Fate/Grand Order 時空歪曲特異点 Re:CREATORS 作:色々し隊
レイシフト先に私達は飛ばされた……筈なんだけど、
立香
「ここって、東京…?」
見慣れない建造物に赤い空、私の知ってる東京とは何もかもが違う。
私が急いでダヴィンチちゃんに通信を繋ごうとした瞬間、建物の中から前髪が特徴的な長身の男が出てきた。隣には彼より若い子供が元気に足を進めている。
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後どれだけ繰り返せばいい?
???
「みんな助かるし、タカキも頑張ってたし!俺も頑張らないと!」
やめてくれ……
この後起きる事を俺は知っている。
そうだ。俺たちが今まで積み上げてきたものは、全部無駄じゃなかった。これからも俺たちが立ち止まらない限り…道は続く。
(車の音)
(銃声)
ヴッ、ヴァァァァァ
バンッ!バンッ!バンッ!(銃声)
はぁ…はぁ…なんだよ…結構当たんじャあねェか……
???
「あぁ…団長……?」
なんで声…出してやがる……ライドォ……
???
「だって…だって……!!」
俺は…鉄華団団長…オルガ・イツカだぞ…こんぐれぇなんてことはねェ!
団員を守んのは俺の仕事だ……!
♪〜漂う空のどこ〜か遠く、祈り通ずる星があるとしたら
略
希望〜の花〜繋いだ絆を
だからよ……止まるんじゃねぇぞ……
力にして、明日を強く咲き誇れ〜♪
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突然だった。車から三人の男がアサルトライフルを男に向かって連射した。
子供を庇い凶弾に歯を食いしばりながら、ピストルで応戦した姿は紛れもなく英雄に相応しい。
地面に飛び散った血はそのままなのに男の人だけがまるで何事も無かったかのように起き上がった。男の人は自分の姿を見て何か叫んでいる。それは嘆き、遠くからでもわかる。
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まただ。またこうして生き返る。何度目だ。団員を守り、散ったはずの俺の命はこうして何度も蘇る。
立香
「大丈夫ですか?」
二人の女が駆け寄ってくる。ここは俺の心の中、部外者がいるはずはなかったが確かに女はここにいた。
???
「!?なんともねェよ。それより、あんた一体?」
マシュ
「怪我は大丈夫ですか?
さっきあんなに撃たれてたのに…何ともないみたいに……」
その眼差しには他者を思う優しさがこもっていた。俺は彼女に《クーデリア》を重ねていた。優しい心を持ち芯は強く、人の幸せを願う乙女。
立香
「貴方はサーヴァント?」
???
「サーヴァント?聞かねェ名前だぜお嬢さん。俺はオルガ・イツカ、鉄華団団長……だった。」
立香
「オルガ・イツカァァー!?
ちょっと待って、鉄華団団長だった?」
オルガ
「ああ、今はこうやって撃たれて撃ち返すことしかできねェがな……
ったく、何なんだか、この死に戻りはヨォ」
???
「知りたいかい?」
オルガは空を見上げ驚いた。そこにいた存在は自分の知っているどの組織の服とも違った服を身につけている。
???
「それは君が神々の思いを突き動かしてしまったからだ。ああ、なんと悲劇的なことか…君の死が多くの神たちの心を紡いだ結果こんな運命に翻弄されてしまう。同情を隠しきれんよオルガ・イツカ殿…」
声の主を見る。空に浮く軍服を着た少女、濃紺の騎兵帽の影に隠れた目からは邪悪を放つ軍服の姫君
軍服の姫君
「初めましてだね。さて、唐突で恐縮なのだが、君?余と共に悠久の時を脱却し、君をこんな風にした不遜な神々に報いる気はないかね?」
何を言っているんだこいつは? 脱却? 神々? ちと俺にはわからねェ話だ。
軍服の姫君
「君にその気があるのなら余と共に来たまえ。ひいては君を慕う者達の為にもなろう。」
あいつらの…為…なら行ってもいいかもしれねェな。だが……
オルガ
「そんな目をしている野郎を、俺は信用しねぇ。」
軍服の姫君、奴の目はマクギリスと同じどこかミステリアスな雰囲気だった。マクギリスの話を鵜呑みにし、俺たち鉄華団は破滅した。おそらく軍服の姫君は目的のためならあの二人を殺す。目的のためなら手段を選ばないと直感的にそう感じた。
対して二人の目は真っ直ぐだ。死に直面しようと屈しない勇気がある。信用できる。あの目をよく知っている。なぁ、ミカ
残念そうに軍服の姫君は「仕方ない」とオルガに口を開いた。
軍服の姫君
「なら、今少し対話が必要かな?」
軍服の姫君がニヤリとして右手を天に掲げると、たちまち手のひらを中心に魔法陣が展開した。円状に回転する何十本ものサーベルに変化するやいなや、一斉に横殴りの雨のように立香に迫る。
ザクザクと肉体が引き裂かれる音が木霊し鮮血を流し、激痛が走る。軍服の姫君以外がその光景に絶句した。
サーベルは確かに引き裂いた。無数の刺突、回転により体はズタズタにミンチになっていた。
♪〜希望の華〜♪
立香は絶句する。目の前で起こっている光景に、かつて人の形を取っていた『それ』はただの肉塊に成り果てた。
立香
「えっ…ウォぇ」
マシュ
「先輩!?気を確かに!?」
とてつもない不快感が遅い、内容物が体内からこみ上げ嘔吐する。が、落ちた肉塊から声が聞こえ時間が巻き戻ったように人の形を取り戻す。
オルガ
「まさか、こんなにズタボロになっても元に戻るなんてな。自分でもビックリだ。」
ケロっと何もなく無かったように起き上がり空に漂う軍服の姫君を直視する。その眼差しは敵意のみ、覚悟が決まった漢の目。
どう出るかその場で静観している軍服の姫君。オルガのとった行動は、
オルガ
「逃げるぞお嬢さんがた!
マシュと立香の手を引っ張り全力で駆け出す。
軍服の姫君
「ハハッ、無駄な事を」
この時の彼女は気付いていなかった。オルガを見逃した事で彼女にとってマイナスの歪みを加速させる事を