GATE 量産機よ、異世界でも立ち上がれ   作:G大佐

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いよいよ、帝都へ侵入。最終決戦です!


帝都侵入

 バスーン監獄から議員を救出し、アルヌス駐屯地が防衛戦を行なっている間、別動隊は帝都へ侵攻を開始していた。

 その前にアルヌス防衛とは別のエアファイターが偵察を行い、空からの様子を確認する。

 

「帝都はやけに静かだ。恐らく、我々の攻撃を予測してのことだろう」

『こちらファイター05。上空より武装勢力同士の衝突を確認した。薔薇騎士団と主戦派直属の騎士団と思われる』

「ファイター02、了解。場所を教えてくれ」

『あれは……翡翠宮だ。薔薇騎士団は翡翠宮で籠城するつもりらしい』

「了解。ファイター02から地上チームへ。薔薇騎士団を発見。翡翠宮にて籠城中。なお、既に主戦派による攻撃が始まってる模様」

 

 偵察を行なっているエアファイターからの報告に、地図を確認して翡翠宮に近い部隊が速やかに行動を開始した。乗り込むのは有人型ロイロイである。

 その頃、報告を行なったファイター02はワイバーンと交戦していた。

 

「こちらファイター02! 敵航空戦力と遭遇!」

『ファイター01了解。各機、ワイバーンを撃墜し敵地上空の驚異を排除せよ』

 

 竜舎と呼ばれる建物から、次々と空へ上がっていくワイバーン達。しかしその殆どが、エアファイターの機銃によって肉塊へと変えられていった。

 その後、搭載していた小形爆弾で竜舎を爆撃。帝国の航空戦力を一気にダウンさせたのである。

 

 

 

 

 

 その頃、帝都の各所にある門の中で最も元老院に近い門。その壁上にて、帝国兵士が敵を発見した。

 

「敵巨人出現!」

「えぇい、投石機用意! 門を閉じろ! 絶対に元老院に近付けさせるなぁ!」

 

 ゴゴゴゴと重苦しい音を立てて門を閉める。この門は帝都の中で最も堅く、破城槌を持ってしても破壊するのは容易ではない。

 だが、巨人は狼狽えない。元老院に近付けさせないように閉門することは、想定内だからだ。

 

『閉門を確認』

『各機、ランチャー用意。敵さんにゃ悪いが、吹き飛んでもらうとしよう』

 

 アルトやポルタ・ノヴァが一斉に構えたのは、ロケットランチャー。機体の指が引き金に添えられる

 

『撃てぇ!』

 

 一斉に放たれた砲弾は、門はおろか周囲の壁すらも吹き飛ばした。崩落に巻き込まれ悲鳴をあげる兵士達。

 土煙が晴れると、その中を数両の車が突っ込んで行った。

 

「だぁぁもう! 派手にやりすぎだっつの!」

「凄い音~……」

「……耳がキンキンする」

「テューレは大丈夫ぅ~?」

「な、な、な…………!」

 

 エグザマクスの攻撃で門が崩れるのを見たテューレは、開いた口が塞がらなかった。先程までそびえ立っていた門は城壁といっても過言ではなく、破ったものなど聞いたことがない。だがこの巨人達はどうだ。あっさりと門を破り、進入口を作ってしまった。

 そんな呆然とするテューレに、ロゥリィは軽く肩を叩いた。

 

「ちょっとちょっとぉ~。元老院の構造に詳しいのは貴女よ~? それにぃ、ゾルザルの首を取りたいのでしょう~?」

「ハッ! そうだった……」

「なら、貴女もちゃんとしなさいな~。恐らく対人戦になるだろうから、貴女の力も頼りよぉ」

「はい!」

 

 戦いの神エムロイの使徒からの言葉を受け、より一層やる気が上がるテューレ。

 

(ゾルザル……今までの報いを受ける時よ……!)

 

 その目に闘志の炎を燃やしていた。




読んでいただき、ありがとうございました。次回をお待ちください。
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