東方紅三女   作:パンプキン大佐

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修学旅行に行くので作品の投稿が遅れます。すいません。


霊夢との一日

「…ねえムカデ」

 

道を進みながら後ろから付いてくるムカデに話しかける。

 

「…何?」

 

木や茂みを眺めながら歩いていたムカデがこちらを向く。

 

「私達生きて紅魔館に帰れるかな~?」

 

「…さあ」

 

相変わらず感情のこもってない声で返事をするムカデ。こんなときでもいつも通りでいられるなんてすごいなあ。私も見習いたいよ…。

 

現在私達は博麗神社に向っている。理由は勿論、宴会で酒に酔ってやっちゃった事での霊夢への謝罪と壊した物の修理だ。大図書館に来た魔理沙や、偶々見かけた紫に聞いたところ、霊夢はカンカンに怒っているらしい。これ以上怒らせたらマズイという事で、原因である私は酒を飲ませたムカデを連れて博麗神社に向っているってわけだよ。いや、私も行こうとは思ってたんだけど怖くて…。

 

博麗神社の石段の前に着く。しっかし歩いたなぁ…。一、二時間は歩いたと思う。霊夢はよくお賽銭が無いって事で悩んでいるけど、こんなに遠いんじゃ参拝客は来ないと思う。

 

「…ねえ」

 

「ん、どうしたの?」

 

「…なんか…変な…感じ」

 

…確かに、上から物凄い何かを感じる。この状況からして殺気だね。

 

「万が一のためにATフィールド張っておいた方がいいかな?」

 

「…うん」

 

私達の前にATフィールドを張る。…念のために五枚くらい張っておこうかな。養子とはいえ私のATフィールドを簡単に破った霊奈の娘だからね。因みに霊奈は霊力を流し込んでATフィールドを内側から破壊してたらしい。

 

「よし、行くよ!」

 

「…お~」

 

石段を登り始める。一段登る毎に殺気が強くなっていくのを感じるよ。しっかし長いなあこの石段…。多分これも参拝客が来ない理由の一つだね。…そんな事を考えてたらますます殺気が強くなった気がする…。

 

全部登り切り、神社に着く。

 

「ふう~やっと着いたよ」

 

「でも…霊夢…いない」

 

ありゃ、ホントだ。てっきり外で待ち構えてると思ったけど…。神社の中かな?

 

「…行くよ」

 

「…了解」

 

私達は神社の縁側に登り、殺気の強弱を頼りにゆっくりと探索していく。数分後、私達はあるの部屋の前の障子にたどり着いた。目の前の障子の奥から物凄い殺気が漂ってくる。

 

「ここかな?」

 

逆にここ以外の場所があるとは思えないけど…。

 

「…多分」

 

「よし、じゃあ私の後ろに来て」

 

ムカデが後ろにいる事を確認し、障子を開ける。

 

「ど、どー」

 

目の前にはこちらに向かってくる大量のお札が…。

 

「うわわわわわわわわわわっ!?」

 

お札にATフィールドに当たり床に落ちる。あ、危なかった…、もし張ってなかったら大変な事になってたよ。部屋の真ん中に物凄い形相の霊夢がいる。

 

「ど、どーも霊夢」

 

「ええ、どうもエル、ムカデ。一週間ぶりかしら」

 

「そ、そうだね。あ、会いたかったよ」

 

「へえ、そうなの。一週間も来なかったのにねえ」

 

一歩こちらに近づいてくる。私は迫力に押され一歩下がる。

 

「何で下がるのかしら?」

 

「あ、こ、これは…その」

 

「なら動かないでね」

 

「は、はい」

 

霊夢がこちらに近づいてくる。ど、どうしよう…。霊夢が私の目の前に来る。

 

「で、何で一週間も来なかったわけ?」

 

笑顔で質問する霊夢。怖い! その笑顔が逆に怖いって!

 

「あ、あ、そ、それは、その、あ、あの、えーと、」

 

こ、怖すぎるよ。

 

「何か言う事は?」

 

そこからの私の行動は早かった…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「す、すいませんでしたああああああああっ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「終わったー?」

 

縁側から霊夢の声が聞こえる。

 

「もうちょっとだよー!」

 

能力で直した皿を戸棚に戻す。周りにいるムカデの分身たちが壊れた物を片っ端から持ってくる。私もそれを片っ端から直していく。因みにムカデは霊夢の肩を揉んでるよ。私は謝って霊夢から許してもらった後、壊した物を戻していっている。この部屋が最後だ。何でも私が投げた陰陽玉がこの部屋に入ってめちゃくちゃにしたらしい。…覚えてないって辛い。

 

「お団子用意してるからねー!」

 

「はーい!」

 

それにしても許してもらえてよかったーー! 謝ったら許してもらえたよ。これからは怒らせないようにしよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少女修理中

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いやー仕事終わりのお団子は美味しいなあ」

 

お団子を食べる。結局終わったのは夕方になっちゃったよ。ムカデは先に帰っていった。お団子食べていけばいいのになあ。

 

「味ってそんなに変わるものなの?」

 

「いつも食べている私には分かる!」

 

「へえ、そうなの」

 

「うん!」

 

お団子をまた一本食べる。やっぱり違うね。どの辺りが違うと質問されると回答に困るけどやっぱり違うね。

 

「ごめんね、いっぱい迷惑かけちゃって」

 

「ちゃんと直してもらったなら別にいいわよ」

 

霊夢……。

 

「ありがとう霊夢!」

 

「ただし、次やったら…」

 

「わ、分かってるよ」

 

「よろしい」

 

最後のお団子を食べ終わり、お茶を飲む。

 

「お団子のお礼にまた今度、私おすすめのお菓子を持ってくるよ」

 

「へえ、楽しみにしてるわ」

 

「楽しみにしててよ」




いつまで経っても明けない冬、エルは風邪にならないうちに異変を解決しに行く。

次回「初めての異変解決」

次回もサービスサービスゥ!
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