レミリアお姉様との一日
目が覚める。…昨日の記憶は何となく覚えてるよ。陰陽玉蹴っ飛ばしたり、お祓い棒で皿回ししたり、大統領の真似したり…あ、普通に全部覚えてる。いやー霊夢にひどい事しちゃったなぁ。後で謝りに行っとこう。
ベットから出て着替え、廊下に出る。バルコニーに行くとレミリアお姉様と咲夜がいた。紅茶飲んでるのかな?
「おはようエル」
「おはようございます、エルお嬢様」
「おはようレミリアお姉様、咲夜」
もう一つの椅子に座る。いつの間にか紅茶が置いてある。仕事が速いねぇ。そう言えばフランお姉様がいないな。
「ねえ、フランお姉様は?」
「美鈴と一緒に魔理沙の家に行っているわ。昨日の宴会で約束したらしいの」
へー私も遊びに行こうかな。ん、待てよ…。
「じゃあ今誰が門番をやってるの?」
「ムカデよ、自主的にやっているわ」
あいつ…私に話もしないで。
「エルお嬢様、ムカデからの伝言です」
咲夜が紙を渡してくる。私はそれを受け取り開く。
「何々~」
『馬鹿な蝙蝠の世話と仕事がほとんどない門番、どっちが楽か分かる?』
「なっ!?」
「どうしたの?」
「…何でもないよ」
あいつ~、こんなこと書きやがって~。あいつは本気で私の事を馬鹿な蝙蝠だと思ってるんじゃないかな? これは後でお仕置きしなきゃね。輪切りにしてホルマリン漬けにして額縁に収めてやろうか。いや、流石にそれはやり過ぎだよね。…まあ今は紅茶飲みながらレミリアお姉様との会話を楽しもう。
「ねえレミリアお姉様、昨日の宴会では何をしてたの?」
「別に普通よ。料理を食べたり、お酒を飲んだり、誰かと話したりね」
まあそれ以外にないか。
「そうそう、宴会の手伝いをしてたのよね。昨日は言ってなかったけど、私とても幸せだわ。こんなにいい子が私の妹なんだから」
褒められた!
「えへへへへ~、ありがとう~。私もレミリアお姉様がいてくれて幸せだよ~。ずっと皆で一緒に暮らそうね~」
レミリアお姉様に抱き付く。
「ふふ、ありがとう。そうねずっと一緒に暮らしましょうか」
「うん!」
「でも今はそろそろ離れてほしいわ」
レミリアお姉様の顔に私の体が乗っかっているのに気付いた。あわわわわ、これじゃ息苦しいよ!! 慌てて離れる。
「ごめんね、レミリアお姉様」
「別にそのくらいで謝らなくてもいいのよ。悪気があったわけじゃないんだから」
「ありがとう~」
いやーやっぱりレミリアお姉様は優しいなぁ。いや、皆もすごく優しいよ。転生してよかったと思うよ。
レミリアside
エルとずっと一緒にいたいと言われた時はちょっと驚いたわ。この子の性格からして、いつか家を出るんじゃないかと思ってたからね。ずっと一緒ににいるってのは、こっちとしては勿論大歓迎よ、この子が望むのならずっと一緒に暮らすわ。それにまさか抱き付いてくるとは…、別に変な意味はないけどドキドキしたわ。この子って良い匂いがするのよね。とてもいつもあの量の食事をしているとは思えないほどに。あ、そう言えば食事はどうしようかしら。
「ところでレミリアお姉様」
「何かしら?」
「お仕置きって何がいいかな?」
………!?
「お、お仕置き!?」
ちょっと声が大きくなってしまったけど、仕方ないと思うわ。というかエル、あんなほのぼのした話から急に物騒な話になったわね。これが昔エルが言っていた『マイペース』って奴かしら。まさか私のすぐそばにいたとは。
「そう、お仕置き」
エル、私が驚いたことにちょっとは疑問に思いなさい。だけど妹からの質問、きちんと答えなくては。…お仕置き、いざ考えるとまったく思いつかないわね。というかすぐに思い付くものなのかしら?
「う、うーんちょっと待ってね」
「うん、待つよ」
う、うーんお仕置きかぁ…。
………結局思いつかないままこの質問は終わったわ。
フランドールとエルの一日
次回「フランお姉様との一日」
次回も、サービスサービスゥ!