「みんなお疲れ様」
『ありがとう!』
香澄たちの…いや、Poppin’Partyのステージが終わり、俺たちは今ステージ袖にいる。
「みんなありがとう。私を受け入れてくれて」
「当然だよ!ね!みんな!」
「「「うん!」」」
「言っただろ?俺もお前が一緒にやってくれたら嬉しいって」
「ゆーや///みんなも…本当にありがとう」
沙綾はいきなり来たのにみんなが受け入れて嬉しく思ってる。まぁこいつらが断るわけないけどな。
あ、そう言えば
「なぁ沙綾、そのスティックどうしたんだ?」
「あ、これ?ナツたちのグループに入った新しいドラムメンバーに借りたんだよ。返しに行かないと」
全グループが終わってPoppin’Partyは体育館の外でCHiSPAのメンバーと会っている。沙綾が借りたスティックを返すためだ。
「さとちゃん…だったよね?これありがとう」
「い、いえ」
「沙綾さすがだね〜Poppin’Partyのみんな、沙綾のことよろしくね!」
「「「「うん!」」」」
「ナツ…みんな…ありがとう」
ナツさんたちと沙綾が俺たちと一緒にやることに反対しないみたいだ。
「沙綾のことは俺たちに任せておけ」
「うん、別の意味でもよろしくね!」
「っ!?///ナツ!?///」
「別の意味?」
別の意味ってなんだ?
「ふふ、じゃあね!機会があったら一緒の会場でライブしようね!」
「もぅ〜///でも、そうだね!」
CHiSPAと別れて俺たちも文化祭を回ることにした。今度は沙綾も一緒に…
「有咲、さーや、ちょっといい?」
「「??」」
と思ったんだけど急に香澄が有咲と沙綾を連れて少し離れたところで話し始めてしまった。
なんだ?
「香澄どうかしたのか?」
「多分優弥に関係することだと思うよ」
「俺か?」
「あ、私もわかっちゃった」
俺に関係することか〜そういうこと、あいつら意外とバレバレだし多分予想当たってるはず……
……これ外れてたら俺恥ずかしいやつじゃん。
「ゆーくん、着いてきてもらえないかな?私たち3人から大事な話があるの///」
「ん、わかった」
香澄たちと一緒に別の場所に移動した。どうやら誰も来ない場所で話したいみたいだ。
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-----屋上-----
俺は香澄たちに屋上に連れてこられた。俺の前には香澄、有咲、沙綾の3人がいてその近くににりみやたえもいる。
「ゆーくん、私たちどうしてもゆーくんに伝えたいことがあるの」
「俺に?」
「本当は1人ずつの方がいいかもしれない」
「でも香澄や有咲と話し合って3人で伝えることにしたの」
どうやら俺に伝えたいことがあるみたいだ。ここなら他に人来ないだろうしいい場所かもな。
「私たちね、ゆーくんのことが好き///」
「いつも自分のことより他の人のことばかり優先に動いててそんな人と一緒になりたいって思った///」
「私も優弥が好き///最初に会ったのは紗南を助けてくれた時だったけどその時からずっと優弥のこと見てた///」
「私たち3人で話し合ったよ」
「できたら1人で付き合いたいけど」
「選べなかったら3人全員でもいいって」
3人とも…やっぱりこの話か。バレてないって思われてたかもしれないけど結構バレバレなんだよな。
でも俺……
「それともし複数で付き合う場合だけど…もうゆーくんに彼女いてもいいって///」
「え!?」
「ま、まぁ普通驚くよな?でも///」
「それだけ優弥と付き合いたいった思ってる///」
「あ、沙綾!?///」
「えへっ///」
「だからゆーくん///」
「優弥///」
「ゆーや///」
「「「私と付き合ってください!///」」」
予想していたけどやっぱり告白だったか。とは言え3人同時にとは思ってなかったけど……
「3人とも、まずはありがとう。俺の事好きになってくれて」
「「「っ///」」」
「でもごめん…今はまだ、お前たちと付き合うことができない」
「「「そっか…」」」
3人とも落ち込んじゃったか、人の話最後まで聞けよな〜
「俺さ、3年ちょっと岐阜に行ってただろ?そこに彼女いて今も電話で話したりしてるんだよ。それでその彼女も他に付き合う人ができてもいいって言ってはくれてるんだよ」
「「「じゃあ!?」」」
「話は最後まで聞けって、付き合うにしても俺が本気で好きになったらいいって言われてる。まだ3人に対してそういう関係になりたいとは思えてないんだ」
「それじゃあゆーくん、もしゆーくんをその気にさせたら」
「ああ、そうなったらその時は…俺から言うよ」
「「「うん」」」
「よーし!ゆーくんを絶対振り向かせるぞー!」
「おー!///」
「お、おー///」
うわっ!?なんか3人ともすごいやる気になった!?
つーか有咲照れて"おー"って言うのなんか可愛いな。
「あ、ねぇゆーくん。ゆーくんがその彼女と付き合うことになったきっかけ知りたいな」
「っ、い、いや〜岐阜に引っ越してからめっちゃ寂しくてさ。それまで香澄といて賑やかだったのがすごい楽しくて…まぁ迷惑かけられたことの方が多いけど」
「ゆーくんってば…///」
「香澄には言ったことなかったけど小学生の時から趣味程度でギター弾いてて中2の時にとある1年生と会ったんだよ。そいつギター始めたばかりだけどやっててさ。そいつと一緒にギター弾くようになっていったんだ」
「そうなのか」
「ゆーやも寂しいって思うんだね」
「そりゃあな、それで俺の寂しさをそいつが埋めてくれてたんだ。一緒にバンドもしてた」
「ゆーくんがバンド!?」
「まぁギター上手かったからな」
「ええ!?」
「あれ?香澄知らなかったんだ?」
「みんなだけずるい!!」
「悪い悪い、お前が家庭科の居残りしてる間代わりにギターやってたんだよ」
そういえば香澄は知らなかったままだった。知られた騒がしくなりそうだったし。
「まぁ話戻すけど寂しさ埋めてくれて一緒にやってるうちにそいつのことばかり見てた。まぁ簡単に言えば…惚れちまってたんだよ。それで俺から告白して付き合うことになったんだよ。両想いだったみたいだ」
「そうだったんだ」
「いいな…そいつ」
「でもゆーやも振り向かせたら私たちもいいってことでしょ?」
「まぁな」
つーかすごいことだよな。彼女が他の人とも付き合っていいって言うなんて。でも3人も事情わかったしこれから色々アピールされそうだな。
-----その日の夜-----
「もしもし?」
「もしもし優弥先輩!今日は早いですね?」
「たしかに、今大丈夫だったか?」
「はい!いつもより早く優弥先輩の声聞けて嬉しいです///」
「お、おう、照れる///」
ったく○○は、こういう時はハッキリ言いやがって…
照れるけどまぁいいや。早く電話したのは香澄たちのこと伝えるためだ。
「○○、今日さ、3人に告白された」
「もぅ〜優弥先輩ってば相変わらず女子を惹きつけるんだから〜」
「相変わらずって…」
「こっちでも人気だったんですよ?」
「ええ!?」
マジか。知らんかったわ。
「まぁそれはいいや、3人には俺がその気になったらってことにしておいた」
「ふふ、優弥先輩ならそう言うと思ってました」
「さすがだな〜俺の事わかってくれてるな」
「はい!いいって言ったの私ですから。それでも優弥先輩は簡単に彼女を増やしたりしないって思ってましたから」
「サンキューな」
伝えるべきことは伝えたしあとはいつも通り色んな話をして寝るまでを過ごしていた。
ついでに……この日以降香澄たち3人から"おやすみ"というメールが毎日来るようになった。朝の"おはよう"も…
後編はまた別の機会です。今回名前隠していますが察しのいい人は誰だかわかってますね?そのうち登場するのでその時までお楽しみにしていてください。
最高評価をして下さったshida_0001さんありがとうございます。
今回で今年の投稿は終わりとなります。来年もまたよろしくお願いします。