たのはさっき、頼み事があるらしい。
「それで、頼み事ってのは何かしら?」
「ええ、異変を起こしてほしいのよ」
紅霧異変がついに来た。
「何故かしら?」
「一つは霊夢の成長の為よ」
「霊夢? あの子の為ねぇ。で、もう一つは?」
因みに紅魔館の全員は霊夢を知っているよ。霊奈が時々連れて遊びに来てたからね。
「もう一つはスペルカードルールを広める為よ」
『スペルカードルール?』
私以外の皆が言う。
「ええ、簡単に言えばこの幻想郷の新しい決闘法よ」
「へえ、中々面白そうね。…良いわ、異変を起こしてあげる」
「ありがとう。それじゃあこれを」
そう言ってスキマから紙を取り出す紫。やっぱりスキマって便利だな~。
「その紙は何かしら?」
「スペルカードルールの説明よ」
咲夜が紙を受け取る。
「それじゃあ私はこれで」
紫がスキマの中に消える。やっぱいいな~、スキマ。あの目がたくさんあるデザインは結構好きだよ。
「咲夜、それ見せて」
「どうぞ」
レミリアお姉様が紙を受け取り、内容に目を通す。
「あなた達も見ておきなさい」
咲夜に紙を渡す。皆咲夜に近づいて手に持っている紙を見ている。あ、珍しくムカデも興味を持って見てる。取り敢えず私もルールの確認の為に近づいて紙を見る。
「ところで異変って何をするの? まだ考えてないなら、私は赤い霧を発生させる異変をしたいなぁ」
皆の注目が紙からこっちに集まる。
「赤い霧?」
「そう、私とレミリアお姉様とフランお姉様の三人の妖力を使って、赤い霧を発生させるの。空が覆われて日光が届かなくなるから、異変を起こした理由にもなるしね。何だか急に思いついたんだ」
勿論原作の知識からだけど。
「いいわね、それにしましょう」
「私もそれでいいよ」
やったね! まあ、私が言わなくてもこの異変になったと思うけどね。
「それじゃあ、異変を起こすのは何時?」
「そうね、今日の夜にしましょう。皆もそれでいいかしら?」
『うん(はい)(ええ)』
異変の開始は夜に決定!
どーも、夜になりました。現在私達は屋根の上にいます。理由は特に無いよ。
「それじゃあ始めましょう」
私達三人の妖気が空に向かって行く。因みに原作と違って霧の発生源は三人いるから、私達三人を倒さないとこの異変は解決しないよ。ゲームとかでよくあるよね。敵の兵器とかを止めるときに、電源とか発射装置とかがいくつかあって、それぞれ幹部とかが守ってるの。
「これで異変の開始だね」
「ええ、博麗の巫女が来るのが楽しみだわ」
「いやー、スペルカードルール、早くやりたいなぁ」
あ、そういえばスペルカードの名前、まだ決めてないや…。
ついに始まった異変、霊夢と魔理沙が解決に向かう。
次回「紅霧異変開始」
次回も、サービスサービスゥ!