星の少女たちとキラキラを求め   作:カット

3 / 60
タイトル思いつかない……


2、始まりの直前

ーーーー放課後ーーーー

 

「ゆーくん!」

 

「っ!?お前は普通に話しかけられないのか!?」

 

「普通だよ?」

 

「……」

 

放課後になると香澄が呼びながら抱きついてきた。いちいち抱きつくのが普通かい…ついてけねぇ…しかも周りの目が痛いし後ろからの山吹さんの視線が怖いんだが…

 

「そんなことより部活見に行こっ!」

 

「そんなことって……つーかなんで俺まで?」

 

「暇でしょ?」

 

「あのな〜別に予定はないけど俺は部活入る気ないの、だから1人で行けっ」

 

「ええ〜ゆーくんも〜せめて水泳部だけでも〜」

 

「いやなんで水泳部!?」

 

『もしかして山本君って女子の水着見たい人なの?』

 

『本当にそうなら嫌だな〜』

 

いやいやいや!?なんか変な誤解されてる!?

 

「香澄そろそろ黙ろうか、俺変な誤解されてるし」

 

「だって水泳部あっちゃんいるんだよ?」

 

「あっちゃん?明日香ちゃんか?」

 

「そうだよ」

 

「それで水泳部か〜別に部活中に会う必要ないだろ?じゃあな〜」

 

「あ、待って山本君!」

 

「ん?どうした?……っておい香澄!?」

 

部活見学一緒に行かないかとしつこかった香澄。水泳部だけって言ったのは香澄の妹の明日香ちゃんがいるからみたいだな。おかげで変な誤解は解けたけど……

 

帰ろうとしたら山吹さんに呼び止められたけどなんだろ?そうしたらいきなり香澄が走ってきて腕を引っ張られて走ることに……って強引すぎだろ!?

 

「行くよゆーくん!」

 

「さっきの話聞いてたか!?」

 

「いいからいいから!」

 

「よくねー!」

 

「山本君後でお店来てね!待ってるから〜」

 

「わかった、後で行く」

 

結局香澄に引っ張られて水泳部のところに行くことになっちまった……明日香ちゃん嫌がらないかな……

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「見学させてくださーい!」

 

「どうぞ〜見学は2人かな?」

 

「いえ、俺は見学じゃなくて…」

 

「あ、あっちゃんいたー!」

 

「お姉ちゃん!?」

 

おい香澄…対応してくれてる先輩無視かよ……

 

「えっと……すみません、見学に来たのはそいつだけで俺は……」

 

「ゆーくん来て来てー!」

 

「いいよ、行っておいで」

 

「す、すみません」

 

いい人でよかった…普通ならこれ怒られるパターンだよな……とりあえず2人のとこ行くか。

 

「ほんとにゆー兄……なの?」

 

「まぁな、久しぶりだな明日香ちゃん。あとごめんな?ほんとは部活中に会うつもりなかったんだけどさ」

 

「私も…できれば水着姿で会いたくはなかったけど…大丈夫だよゆー兄、お姉ちゃんが無理矢理連れてきたんでしょ?」

 

「よ、よくわかってる…」

 

「まぁね……はぁ、お姉ちゃんってば……」

 

「部活見学は香澄だけだし明日香ちゃんは部活頑張ってね」

 

「ありがとうゆー兄」

 

「ええ〜ゆーくんも一緒にあっちゃんのこと見ようよ〜」

 

「お前は部活見学であって明日香ちゃんのことだけを見に来たわけじゃないだろ!?」

 

「お姉ちゃん……先輩に追い出してもらっちゃうよ?」

 

「はい、大人しくします」

 

「「はぁ……」」

 

香澄1人を残して大丈夫かという不安はあったが、俺は部活に入るつもりはなかったため帰ることにした。まぁ山吹さんとの約束もあるし家じゃなくて山吹ベーカリーに向かうことにしたが……

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「いらっしゃいませ〜あ、山本君!やっと解放された?」

 

「ほんと香澄の強引さには困ったぜ…それより何かあるのか?」

 

「うん…」

 

「ちょっ!?山吹さん!?」

 

店に入ったら俺以外には客はいなかった。だから今の山吹さんの行動を見る人はいない……香澄と同じくいきなり抱きつくという行動を……

 

「前にいいって言われてるけどやっぱりお礼させてよ。私の大事な妹を助けてくれたんだから」

 

「……はぁ、ったく、頑固だな山吹さん。分かったよ」

 

「ありがとう。それで私に何ができるかな?」

 

「そうだな〜それじゃあ今から買うパンタダにしてくれるか?」

 

「……え、そんなことでいいの?なんでもするよ?」

 

「いやいや、男になんでもするとか簡単に言うなよ……とにかくさっき言ったことでいいから」

 

「むぅ〜つまんないの」

 

「つまんないって……」

 

まったく、何言ってんだか……しかしなんでもいい……か、惜しいことをしたか……とは思わない。別にお礼が欲しくて助けたわけじゃなかったからな。

 

「それじゃあ……あ、じゃあこれは私が勝手にすることだから気にしないでね」

 

「……え?」

 

今頬に何か柔らかい感触が……

 

「えへへ///これはこれで恥ずかしいね///それじゃあレジで待ってるから欲しいパン持ってきてね」

 

「お、おう…」

 

やっぱりさっきのは頬にキスされたんだよな?山吹さんの言う通り恥ずかしいな。とりあえずパン選ぶか…

 

「そうだな、メロンパンとカレーパン…あとチョココロネにするかな」

 

「チョココロネ選ぶとはわかってるね〜1番人気のパンだよ」

 

「そうなのか?それは楽しみだ」

 

「絶対ハマるから楽しみにしててね!それと…朝ちゃんと挨拶出来なかったけどこれからよろしくね山本君」

 

「おう、よろしくな山吹さん」

 

へぇ〜チョココロネ人気なんだ。普段あんま食べないパンだけどこれは食べるの楽しみだな。さっきお願いした通り今日の代金はタダになった。

 

朝香澄のせいでちゃんと話せなかった俺たちはお互いに挨拶をして、俺は店を後にした。この後香澄がまたおかしなことを言い出すことを知らずに……

 

 




今回はここで終わりです。
私の勤めてる会社は休みになってないので忙しいままです。できるだけ早く投稿できるようにとは思っています。

次回までお楽しみに
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。