どこまで行っても魔理沙が見つからないわ。やっぱりもう一つの道に行っちゃったのね。今から戻るのも時間掛かるし、…仕方ない、このまま行くしかないわね。
「悪いけど、ここから先には行かせないわよ」
目の前に咲夜が現れる。まあ予想はしてたけど。
「私はその奥に行きたいんだけど」
「だから行かせないわよ!」
咲夜がナイフを投げてくる。咲夜との距離が十分に開いているため、余裕で避けられる。後ろのナイフの位置を見ようと振り返るが、もうそこにナイフは無い。咲夜とは何度も話した事があるし、遊んだ事もあるけど、能力は全然わからないのよね。
「昔から気になってたんだけど、あんたの能力って何なの?」
「それを教えるわけにはいきませんわ」
咲夜がナイフを構える。何だか妙な構え方するわね…。エプロンのゴムにナイフを挟んで。両腕でナイフを持つ。
「…その構え方、誰に教わったの?」
「エルお嬢様よ」
やっぱり。
魔理沙side
ここは何処だ? 何だか下の方に進んでる気がするが…。もしかしてさっきの分かれ道、逆だったのか? い、いや、でもまだ焦る事は無いぜ、この先に何があるか見に行ってからでも引き返すのは遅くはないぜ。もしかしたらこっちに首謀者がいるかもしれないし。
目の前に大きな扉が見えてくる。おお、いかにも偉い奴がいそうだな。いざ、突撃!
「やい、お前! ………え?」
目の前には巨大な本棚が沢山あった。物凄い量だ。
「何だここは? 図書館か?」
前に進みながら本棚の中の本を見る。
「ええ、そうよ」
「!?」
紫色の服を着たのと羽が生えたのがいた。というか何時の間に。
「誰だお前ら?」
「パチュリー・ノーレッジ、この大図書館の主よ」
「部下のこあです」
「大図書館の? という事は紅魔館の主じゃないのか?」
「ええ、違うわ」
何だ、違うのか。じゃああっちに行くか。…その前に。
「ちょっと本を借りてくぜ」
本を見ているときに見つけた面白そうな本を取りに行こうとする。
「させないわよ」
パチュリーの指先から炎が発射され、私の前に着弾する。
「何だ、お前も魔法使いだったのか」
「へえ、その口ぶりからすると、あなたもそうなのね」
「まあな」
箒にまたがり、宙に浮く。
「こあ、あなたは下がってなさい」
「はい、頑張ってください、パチュリー様」
こあが私達から離れる。
「それじゃあやるか!」
「ええ、そうね」
エルside
「おー、皆頑張ってるねぇ」
分身からの映像を見ながら言う。
「私達も頑張らなきゃね」
「ええ、そうね」
「ところでどっちに行くの?」
「私は霊夢の方に行くわ」
「それじゃあ私は、もう一人の魔理沙って子の方に行くね」
二人が扉の方に行く。
「行ってらっしゃーい」
「行って…らっしゃーい」
二人が扉を出る。
「よし、台所でお菓子取ってこよう」
「…うん」
咲夜と戦う霊夢。パチュリーと戦う魔理沙。
次回「VS咲夜&パチュリー」
次回も、サービスサービスゥ!