星の少女たちとキラキラを求め   作:カット

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オリジナルで話組み込みながら今回の話を書いたので展開はあまり進んでいません。


14、泊まり

「本当にいいのか?香澄のこと任せちゃって」

 

「うん、任せておいて」

 

とある日の夜、沙綾の家の前に香澄たちと集まっている。目的はライブでやる曲の歌詞作りをするために香澄が沙綾の家に泊まる。本当に沙綾に任せて大丈夫なのか確認中だ。

 

「寝てたら引っぱたいて起こしていいからな〜」

 

「有咲酷い!?」

 

「そんなに心配なら市ヶ谷さんも泊まればいいのに」

 

「なっ!?い、いきなり泊まりなんて…」

 

「なに照れてるの?」

 

「そんなんじゃねぇ!私はそんな軽い女じゃない!」

 

有咲が心配するように言うと沙綾が有咲も泊まればと言うが有咲は照れている。多分友達と泊まりってことしたことないんだろうな……軽い女じゃないって言って走り去っちゃった。ついでにたえやりみも一緒に帰っていった。

 

「そんじゃ俺も帰るわ。沙綾、香澄のことよろしくな」

 

「「帰るの!?」」

 

「……へ?」

 

俺が帰るって言ったら2人揃って驚かれたけどなんで?

 

「ゆ、優弥も…泊まっていっていいんだよ?///」

 

「ゆーくん歌詞作り手伝ってよ〜それで…一緒に泊まろ?///」

 

いやいやいや、女子の家に泊まるって…普通断るだろ!?

 

「優弥君なら構わないよ?」

 

「そこ止めるとこでしょ!?」

 

「君以外の男子なら止めてたさ」

 

断ろうとしたら家の中から沙綾の父親が来て、あろうことか泊めるのを許可してきた。構わないよじゃないだろ!?

 

「ゆーくん!」

「優弥!」

 

「はぁ…わかったよ」

 

「「やったー!!」」

 

なんで2人揃ってここまで必死に…香澄なら分かるけど沙綾まで…

結局俺も泊まることになり夕飯もご馳走になった……美味かったな。

 

でもこの後ある事件が起こることになる。その事は今の段階では予測できていなかった。

 

 

 

「優弥〜お風呂空いたよ〜」

 

「悪いな沙綾」

 

「ううん、大丈夫だよ」

 

香澄たちが風呂から上がるまで俺は沙綾の部屋にいた。一応彼女はいるけどそいつの部屋に上がるってことはなかったからちょっと落ち着かなかったな。

 

「じゃあ風呂借りるわ」

 

「行ってらっしゃい、私は香澄見てるから」

 

「ゆーくんが戻るまでに仕上げられるように頑張る」

 

「いやいや、それができるなら泊まる必要ないから」

 

香澄は俺が戻るまでにって言ってるけど無理だね。それができるなら泊まる必要はない。つーか沙綾の家に泊まる必要となくなるな。とりあえず風呂を借りて入ることにした。

 

だけどここで予想外のことが起きた。

 

「優弥、湯加減大丈夫だった?」

 

「大丈夫だ、こっち来ないで香澄についてて大丈夫だぞ。今から身体洗うしまだ時間かかるぞ」

 

「それならちょうどいいタイミングだね」

 

……ん?何がちょうどいいんだ?

 

 

ガラガラ

 

 

「…………へ?」

 

「私が洗ってあげる///」

 

「いやいやいや!?いいって!?」

 

沙綾さっき風呂入って服来たよな!?なんでまた脱いでタオル巻いて入ってきてんの!?

 

「いいからいいから///香澄には戻るのにちょっと時間かかるって言ってあるから大丈夫///」

 

「いやそういう問題じゃないだろ!?つーか親にバレたら俺が危ないって!?」

 

「大丈夫、許可済みだから」

 

……いや、それはある意味大丈夫じゃないよな?沙綾の両親、何許可してんだよ。

 

「自分で洗うから沙綾は香澄の手伝いしてくれ!むしろそっちの方が重要だって」

 

「私がしたいの!」

 

「いやその発言良くないから!?とにかく自分で洗うから」

 

 

もにゅ

 

 

「もにゅ?」

 

「はわわっ///」

 

「すまん沙綾!」

 

「もぅ…優弥のえっち///」

 

今のは事故だ。でも事故とはいえ追い出そうとした手で沙綾の胸触っちまった…つーか揉むように掴んじまった。沙綾怒るよな…

 

「本当にごめん沙綾」

 

「優弥なら別に触っても…///じゃあお願い聞いてくれる?」

 

「聞けることなら」

 

「じゃあ優弥のこと…洗っていい?///」

 

「ったく…それじゃあ背中だけな?他は自分でやるから、その条件ならいいぞ」

 

「うん!」

 

これ以上言い合うとまたさっきみたいなことになりそうだからな、仕方ないしここは背中だけってことで譲歩しよう……これあいつにバレたらヤバいな……何言われるか、まぁ別の県だから沙綾が言わない限り大丈夫だな。

 

「ちょっとあったけどさっぱりしたな〜」

 

あの後背中は沙綾に洗ってもらって、洗い終わると約束通りすぐに出ていった。ちゃんと香澄の方手伝いに行ってくれたかな?

 

「山本君」

 

「あ、沙綾の母さん」

 

「どうだった?」

 

「いい湯加減でした。急に泊まることになったのにありがとうございます」

 

「ふふふ、それもだけど、事故とはいえ沙綾が胸揉まれたって言ってたのよ?そっちのことよ」

 

「そこ親としては怒るところですよね!?というか沙綾のやつ何言ってんだよ!?」

 

沙綾め、何故あの事故のことを母親に話したんだ…

 

「いいのよ君なら、他の子だったら怒るけどね」

 

「いやいや、俺も普通は怒られますよね?まぁ気持ちよかったですけど……って何言ってんだ俺は!?聞かなかったことに……」

 

「ふふ、内緒にしてあげる」

 

思わず本音が出ちまった。というか本当に内緒にしてくれるんだろうな?

 

とりあえずお茶もらって部屋に行くことにした。香澄の手伝いもしないとだしな。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「お待たせ〜」

 

「あ、ゆーくんお帰り〜」

 

「おう、沙綾、風呂ありがとな」

 

「どういたしまして」

 

部屋に戻った俺は声をかけるが、風呂であったことに関しては触れないでおいた。沙綾もそのつもりみたいだしこのままそっとしておこう。

 

「どうだ?進捗具合は?」

 

「ちゃんと進めてるよ〜」

 

「お、ほんとだ。沙綾の見張りのおかげかな?」

 

「いや〜それほどでも」

 

「ええ〜2人とも酷いよ〜」

 

「「冗談」」

 

「もぅ〜」

 

冗談もあるけど香澄にしてはちゃんと進めてるな。途中沙綾が離れてたのに関わらず。でも香澄いきなり作詞始めてよくここまでできてるよな。

 

「香澄休憩したか?」

 

「まだだよ?」

 

「じゃあ少し休憩すっか?」

 

「それがいいと思うよ、香澄結構続けてやってたし」

 

「じゃあそうしようかな」

 

「ちょっと待っててね〜飲み物取ってくる」

 

「さーやありがとう」

 

作詞は一旦休憩にして休むことにした。この後もまだ続けるんだし。沙綾が飲み物取ってきてくれる間2人きりになった。そういえば最近香澄と2人になってなかったな。

 

「ねぇゆーくん」

 

「ん?どうした?」

 

「さーやとお風呂……どうだった?」

 

「……ぶっ!?」

 

いきなりなんだ?って思ったら……なんで香澄がそんなこと知ってるんだよ!?

 

「さーやが胸揉まれちゃったって言ってたよ?何してたの?」

 

「なんで言うんだよ!?追い出そうとしたら偶然そうなっただけだよ!?」

 

「へぇ〜実は嬉しかったんじゃない?」

 

そこは……否定は出来ない。男だし仕方ないよな?アイツにバレたら何言われるか分からないけど……

 

「まぁとにかく、わざとじゃないから!」

 

「ふふ、そんな必死にならなくてもいいのに〜ゆーくん変なの」

 

「そんな必死か?って香澄!?お前何して!?」

 

現状を説明しよう。まず話してたら急に香澄が寄ってきた。まぁ香澄だからそこはいつも通りだとして……

 

なんで俺の手を取って自分の胸に当ててるんだよ!?

 

「さーやだけずるいもん…」

 

「ずるいって…」

 

「ジャンケンで負けなければ私が行ってたのに…」

 

「あ、なるほど、それで知ってたのか〜って胸の件は普通言うか?」

 

「あれは…予想外だったみたい」

 

そういうこと、沙綾が来た理由がやっと納得。いや待て、香澄じゃなくて沙綾が来た理由は分かったけどなんで俺が入ってる時に来た理由はなんでだ!?

 

「そこは……秘密かな///」

 

「心読むなー!ついでになんで赤らめてる!?」

 

「どうしたの?」

 

「あ、さーや!」

 

「あ、元に戻った」

 

「カフェオレ入れてきたよ〜あとお父さんから差し入れ」

 

「可愛い!」

 

完全に普段通り戻った。問い詰めるのは面倒だしいいや。

 

とりあえず少し休憩してから歌詞作りを再開することになった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「難しいよ〜」

 

作詞を再開してからの香澄は少し行き詰まってきたみたいだ。でもそれも当然だよな、普段やらないんだから。

 

「そんなすぐにできないって、きっと慣れてるやつでも時間はかかるって」

 

「うぅ…」

 

「香澄、お前…もしかして上手く書こうとしてるか?」

 

「え……それは……まぁ」

 

「ふふ、香澄。上手く書こうと意識しない方がいいんじゃないかな?」

 

「え?」

 

ここは沙綾に任せても良さそうだな。さすがバンド経験者。

 

「まずは自分の気持ちを書いてみたらいいんじゃないかな?そうしたらそこからみんなが整えてくれるよ」

 

「お願いします」

 

「私もか」

 

「ゆーくんも」

 

「俺もか。でも香澄語さーやも翻訳できてきてるし俺の出番あるかな?」

 

「「あるよ!」」

 

「2人揃って言うか…でもま、なるべくはみんなに任せるよ。やるのはみんななんだからさ」

 

「はーい」

 

「その理屈だと……私もなるべくみんなに任せていいってことだよね?」

 

「あ、そうなるな」

 

さすが沙綾。いいこと言ってくれる。香澄は沙綾と俺も手伝ってくれることを当てにしてるな。でも沙綾も俺もメンバーに入ってない。俺がなるべくはみんなに任せるってことに沙綾も乗っかって来たけど間違ってないか。

 

「でも私、さーやとも一緒に歌ってみたい。ゆーくんとも!」

 

「「え?」」

 

沙綾はともかく俺もっていうのは難しいんじゃないか?まぁ小さいステージならなんとかいける?

 

「いつか…いつかね」

 

「っ、うん!ゆーくんも!」

 

「俺もか〜まぁ大きなステージとかはさすがに無理だけどクライブみたいな小さいステージならそのうち…」

 

「やったー!」

 

「ったく、調子いいやつだ」

 

「はい!休憩終わり!」

 

「ええ!?」

 

「いやもう充分休んだろ!?」

 

「は〜い」

 

「ふふ、私も優弥も手伝うから」

 

沙綾もいつか歌ってくれるみたいだ。まぁその"いつか"がいつになる分からないけど…ついでに俺の方にも振られたから俺も小さいステージなりそのうちってことにしておいた。

 

休憩を終わりにして作詞を再開することにした。話してて休めたし問題ないよな?再開後はキリのいい所まで進めたから今日は終わりにして寝た。

 

俺は布団を敷かせてもらってベットの横で寝てたのに………何故か起きたら香澄と沙綾まで同じ布団にいたのは謎だった………

 

 

この時の俺はまだ、バンドのポスターが出来上がっていることも知らなかったし、まさかとある人の名前が書かれていることは知るよしもなかった。

 

 

 

 




今回はここまで、次回もなるべく早く投稿します。

作中に「アイツ」とちょくちょく出てきますが、誰のことか知りたい人は読み続けて下さい。そのうち名前で出します。

小説の形式は今のままいきます。前回出したアンケートで今のままが多かったので…

そして評価をして下さった北野真桜さん、ありがとうございます。

それでは次回までお楽しみに。
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