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あ、そういえば飛ぶ前に決めておかなきゃいけない事が。
「で、まずはどこに行く? 幻想郷は広いから、手当り次第に調査しているとキリがないし」
二日も三日もかけてグダグダと解決するのは面倒だし、何より解決の専門家の霊夢達もいるから、咲夜の為にも出来る事なら今日中に終わらせたいところだねぇ。
「どうしましょうか…」
手を顎に当てて考えている咲夜。私も手を顎に当てて考える。異変解決ってこんなに難しいものなのかぁ。駄目だ、行く場所が全然思いつかない。
「仕方ない、手当り次第に調査してるとキリがないって言ったけど手当り次第に調査しようか」
「フフ…はい、そうしましょうか」
異変解決には理論や作戦より行動って事が分かったよ。私達は適当に飛んでいく。…うーん、しかし異変解決はこの調子で大丈夫かな? …まあ大丈夫だよね。
少女移動中
「ハッハッハ……ハックション!! うぅ寒っ、何でこんなに雪が降るんだろう」
数分前から降ってきた雪がまさかこんなに激しくなるとは思わなかったよ。自然の力って怖いなぁ。…異変だからちょっと違うかな?
「大丈夫ですか!? 今すぐマフラーを!」
マフラーを取ろうとする咲夜。ムム、人間で私より体の弱い咲夜にそうさせるわけにはいかない。
「ああ大丈夫大丈夫、咲夜は人間だから私よりも体が弱いんだから。気にせず着てなよ」
「…分かりました」
うーん、咲夜にはもうちょっと自分の事を大事にしてもらいたいなぁ。そう考えていると、急に雪の勢いが強くなってきた。
「うわ! なんか雪の勢いが急に強く…ハッハッハッ…クション!!!」
「だ、大丈夫ですか!? ん…エルお嬢様! あれを!」
咲夜が雪が向かってくる方向を指さす。
「何?」
咲夜の指さす方向を見るととてもカラフルな雪…じゃなくて弾幕が飛び交っていた。
「どうします?」
「取り敢えず近づいて観察しようか。ATフィールドを張れば流れ弾が当たる事もないし」
「はい」
私はATフィールドを張り、弾幕が飛び交っている方に向かう。咲夜はその後ろをついてくる形だ。ある程度近づき目を凝らす。ん、あれは…。
「霊夢だね。相手は知らない妖怪だけど」
「やはり霊夢も異変解決に来てたんですね」
「そうでなきゃ困るよ」
でも異変が発生してからもう一週間くらい経ってるんだよねぇ。一体その一週間は何をやっていたのか気になるよ。まあ恐らくは異変の調査だと思うけど。……思うけど…。
「これは私達も負けていられませんね」
握り拳を作りガッツポーズをする咲夜。物凄い気合入ってるね。
「うん! まあ今は霊夢が勝つまで待っとこうか」
「はい」
少女待機中
妖怪が被弾し地上に落ちていく。すると、雪の勢いが戻っていく。成程、あの妖怪は雪かなんかに関係する妖怪か。でもまだ雪は降ってるし、異変の元凶じゃないみたいだね。
「それじゃあ行きますか」
「はい」
私達は霊夢に近づく。霊夢も私達に気付いたようだ。
「弾幕ごっこお疲れ様だね、霊夢」
「ええそうね。で、何の用?」
「ああ、霊夢もこの異変を解決しようとしてるんでしょ。実は私達もなんだ」
「へえ、どうしてかしら?」
「なーに、ただ単に私達二人が異変解決に興味があったからだよ」
「エルは分かるけど…咲夜、あんたまで?」
…これ絶対私がわがままで咲夜を連れてきたみたいに思ってるよね、霊夢。いや、確かに私はそういう事しそうだけど今回ばかりは違うよ。
「ええ、あなた達が私達の異変を解決しに来たときから興味があったのよ」
「本当なんだ」
「だからそう言ったじゃん。で、どう霊夢、私達と一緒に行かない?」
「何であんた達と一緒に行かなきゃいけないのよ?」
「異変の元凶がとてつもなく強かったらやばいでしょ。少しでも人数は多い方がいいと思うんだ」
「確かにそれもそうね。分かった、一緒に行くわ」
「ありがとう霊夢」
まあ、本当の目的は霊夢に先を越されないためなんだけどね。一緒にいれば先に解決される事もないし、元凶と戦うときは咲夜と霊夢で共闘して勝ってもらえばいい。後は魔理沙かな。
普段咲夜にはいろいろな事をしてもらってるから、その恩返しに咲夜の願い、頑張って叶えちゃうよ!
次回「異変解決中2」
次回もサービスサービスゥ!
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