東方紅三女   作:パンプキン大佐

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今回はほとんど話が進みません。


異変解決中4

上空にあった穴に入ると辺りには大量の桜が、目の前には物凄く長ーい階段があった。えぇ…もしかして私達これを登るの? 幻想郷にある長い階段は博麗神社の階段だけでいいのに…。というかそもそも何で階段なの! どうせ足疲れるんだから負担の少ない坂道でいいでしょ! …まあこの冥界の持ち主でもない私が言っても何も解決しないんだけどね。さて、この階段を上ろうか、それとも飛んでいこうか。…迷うなぁ

 

「エルー! 早くしなさーい!」

 

「え?」

 

階段の上を見ると既に階段を上りきった三人がいた。…やっぱり異変解決に必要なのは理論や作戦より行動なんだね、改めて分かったよ。

 

「う、うおおおおおおおおっ!」

 

私は階段を全速力で登り始める。長い階段は上れええええええっ! …なんか長い物には巻かれろ、みたいな言い方だなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少女上昇中

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハア、ハア、ハア、の、上りきったあああぁぁ…」

 

やった、私はやったぞ! この無駄に長い階段を上りきったぞ! というわけで疲れた私は咲夜におんぶしてもらっている。ああ、昔は逆だったのになぁ、改めて咲夜が成長した事が分かるよ。それにしても咲夜の背中は暖かいなあ~。顔を咲夜の背中につけてすりすりする。ああ、幸せだぁ~。

 

「く、くすぐったいですよエルお嬢様」

 

「あ、ごめんごめん」

 

「というかなんであんたは飛べるのにわざわざ階段を上ったのよ」

 

「いやー長い階段を見るとつい上っちゃうんだよ…」

 

風呂上がりにコーヒー牛乳を飲んだり、引っ越しの時のプチプチを潰したり、部屋を片づけているときに本を見つけるとつい読んじゃうのと同じ原理だと思う。…というか原理はないか。

 

「馬鹿としか言いようがないわね」

 

「あははははは! 確かにね」

 

暫くすると、咲夜達が止まる。まだ道は続いているけど…。

 

「どうしたの?」

 

「敵襲です、エルお嬢様」

 

「敵襲!? マジすか!」

 

咲夜の肩越しに前を見ると、二本の剣を携えた白髪の女の子がいた。なんでか分からないけど真面目で苦労人っぽい感じがする子だね。

 

「あんたが元凶かしら?」

 

「いえ、私ではありません。この先にいます」

 

という事はこの子が元凶を除いて最後の敵って事か。だったら私のやる事は一つだね。

 

「咲夜、降ろしてもらっていい?」

 

「あ、はい」

 

地面に降り、前に出る。

 

「皆、ここは年長者の私に任せて先に行きなよ」

 

「咲夜におんぶされてたのに?」

 

「………」

 

痛いところを突かれちゃったよ…。

 

「大丈夫なのか?」

 

「まっかせっなさーい!」

 

腰に手を当てて自信満々に言う。今回の異変解決の主役は咲夜達、私はそれを補助する脇役だ。それに私の我が儘で一緒に来てもらったんだし、解決は任せるのが普通だと思う。

 

「分かりました。行くわよ」

 

「分かってるわ」

 

咲夜達が相手の横を通り先に行く。相手は咲夜達を止めない。どうやら元凶はだいぶ強いらしい。予想が当たってよかったよかった!

 

「私はエル・スカーレット。あなたは?」

 

「魂魄妖夢です」

 

「それじゃあ弾幕ごっこをしようか、妖夢」

 

両方の掌から光の槍を伸ばす。久しぶりだねこれ。

 

「私は遊びませんよ。すぐに倒させてもらいます」

 

「それは無理だよ、逆に私が妖夢を倒すからね」

 

せっかくの出番だし、負けるわけにはいかないよ。




次回「弾幕の少ない弾幕ごっこ」

次回もサービスサービスゥ!

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