私達は異変解決の手がかりを見つけるため、いつもより高く飛んでいる。しっかし相変わらず真っ白い雪ばっかだねぇ。そろそろアリスが言ってた桜の花びらみたいなものが見えてもいいと思うんだけどなぁ。目の前をピンク色の何かが通る。綺麗だな~。
「………あれ?」
さっきのピンク色のって…まさか!
「どうしたんですかエルお嬢様?」
「皆付いてきて! 花びらっぽい物が通ったんだよ!」
さっき通ったところを見ると、雪に混ざってピンク色の何かが向こうに飛んでいくのが見える。小さいから早く追わないと見失っちゃうね。
「本当!?」
「本当だって! 早く行かないと見失っちゃうから付いてきて!」
私達はピンク色の何かを追っていく。雪が視界を塞いでくるがなんとか近づいていく。ピンク色の何かはやはり桜の花びらの形をしている事が分かる。いやーよかったよ、これで間違ってたら恥かいたなんてもんじゃないからね。掴もうと手を伸ばすが、花びらは急に方向を変え上に行く。私も花びらを追って見上げる。が、そこにあったものに唖然とし、動きを止める。
「どうしたんだエル?」
皆も到着する。
「…いや、どうやらもう花びらは必要なさそうだな~って思ってね」
「…あれは何ですか?」
「さあ、私が聞きたいよ」
私達の視線は、上空にある巨大な穴に向けられている。花びらは恐らくこの中に入っていったのだろう。という事はこの中に元凶がいる…と思う。
「成程、元凶は冥界にいるのね」
「冥界? なにそれ?」
「私も紫から聞いただけだからよくは分からないんだけど、まあ幽霊が沢山いるらしいわ」
え、幽霊が沢山いるの!? そしてそんなところにお手軽に行けちゃうの!? …幻想郷もグローバル化が進んでるのかな? まあそんなわけないか。
「それじゃあ行こうk…」
『ちょっと待ったぁあああ!!!』
「うわ!?」
穴に入ろうとした私達の前に楽器を持った三人の女の子が現れた。三人とも服装が似ている。
「…あんた達は?」
呆れた様子の霊夢が言う。まあ元凶に会いに行く! ってときに来たからね。
「私達は騒霊よ。私は長女のルナサ・プリズムリバー」
「私は次女のメルラン!」
「私は三女のリリカ」
私達と同じ三姉妹かぁ。仲良くなれそうだね。特にリリカとは。
「で、私達に何の用なんだ? 急いでるから早くしてくれ」
「ここを通りたければ、私達の演奏を聞くか、三対一で弾幕ごっこをするかどっちか選びなさい」
「因みにどっちの方がいいの?」
「演奏で!」
あー成程、聞いていってもらいたいのね。それならおとなしく聞いていこうかな。
「エルお嬢様、気にする必要はありません。ここは私が」
「弾幕ごっこだと三対一だよ、それならおとなしく演奏聞いていった方が力を温存できるって」
「…分かりました」
少し不満そうな咲夜。そういえばこの異変でまだ一回も弾幕ごっこしてなかったね。しかしここは仕方ないと思う。三対一は流石にキツイと思うし。
「んじゃあ演奏聞いていくよ」
「音楽にするのね。それじゃあいくよ」
三人が楽器を構える。…あ、そういえば大事な事を聞き忘れてたよ。
「ところで演奏はどのくらいあるの?」
「三十分くらいよ」
………。
「よし咲夜、目の前にいる騒霊を倒してさっさと行こうか」
「分かりました」
咲夜がナイフを構え前にでる。
『切り替え早っ!?』
『え、弾幕ごっこにするの!?』
「ええ、そういう事よ」
咲夜とプリズムリバー三姉妹の弾幕ごっこが始まった。
「結局弾幕ごっこにしたのね」
「うん、流石に三十分は無理だったよ」
ちょっと前から背筋がちょっと寒くなるんだよね。多分本格的に風邪ひいたね。
「それにしても咲夜はすごいな、三人相手に優勢だぜ」
咲夜は弾幕を余裕で避けている。時間停止があるけど、それでも三人相手に優勢なのはすごいと思う。弾幕ごっこでは私より強いんじゃないだろうか…。とても勝てる気がしないや。そういえばこの前紅魔館で咲夜は本当に人間なのかどうかを考える会議があったんだよね。参加者は咲夜以外の紅魔館の主要メンバーだったけ。まあつまりそんな会議が開かれるほど咲夜は人間離れしているんだよ。
「幻符『殺人ドール』」
『きゃあああああ!!!』
あ、倒した…。え、早くね!?
「お待たせして申し訳ございません、エルお嬢様」
「これで待たせたって…」
まだ一分くらいしか経ってないよ。どんだけ咲夜張り切ってるの…。本気で勝てる気がしなくなってきたよ…。
「ま、まあ倒したし冥界に行こうか」
「はい!」
(うわ、物凄いいい笑顔してる)
次回「異変解決中4」
次回もサービスサービスゥ!
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