パーティーの次の日、起きた私達はお父様に呼ばれた。
「何かしらお父様?」
「ああ、実はそろそろ私達は隠居しようと思ってね」
「それは別に良いけど、「えっ!? 別に良いの」私達は何をすればいいの?」
「………私達は此処を離れるからレミリア達には妖力の使い方とか飛び方とか勉強してほしいなぁ。と思って『もう出来る(わ)よ』『えっ!?』
そう言ってレミリアお姉様は羽をはばたかせて空中に浮き、フランお姉様は右手の掌に妖力の塊を作る。
えっ!? お姉様達もう出来るの! 私、お父様からの言いつけ守って特訓とかやって無いから出来ないよ。
「あの~、私はそういう事しないよう注意しといたんだが」
「いきなり、隠居から特訓してほしいって言い出したお父様が言える事じゃ無いわ」
「……ごもっともです」
「兎に角、その事については大丈夫だよ」
!? お姉様達私も出来ると思ってるよ。このままじゃヤバい! もしもの時に戦えない、なんて事になったらヤバい!
「あの~、お姉様達。ちょっと話が…」
「どうしたの、エル?」
「何か困った事でもあったの?」
「実は…」
物凄く言い辛い。でもこの場で言っておかなければ。
「……私、まだ飛んだり妖力使ったり出来ないんだけど」
『………えっ』
「よしっ、それじゃあ始めるわよ」
「頑張っていこう!」
「おーーー!」
私達は今、外に来ているよ。
外に来た理由はもちろん私の特訓の為。
「それじゃあまずは妖力の扱い方ね」
「飛び方じゃないの?」
「エルの羽で飛ぶのは、ちょっと難しいのよ」
そう言って苦笑いをするレミリアお姉様。
私の羽は皮が無い。つまり骨だけの状態なのよね(形を簡単に言えば風力階級を表す記号(風力の強さは6)です)。確かに飛ぶには向いて無いと思う。
「妖力の扱い方は結構簡単よ。ちょっと念じてみれば良いだけだから」
「分かった。やってみるよ」
取り敢えず念じてみる。
妖力出ろ。妖力出ろ。妖力出ろ。妖力出ろ。妖力出ろ。妖力出ろ。妖力出ろ。妖力出ろ。妖力出ろ。妖力出ろ。妖力出ろ。妖力出ろ。妖力出ろ。妖力出ろ。妖力出ろ。妖力出ろ。妖力出ろ。妖力出ろ。
!? なんか右手の掌に出て来た。これが私の妖力かな?
「レミリアお姉様、今私の掌にあるのが」
「ええ、そうよ。あなたの妖力よ。凄いじゃない! こんな簡単に出来るようになるなんて」
そう言って私の頭を撫でるレミリアお姉様。気持ちいい。
「次は妖力の形を変えるのよ。形を想像しながら念じてみて」
取り敢えず三角形を想像する。
三角形の妖力。(省略)
!? 三角形の妖力が出た!
「そうそう。上手上手!」
そう言ってまた撫でて来る。やっぱり気持ちいい。
「最後は妖力を飛ばすわよ。前に飛ばす事を想像して」
よし、やってみよう。
前に飛ばす。(省略)
!? 丸い妖力の弾が前に飛んでった。これが弾幕になるのかぁ。
「凄いじゃない! こんなに早く出来るなんて!」
そう言って私の頭を凄まじい速さで撫でる。物凄く熱い!
「お姉様熱い!」
「あっ、ごめんなさいね」
危なかったよ。もう少しで火が出ちゃうところだったよ。……あれ? なんか頭が焦げ臭いような……。
「レミリアお姉様、私の頭どうなってますか?」
「えっ、……なっ何も変わってないわよ?」
そう言って汗をかきながら言うレミリアお姉様。私の頭本当に大丈夫だよね!?
「次はフランから飛び方を教わりなさい」
「うん、分かったよ」
私はフランお姉様が居る方に向かった。頭どうなっているか、確認してもらった方がいいかな?
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