前回投稿してからお気に入りが8くらい増えてビックリしてます。
沙綾side
今日は文化祭の日……だけど昨日香澄と喧嘩しちゃったせいで行きにくいな……でも優弥は優しく言ってくれたしみんなもこんな私を……正直バンドのことはどうしたらいいか分からないよ。
「おはよう沙綾」
「おはよう母さん……」
「今日文化祭でしょ?早く食べちゃいなさい」
「うん……大丈夫?」
「大丈夫よ、後で純や紗南と一緒に行くから」
「無理しないでよ?」
「心配しなくても大丈夫よ」
いつも通り母さんは普通に話してる。でもやっぱり心配……バンドのことはひとまず置いておいてとりあえず今日は文化祭楽しもう。
家を出る時にドアから何かが落ちてきた。手紙みたいだけど……香澄……かな?母さん何か知ってるかな?
「母さんこれ……え」
振り向いたら母さんが頭を抑えていた。嘘でしょ!?また!?
「母さん!?」
「大丈夫よ、ちょっとくらってしただけだから」
「大丈夫じゃない!病院行くよ!」
「でも……」
「いいから!父さん!!」
私は母さんや純や紗南と一緒に病院に行くことにした。文化祭より母さんの方が大事だから……父さんには香澄たちに伝言を頼むことにした。
『文化祭成功しますように…ライブ……成功しますように』
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「本当に大丈夫なのに…」
「ちゃんと検査してもらうの!」
「強情なんだから…」
なんて言われてもいいよ。母さんが倒れるのはもう嫌…純や紗南が悲しくて泣いちゃうのも嫌だもん……
「文化祭本当によかったの?」
「いいって…優弥がいてくれるしそれに……香澄たちもいるから」
「本当に好きなのね」
「な、なに言ってるのこんな時に!?///」
「母さんあの子なら任せられるって思ってるわ」
たしかに優弥のこと好きだけどこんな時に言うことじゃないよ……///
それに優弥のこと好きなの私だけじゃないし……
ってそれは今いいよ!?
「そういうこと今は考えなくていいから!まずは身体のこと考えてよ!」
「はいはい」
まったく……
母さんの順番が来て診てもらうことができた。結果としては今回はただの貧血だったみたいだからよかった……
ゴミ箱に飲み終わった缶を捨てた後携帯を見たら3件留守電が入ってた。なんだろ?あ……優弥からも来てる……心配してくれたのかな///
『沙綾来なかったから心配したぞ〜、来てない理由パン届けて貰った時に香澄に聞いてもらった。事情は把握したから沙綾がそっちについていたいって思ってるならそうしてくれ。こっちは俺たちでなんとかすっから。
それと最後に……1人で抱え込むなよ?それじゃ』
優弥……ありがとう。でも家族のことだし優弥に迷惑かけたくないな。
あとの2件は……どっちも香澄だ。1件目の方は途中でみんなの声が入ってきて騒がしくなったと思ったら切れちゃった。みんなにも心配掛けちゃったね。
2件目は……
『お母さんの具合大丈夫?じゅんじゅんやさーなん泣いてない?沙綾……大丈夫?
こっちはなんとか大丈夫。ライブ、沙綾に届くように歌うから。声は届かなくても気持ちは届くように。歌詞……沙綾の家に届けておいたよ』
「香澄……優弥……」
香澄からの留守電を聞いた後今朝ポストに入っていた手紙を取り出した。これ歌詞だったんだね……
「沙綾」
私はその場で泣いちゃった。泣いてるところに母さんたちが来たみたい。
「沙綾は優しいからね。でも、その優しさをもう少し自分にも向けていいのよ」
「……できないよ」
「沙綾ならできる。貴方は1人じゃないんだから」
「俺もいるぞ」
「紗南もいるよ」
みんな……優弥が言ってた1人で抱え込むなよってこういうことだったんだね。
「私ダメダメだね」
「行ってらっしゃい」
「「行ってらっしゃい」」
「うん、行ってきます」
母さんたちに見送られて私は学校に走り出した。送ってもらった曲を聴きながら…私も一緒にできるかな……ううん、一緒にやりたい!
沙綾side out
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「今やってるCHiSPAが終わったら出番だな。みんな準備大丈夫か?」
「うん」
「大丈夫」
「大丈夫だよ」
「ああ」
もうすぐ香澄たちのライブの出番。みんな準備は問題ないようだな。ここに沙綾もいたらよかったけど仕方ない。
「じゃあ俺は客席の方で見てるけど1つだけ……楽しんでこい!」
「「「「うん!」」」」
みんな大丈夫そうだし俺は客席の方に向かった。壁際の方に立ってステージの方を見るとちょうど香澄たちが出てきた。
出てくると少し音を出すと言って音のチェックを始めた。だけど香澄はドラムの方を見ている。誰もいないドラムを……
「香澄!」
「あ、こんにちは!私たちポッ……」
「待て待て待て!いきなり自己紹介だっけ?」
「え?あ、そっか!」
アハハハハ
観客からは笑いが飛んでるけど香澄慌てすぎ、まぁ香澄らしいって言えば香澄らしいけどな。
「文化祭、楽しんでるかー!」
オー!
「最初の曲聴いてください!私の心はチョココロネ!」
さすが香澄、普通に持ち直してライブを始めた。見に来てくれてる人たちも盛り上がっている。順調に1曲目が終わりもう1曲、新曲の疲労だ。
「次に歌う曲はこの日のために作った曲です。今日は1人いないけど…いつか、いつか一緒に立ちたい。そう思って作りました。聴いてください……」
ガラガラガラ
「さーや!」
「沙綾!」
「沙綾ちゃん!」
「…」
2曲目の曲名を言おうとした瞬間に体育館のドアが空き、そこには沙綾がいた。有咲以外沙綾の名前を呼び、有咲は呼びはしなかったが微笑んでいた。きっと来てくれるって思ってたんだろうな……俺もだけど。
沙綾の手にはドラムスティックがある。きっとCHiSPAのメンバーから借りたんだろうな……偶然会って。
「来ると思ったよ沙綾」
「優弥」
「楽しんでこい」
「うん!」
俺とすれ違う時にハイタッチをして送り出した。ステージ前まで行くと香澄が手を差し伸べてくれていた。
「それでは聴いてください!
STAR BEAT!〜ホシノコドウ〜」
香澄が曲名を言うと2曲目が始まった。沙綾は大丈夫か心配だったけど問題無さそうだな……って思ったら一瞬ドラムスティックすっぽ抜けてるし。でもま、本人は楽しそうだしいっか。
「ありがとうございました!それじゃあメンバー紹介します!
青いギターのおたえ!」
2曲目も無事終わりみんな盛り上がっている。そこで香澄がメンバー紹介を始めた。
「ベースのりみりん!あっちが有咲!」
「キーボード!!」
アハハハハ
たえやりみの紹介はちゃんとしたのに有咲のは適当かい!まぁみんな受けてるけど
「ドラムの〜さーや!ランダムスターの戸山香澄!
そして最後に……」
沙綾と香澄の紹介が終わり最後に……最後?
「証明係さん!あっちの壁際に立ってる男子を照らしてください!」
……香澄が指さした壁際の……俺か!?眩し!?
俺かって思った瞬間に照らされたよ!?
「私たちのことを手伝ってくれて一緒に活動してるゆーくん!
ゆーく〜ん!こっち来て〜!」
えっと……拒否権なし?
…………なしだよね〜香澄だし。
「今ステージち上がってもらったゆーくんを合わせて6人で私たち」
『Poppin’Partyです!』
ったく…こういうことは事前にちゃんと言ってくれよな〜まぁ香澄だしこういう流れを予想できてなかったのも悪いか。香澄が普通のわけないし…
でもま、沙綾も加入して無事にPoppin’Partyのライブを終えることができてよかったな。
今回はここで終わりです。今年はこれがラスト、もしくは間に合えばあと1回投稿します。次の投稿は9話に入りません。
高評価をしてくださったpepepe-さんありがとうございます。
それでは次回までお楽しみに