グダグダです、すいません。
私は妖夢の案内で元凶がいる白玉楼という場所に向かっている。しっかし冥界は広いなぁ。それに白玉楼に向かう道も複雑だし、もし私だけで向かってたら一生たどり着けなかったかも…。…それは言い過ぎかな? でも冥界寒いし、途中で風邪ひいて寝込んでいるところしか思いつかないや。
「わわわわわわわっ!?」
「!?」
突然妖夢が大きな声をあげる。ビ、ビックリしたぁ。妖夢を見るとひどく驚いている。いや、あんたの声で私まで驚かされたんだけど…。
「いきなりどうしたの?」
「あ、あれ見てください!!」
妖夢が正面を指す。だけど正面には遠くに物凄い大きな妖力を待った枝を動かしている危なそうな巨大な桜の木があるだけだけど。…うーん?
「何に驚いてるの? あの桜の木?」
「そうですよ! エルさんは驚かないんですか?」
「いや、驚くも驚かないも、私あれ初めて見たもんだし。幻想郷ならそんな木もありそうだし」
すると、妖夢が成程! といった感じに、自分の左手の掌を右手をグーにして叩く。いや、何自分で納得してるの…。
「そういえばエルさんは初めて見るものでしたね。あれは西行妖と言いまして、この冥界にある巨大な妖怪桜なんです」
「ふむふむ、で?」
「実はあれを咲かせるのが私達が異変を起こした理由なんですよ。幻想郷に春が来なくなったのも私が春を集めて西行妖に与えていたからなんですね」
「え、あの木自然に咲かないの。うひゃー、物凄くデカいくせに物凄い役立たずだねぇ」
観賞も出来ない桜に需要があるんだろうか? いや、これは花や木に詳しくない私でも分かる。百パーセント無い。一体なんでそんな物があるんだろうか?
「で、知ってるのに何で驚いたの?」
「普通は枝一本動かさないんですよ。それにいつもより一回り程大きくなってるんです」
「え、それホント?」
今の西行妖はその情報を疑うくらい枝動かしてるけど。
「はい、本当です。毎日お世話してるんで分かります」
「じゃああれは春を与えたからなったって事?」
「恐らく…」
うーん、じゃあ幻想郷が春を迎えるためにはあの西行妖から取り返さなきゃいけないって事かぁ。
「じゃあさっさと咲夜達の所に行って皆で西行妖を止めなきゃね。で、咲夜達はどこにいるの?」
「そ、それが…」
急に縮こまる妖夢。
「? どうしたの?」
「いえ、実は咲夜さん達はあそこにいるかと…」
妖夢が指したのは西行妖…の近く。よく見ると大きな屋敷がある。成程、あそこが白玉楼かぁ。まあ確かに、あんな大きな木が冥界を管理する元凶の家から離れてるってのもなんだかおかしな話だしね。……ん?
「待て待て待て待て待て!? つまりあの危なそうな木の近くに咲夜達がいるって事!?」
妖夢に迫る。
「は、はい」
こうしちゃいられない! もしかしたら西行妖が、可愛い咲夜を襲ってるかもしれないし、さっさと咲夜の所に行かなきゃ!
「行くよ妖夢!」
西行妖の方に全速力で飛んでいく。
「あ、待ってください! 私そんなに早くは飛べませんよぉぉぉぉぉ!」
急いで戻り、左腕を伸ばして妖夢に巻き付ける。
「へ!?」
「私が持ってくから!」
そのまま全速力で飛んでいく。
「うわああああああああ! 速すぎますってえええええええ!」
待っててよ咲夜あああああ! 今行くからねえええええ
次回「溢れ出す気持ち」
次回もサービスサービスゥ!
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