「せっかくだし魔理沙も連れて行こうか」
勿論先に異変解決をさせないためにね。
「そうね。せっかく元凶の為に一緒に行動するようにしたんだから」
「はい」
「で、魔理沙って今どこにいると思う? 霊夢なら分かるんじゃない?」
「確かに分かりそうですね」
そう言いながら私と咲夜が期待を籠めた目で霊夢を見つめる。霊夢はその視線を避けるように目をそらす。
「何で私なら分かると思ってるのよ」
『勘(ですわ)』
霊夢といったら勘、勘といったら霊夢ってくらい霊夢は勘がいい。多分幻想郷で一番。この前どっか行っちゃった煎餅の場所を霊夢に聞いて、調べたら本当にあったのは驚いたよ。まあ埃被ってたから結局捨てたんだけどね。
「ハア…そうね、魔法の森辺りにいるんじゃない」
魔理沙の家があるところかぁ。まだ異変解決に乗り出してなければいそうだね。
「よしそれじゃあ魔法の森に向けてレッツゴー!」
「はい!」
「外れてても私の責任にしないでよ」
「しないしない」
魔法の森に向けて飛んでいく。
少女移動中
「…魔法の森って広いねぇ」
「まさかこんなに広いとは思いませんでした」
「あんた達どんな狭い森を想像してたのよ…」
想像してたのよりずっと広いねぇ。しかも木が結構高いから地上にいた場合も見つけにくいし…。魔法の森は人探しには向かない場所だと思う。まあ文句考えても仕方ないかぁ。弾幕ごっこでもやってくれればいいんだけどなぁ。
「ん? あ、見てくださいエルお嬢様!」
咲夜が右を指す。なんか見つけたのかな。私はそっちに目を凝らす。森の中から何かが飛び出している。あれは…光…いや、弾幕かな? ………弾幕!?
「マジすか!?」
ホントに弾幕ごっこが起きてるよ! 奇跡って起きるもんだね!
「よし終わる前にさっさと行こう! 咲夜! 霊夢!」
「あ、待ってくださいエルお嬢様!」
「ちょ!? エル! 咲夜! 待ちなさいよ」
私達は森の中に降下しながら弾幕ごっこが行われている場所に向かう。木が多いが小回りや方向転換の利く私には関係ない。こういう障害物が多いところでの飛行は得意なんだよね~。
流れ弾をATフィールドで防ぎながら進む。やがて開けたところで二人の女の子が戦ってるのが見えた。片方は魔理沙、もう一人は数対の人形を操っている金髪の子だ。体から発せられているエネルギーがパチェに似てるから魔法使いかな? しっかし何かを操ってるのってカッコいいよね。難しそうだから私はやらないけど。
「やっと追いつきましたよ」
「まったくあんた速すぎよ…」
咲夜と霊夢が到着する。
「ごめんごめん。ほい、これお詫び」
ポケットから紙袋を取り出し二人に渡す。
「何ですかこれ?」
「煎餅。家出る前に持って来たんだ。まだまだたくさんあるよ」
「…あんたらしいわね。貰っとくわ」
「私は大丈夫です」
「あ、そう? 遠慮しなくてもいいのに」
咲夜から煎餅を返してもらい食べる。因みにポケットにあるのでも十個、ディラックの海には数えきれないくらいある。
「恋符『マスタースパーク』!」
魔理沙のマスタースパークが魔法使いを飲み込む。
「きゃああああああ!!」
どうやら決着が着いたみたいだ。私達は魔理沙の方に向かう。魔理沙ともう一人の魔法使いも私達に気付いたみたいだ。
「お疲れ魔理沙」
「お前ら皆揃ってどうしたんだ?」
「いやー皆でこの異変を解決に行こうと思ってね。魔理沙も解決中じゃないの?」
「ああ、絶賛解決中だぜ」
「じゃあ一緒に行こうよ。そっちの方が解決しやすいし」
「そうだな、じゃあ一緒に行くぜ」
よし! これで先に解決される心配は無くなった。
「で、そっちの魔法使いさんは?」
「アリス・マーガトロイドよ」
「どうもエル・スカーレットです」
自己紹介は大切だと思う。
「十六夜咲夜です。よろしくお願いします」
「博麗霊夢よ」
「こちらこそよろしく」
「で、何で弾幕ごっこをしてたの?」
「理由は特にないわ」
「ないぜ」
『………』
…まあ幻想郷らしいといったららしいかな?
「そ、それじゃあ行こうか魔理沙」
「おう!」
「そういえばあなた達この異変を解決しようとしてるのよね」
「うん、そうだよ」
「それなら多分上空だと思うわ」
「上空?」
「ええ、桜の花びらのような物が上空に昇っていくのが見えたわ」
上空かぁ、また面倒なところだねぇ。
「ありがとうアリス。じゃあね!」
私達は上空に飛んでいく。
次回「異変解決中3」
次回もサービスサービスゥ!
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