星の少女たちとキラキラを求め   作:カット

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期間空いてすみません。色々やることやっていたらここまで投稿感覚空いてしまいました。


22、香澄の復活(後編)

 

「あー…あーー!あっちゃんあっちゃーん!」

 

最近の朝の恒例になってる出来事、声が出なくなってから起きる度に声出るかなって思ってやってるんだよね。いつもは出ないんだけど今日は声が出たの。嬉しくなってあっちゃんの部屋に突撃したらうるさいって言われちゃった。

 

あ、ゆーくんにも教えないと!

 

 

prrrrr

 

 

『もしもし香澄?もしかして声出るようになったのか?』

 

「うん!ゆーくん正解!」

 

『そりゃあ電話してきたしわかるよ。でもよかったよ、もっと話してたいけど後でな』

 

「うん!」

 

朝から電話して怒られるかなって思ったけど怒らないでいてくれた。やっぱりゆーくん優しいし大好き!あ、それは今言うことじゃないね。でも声出るようになってよかった。

 

……歌う時声出なくならないよね?

 

香澄side out

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「ご迷惑をおかけしました」

 

教室に着くと香澄がポピパのみんなに頭を下げて謝っている。みんな怒っていなく、声が出るようになって安心している。

 

「みんな怒ってないから大丈夫だ、練習はいつから参加する?」

 

「今日から!」

 

「うん、そう言うと思った」

「「「「たしかに」」」」

 

「ええ!?」

 

「ただし、どこかおかしかったらすぐ休むんっぞ?」

 

「うん…」

 

練習は今日から参加するつもりみたいだ。まぁそう言うと思ってしみんなもそう思ってたみたいだ。

 

どこかおかしくなったらすぐ休むことを約束させたけど……どこか本調子じゃない感じがするんだよな。今は普通に話してるけど歌う時になったら……って可能性はある。そうなったら香澄自身がどんな気持ちでいるのか聞くか。今聞くよりその時の方が正直に答えてくれそうだし。

 

 

「香澄がいない間有咲が引っ張ってたんだよ」

 

「そうなの?ゆーくんじゃなくて?」

 

「優弥も沙綾も何もしないし……」

 

「どっちかって言うとサポートしたいタイプだから」

 

「嘘つけ!」

 

「有咲、ずっと俺を頼るつもりか?」

 

「うっ……た、たまにはいいだろー!?」

 

「まぁな」

 

学校が終わり蔵に向かいながら香澄がいなかった時のことを話しているけど……なんだろ、有咲弄るの楽しい。

 

色々話してるうちに蔵についたから、早速みんな準備をしてすぐに終わらせた。香澄はどうなるか……

 

「香澄準備いい?」

 

「……うん」

 

「じゃあいくよ」

 

沙綾が香澄に準備いいか聞いた。準備はできてるみたいだけどすぐに答えられなかったな。表情もこの前のオーディションの時と同じ……いや、その時よりも……

 

沙綾の合図で始まった……と思ったが香澄は歌えなかった。

 

「っ……ごめん、まだだった、みんなは練習してて」

 

「待て香澄!」

 

「っ!?離して!?」

 

「離さねぇよ!」

 

「きゃっ///」

 

歌えなかった香澄はギターを片付けて蔵から出ていこうとしたがそれを俺は許さない。腕を掴んで逃がさないようにしようとしたが、振り払われそうになったから抱き寄せた。そうしたら小さな悲鳴を上げた。

 

……香澄でもこんな声出すんだな。

 

「ゆ、ゆーくん///」

 

「逃げるな香澄」

 

「で、でも今の私がいても迷惑に……」

 

迷惑なら逃がさないようにしないって……とりあえず香澄のことは離した。出ていこうとはしないからこのまま話すか。

 

「香澄、お前今何考えてる?」

 

「何って……」

 

「歌うのが怖くなってるのか?」

 

「っ!?」

 

「お前の表情が気になるんだよ。オーディションの時も今も……歌い出す前怯えてる感じがらするんだよ」

 

「怯えてるのかな……私が1番できてないから……」

 

1番できてない?香澄なんでそんなこと……

 

「香澄、誰かに何か言われた?」

 

「オーナーに……」

 

「あのばあちゃんか…」

 

オーナーが俺に謝ってたな。

 

「私が1番できてないって……周りも自分も見えてないって……」

 

「はぁ……香澄、お前が1番できてないなんて分かってただろ」

 

「……ぇ」

 

「有咲お前……いや、任せる」

 

有咲がオーナーが言っていたことを肯定した。まぁ間違ってないしここは有咲に任せるか。

 

「他のみんなと違ってお前は今年から楽器を始めたんだぞ。1番できてなくてもおかしくない」

 

「オーナーが言ってた見えてないって言うのはどこがダメなのか、何が足りないのか自分で理解できてないってことだと思うよ、優弥はどう思う?」

 

「ここで俺にふる?まぁでも、有咲や沙綾の言う通りだと思うぞ」

 

ここで俺にふってくるとは思わなかったけど2人の言ってることはあってると思う。でもこれで香澄に足りないことが自覚できるはずだ。

 

「でもこれで見えてなかったこともわかったんじゃないかな?」

 

「りみりんの言う通りだよ」

 

「みんな…」

 

俺出る必要なさそうだけど……いるだけっていうのもあれだしちょい提案してみるか。

 

「ちょっと提案なんだけどさ……」

 

「みんなで歌おう!」

 

「……たえわざとだろ?」

 

「あ、バレた?」

 

「コーラスとか以外もってこと?」

 

「うん!みんなで歌う場所決めてさ!」

 

俺が提案しようとしたことを遮ってたえが提案した。つーかわざとやってるし……でもまっ、いっか。

 

反対する人はいなかったためすぐに歌う場所を決めて歌い始めた。そして今度は香澄も歌うことができた。

 

「歌っちゃった」

 

「よかったな香澄」

 

「うん!みんなありがとう!」

 

香澄も歌えることになって無事解決

 

 

 

…………そう思ってたら

 

「ところで優弥」

 

「どうした沙綾?」

 

沙綾にいきなり話しかけられたけどなんだ?

 

「抱きしめるのは香澄だけなの?」

 

「えっ」

 

「さーや!?改めて口に出されるの恥ずかしいよ///」

 

「私にもして欲しいな///」

「沙綾ずるいぞ!私も…///」

 

え、なにこれ?って前なら思ってたけど沙綾と有咲の気持ちも知ってるし疑問には思わない。思わないけどみんなの前でしないとダメなのか?

 

「みんなの前じゃないとダメだよゆーくん!私だってみんなの前でされたんだから!」

 

おい香澄、俺はまだ口に出てないのに何故考えてることわかったんだ!?香澄のくせに!?

 

結局沙綾と有咲の2人もみんなの前で抱きしめることとなった。

 

…………改めてするのはさすがに恥ずいわ!

 

 

 

 

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