霊夢side
いつ見ても目に悪いわね、紅魔館は。もうちょっと何とかできなかったのかしら? 一応吸血鬼以外もいるし…。
「行こうぜ霊夢」
「ええ」
紅魔館の門に向けて飛んでいく。近くに行けば行くほど直視したくなくなるわ。
「門の前に誰かいるぜ」
「門番じゃないかしら」
門の前にいるし、というかいつもいるし。私達は地面に降り門に向かう。
「おや? 霊夢だけだと思いましたが」
前にいる門番、紅美鈴が言う。確かに異変の解決は博麗の巫女の仕事。他にも解決に来るとは思わないでしょうね。
「異変を解決するのは巫女だけじゃないって事だ」
「そうみたいですね。しかし、何人来ようと私がやる事は変わりません」
美鈴が構える。
「ちょっと待ってて」
「へっ!?」
「どうしたんだ霊夢?」
「どっちが美鈴と戦うの?」
「そこはじゃんけんで決めるか」
「いいわよ」
『最初はグー、じゃんけんポン!』
グーとチョキで私の勝ちね。
「というわけで私が戦うわ」
「おう、じゃあ私は中で待ってるぜ」
館の中に入って行く魔理沙。
「ちょっと待ちなさい! ……はあ、私は門番なんだけど…」
「まあ良いじゃない」
「そういうわけにはいかないんですがね」
美鈴が構える。私も構える。
「私が勝ったら入れてもらうわよ」
「勝ったらですけどね!」
美鈴が弾幕を放ってくる。流石にさっきの妖怪と違って数も多く、避けにくい。負けずにこちらも弾幕を放つ。
私は主に飛んで避けるが、美鈴は地上で避ける。どうやら飛ぶのはあまり得意じゃないらしい。
「中々やりますね」
「あんたもね」
「ならば、華符『芳華絢爛』!」
規則正しい形の弾幕が放たれる。回避しながら弾幕を放つが、美鈴も避ける。
やがて弾幕が消える。
「時間切れね」
「やはりあなたに弾幕で勝つのは難しいですね。なら!」
美鈴が弾幕を撃つのをやめ、こちらに接近してくる。私も弾幕を撃ちながら接近戦に備え、右手のお祓い棒を構える。
「はあっ!」
美鈴が蹴りを放ってくる。私はそれをしゃがんで回避し、お祓い棒を振るうが後ろに避けられる。美鈴の殴りをお祓い棒で受ける。
「くっ!」
蹴りを放ってくるが、当たる前にそのまま足払いを掛け美鈴の体勢を崩す。
「しまっ!?」
急いで体勢を立て直してくるが。
「宝具『陰陽鬼神玉』!」
私は左手で陰陽玉を投げつける。
「なっ!? かはっ!」
顔面に直撃する。………ちょっとこれはやり過ぎたかしら。
そのまま地面に倒れる美鈴。
「さっさと魔理沙の後を追わないと」
紅魔館の中に入り、進んでいく。目の前に見えてきたのは。
「あ、分かれ道」
魔理沙にどっちに行けばいいのか伝えるの忘れてたわ…。
魔理沙はパチュリーと、霊夢は咲夜と対決する。
次回「紅魔館内部」
次回も、サービスサービスゥ!