星の少女たちとキラキラを求め   作:カット

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更新遅くなってすみません。遅いのに文字数少なめ


11、クライブ

 

「ゆり先輩が来る!?」

 

「うん、お姉ちゃんが見に行くねって…それで場所聞かれたんだけど…」

 

「あ、場所決めてなかったな……蔵でいいか?」

 

「家の蔵か!?」

 

「有咲がダメなら他なんとか探してみるけど……」

 

ある日の昼休み、りみが姉のゆり先輩が来ることを突然告げた。そういえば場所決めてなかったことを思い出して有咲にいつも練習してる蔵でいいか確認した。だがみんなの前で聞いたのが悪かったみたいだ。なぜなら……

 

「蔵でライブ…クライブ」

 

「クライブ!いい!」

 

有咲の許可が出る前にたえと香澄の2人で盛り上がってしまっていた。

 

「すまん有咲……俺が余計なことを……」

 

「いや……2人が勝手に言ってるだけで優弥が謝ることじゃないぞ……あと家で大丈夫だから。というかこうなったら止められないだろ?」

 

「ま、まぁな……」

 

ライブの場所は有咲の家の蔵でいいみたいだ。場所は決まったしゆり先輩も来ることになったし変なライブは見せられないな。

 

「そういえば山吹さん、この間優弥の分の差し入れだけ袋違ったけどあれなんでなんだ?」

 

「え?///そ、それは別に…なんでもないよ///」

 

「へぇ〜そういうことにしておくよ」

 

なんか沙綾は赤くなってるし有咲はニヤニヤしてるしよくわからん。まぁ…気にしなくていいか。

 

「あ、そうそう、俺今日と明日は練習手伝えないから」

 

「え?ゆーくんなんでー!?」

 

「俺にだって用事あるわ!」

 

「ゆーくんの教え方上手くて助かるのに〜」

 

そんなこと言われたってな〜俺にだって用事あるし必ず手伝えるわけじゃないって……しかもこの後何故かたえが手伝うことになった……なんで?

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

----ライブ当日-----

 

「りみりんおはよう!もう来てたんだ」

 

「おはようりみ、早いな」

 

「おはよう、早く着いちゃった」

 

有咲の家に行くと既にりみが来ていた。いたのはりみだけではなくゆり先輩も一緒にいた、まぁ当然か。

 

「おはようございますゆり先輩」

 

「おはよう山本君。りみがお世話になってます」

 

「そんなことないですよ」

 

「先輩!?」

 

「明日香ちゃんもおはよう」

 

「お、おはようございます」

 

「あれ?香澄、明日香ちゃんにゆり先輩来ること言ってなかったのか?」

 

「忘れてた〜」

 

「さすが香澄」

 

「えへへ〜」

 

「褒めてないから」

 

ゆり先輩がいることに驚いた明日香ちゃん。てっきり香澄が伝えてると思ってたけどそうでもなかったらしい。しかもさすがって言ったら褒められてるって勘違いしてるし。

 

「あとは沙綾とたえか」

 

「先に中で準備しながら待ってよう」

 

「だな」

 

まだ来てないのは沙綾とたえ、とりあえず準備するために中に入ろうとした。すると、

 

 

ビリッ

 

 

という音がし、その方向を向くと明日香ちゃんが香澄のギターケースを下から支えていた。どうやら袋が破れたみたいだ。明日香ちゃんナイスキャッチ。中で準備していると沙綾とたえが来て、たえも家庭科で作った袋が破けたみたいだ。なんかそれで盛り上がってるけど……

 

「ゆーくん捕まえて!」

 

「は?」

 

いきなり捕まえてって言われてもなんの事か……あ、たえが連れてきた兎が動き回ってるのか。俺の膝に来た兎は明日香ちゃんの膝の上にちょこんと座りじっとした。これは下手に捕まえようとするよりこのままがいいな。

 

「香澄、兎は明日香ちゃんの膝の上でじっとしてるしライブの方始めて大丈夫だ」

 

「わかった」

 

「あれ?」

 

「なんかたえも一緒にライブやるみたいだぞ」

 

「お姉ちゃんの話だとてっきり観客側だと思ってた……」

 

「それが普通だ」

 

ライブを始めるため、香澄と有咲とりみ、ここまではいいのだがたえも前にいたために、明日香ちゃんが疑問に思った。たえをドキドキさせるのが1番の目的だから明日香ちゃんの疑問はもっともだった。

 

「こんにちは。今日は私たちのライブ、クライブに来てくれてありがとうございます。今日はおたえとあっちゃん、さーや、ゆり先輩、おばあちゃん、ゆーくんをドキドキさせたいと思います。ドキドキしてくれたら嬉しいです。聴いてください」

 

『私の心はチョココロネ!』

 

ライブの曲は"私の心はチョココロネ"、りみの鼻歌を元にして作った曲だ。ギター初心者の香澄でもそんなに難しくはない曲である。みんな楽しそうにライブしていて、あっという間にライブは終わった。

 

 

パチパチパチ

 

 

蔵には拍手が鳴り響く。そしてたえは何か思ったことがあるのか、そんな表情をしている。

 

「たえ、どうだった?」

 

「香澄、有咲、りみー!」

 

「「「うわー!?」」」

 

たえがいきなり3人に抱きついたけど……俺の質問は無視?

 

「おたえ、一緒にバンドやろ?」

 

「うん!よろしくね香澄!有咲!りみ!優弥!」

 

……あれ?今俺の名前出さなかった?

 

「うん!でも残念ながらゆーくんはまだバンドのメンバーってわけじゃないんだよ〜手伝ってくれてるだけだよ」

 

「じゃあいずれ優弥も震えさせるように頑張ろう!」

 

「おー!」

 

「おい、有咲、りみ、この2人の暴走止められないか?」

 

「「無理(かな)」」

 

「だよな〜」

 

バンドのメンバーは増えたけど厄介なメンバーも増えた。これからさらに大変になりそうだ。まぁ香澄の近くにいると大変にならないことの方がないか。

 

 

 




次回は最初ちょっとオリジナル要素入れてから文化祭編入ります。


高評価を押して下さった
よろうあ さん
斎藤努 さん

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