星の少女たちとキラキラを求め   作:カット

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前話で月1になりそうと言いつつ今月2話目、月末はちょっと余裕あること多いです。





29、入学式

 

 

花咲、羽丘入学式当日

 

「ゆーくんおはよう!」

「おはようゆー兄」

 

「おはよう香澄、明日香ちゃん」

 

香澄の家の前で2人と合流した。というのも、今日は花咲川と羽丘2つの高校で入学式、香澄や俺は花咲川の入学式の手伝い、明日香ちゃんは羽丘の入学式だ。羽丘に通うらしい。

 

「ゆー兄、ゆー兄からでも男子にちゃん付けされるのちょっと恥ずかしいし呼び捨てがいいかな」

 

「そうか?じゃあ明日香って呼ぶよ」

 

「うん//」

 

「あれ〜?あっちゃん嬉しいの?」

 

「なっ!?そ、そんなんじゃないし!///」

 

はは、明日香と可愛いとこあるな。

 

「ゆー兄も笑ってないでお姉ちゃん止めて!」

 

「俺でも止めるの難しいぞ?」

 

「たしかに」

 

「ええ!?」

 

「「ふふ」」

 

割と間違ったことは言ってない。香澄を止めるのは難しい。いやまぁ2人きりなら方法はあるけど人が見てる前だとさすがにな。

 

香澄が驚いたからおかしくなって明日香と一緒に笑っちゃったよ。

 

「とりあえず行こうぜ、電車に遅れたらまずいし」

 

「「はーい」」

 

はは、姉妹揃って同じ反応か。

 

「でも学校近くてよかったよ、また一緒に通えるね」

 

「お姉ちゃん、そんなこと言ったらゆー兄沙綾さんや有咲さんばかりと行っちゃうよ?」

 

「それは嫌だよ〜」

 

「おっと、唐突に抱きつくなよ。ってか2人で行く日ローテーションで決めてるんだし俺と行かない時に明日香と2人で行けばいいだろ?」

 

「それもそっか」

 

「あ、私授業始まったら少し早めに行くよ?」

 

「「え?」」

 

腕にとはいえ電車の中で抱きつかれるのは正直恥ずかしいところがある。それは置いておいてなんで明日香早めに行く必要あるんだ?部活でも入るのか?

 

香澄が気になって聞いたら

 

「羽丘は進学校だからね、早めに教室行って勉強したいの」

 

と答えた。真面目だな〜でも紗夜先輩から聞いたけど生徒会長日菜先輩ってなんだよな〜真面目な雰囲気にならない気がする。

 

「もう卒業後の大学とか考えてたりするのか?」

 

「それはまだだよ?」

 

「そっか、勉強もするのはいいけど無理すんなよ?」

 

「そうだよあっちゃん、息抜きは必要だからね!」

 

「香澄は勉強の量増やそうか」

「たしかに…お姉ちゃん勉強の時間少ないね」

 

「ええ!?」

 

とりあえず勉強するために早く行くだけみたいだな。

逆に香澄は少なすぎるけど……

 

その後色々話をしていたら明日香が降りる駅に着いた。

 

「明日香」

「あっちゃん」

 

「?」

 

「「高校入学おめでとう」」

 

「//ありがとう」

 

明日香に入学祝いの言葉をかけたらちょうど扉が閉まった。最後ちょっと照れてたな?

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

花咲川

 

 

「おはようござ……なんだ香澄か」

 

「俺もいるぞ」

 

「おはよう優弥」

 

「ええ〜有咲私には?」

 

「あ〜はいはい」

 

学校に到着すると校門入ってすぐのところに有咲がいた。まぁ受付とかやってるかいて当然か。

 

それと……

 

「燐子先輩もおはようございます」

 

「ひっ!?」

 

「えっ……」

 

有咲の横にしゃがみこんでたから挨拶したけど……なんで?

 

「あ〜ゆーくん燐子先輩怖がらせた〜」

 

「いやそんなつもりじゃ」

 

「だ、大丈夫…です、おはようございます優弥君。あと戸山さんも」

 

「えっと…何してたんですか?」

 

「す、スピーチの練習…です」

 

あ、入学式のか。

 

燐子先輩は生徒会長をやってる。だから入学式で挨拶するんだけど……人前苦手だけど大丈夫かな?

 

「有咲も?」

 

「いや有咲は書記だししないだろ」

 

「そうだぞ香澄。私が人前に出て喋ると思うか?」

 

「ま、新入生代表挨拶すっぽかしてたもんな」

 

「ちょっ!?優弥!?///」

 

あれ?赤くなったけど改めて言われるの恥ずかしかったのかな?4人で集まって話していると

 

「おはようございます」

 

「「おはようございます紗夜先輩」」

 

と、校舎の方から紗夜先輩がやってきた。

 

「今日はよろしくお願いします」

 

「はい!」

 

「手伝えることあれば何でも言ってくださいね」

 

「「ふふ」」

 

「ん?」

「「?」」

 

俺がそう言うと燐子先輩も紗夜先輩も顔を見合わせて笑いだしたから俺たちはなんだ?って思った。ほんとにどうしたんだ?

 

「すみません突然」

 

「今年もまた…たくさん助けられちゃいそうで」

 

「白金さんの言う通りですね、なるべく自分たちでなんとかしますけど」

 

「「あ〜」」

 

「なんか2人に納得されてるんだけど!?」

 

なんか香澄と有咲にまで納得された。まぁいっか。

 

「それより戸山さん、リボン曲がってますよ」

 

「あ、すみません」

 

「行儀が悪いわよ」

 

「っ!?はい!!」

 

話していると紗夜先輩が香澄のリボンが曲がっていることに気がついた。治してあげてる間有咲が肘をついていたからそれは注意された、まあ当然か。

 

……とうとう香澄は自分で気が付かなかったか。

 

「これでよし、先輩になるんですから下級生のお手本になるように身だしなみから気をつけてください」

 

「はーい!」

 

「それにしても……優弥君なら気付くと思ったんですが……ひょっとしてわざとですか?」

 

「正解、さすが紗夜先輩」

 

「ええ〜ゆーくんひどーい!」

 

酷いか?

 

「制服の身だしなみくらい自分でちゃんとしないと〜」

 

「ぶぅ〜」

 

「それに…」

 

「?」

 

「自分で身だしなみきっちりして可愛い香澄見せて欲しいからな」

 

「っ///うん///」

 

本心だけどこう言った方がちゃんとしそう。

 

「相変わらず……ですね」

 

「えぇ」

 

「ゆ、優弥、私はちゃんとしてるぞ///」

 

「偉いぞ有咲」

 

「ん、えへへ///」

 

香澄に対抗してか有咲も入ってきたから撫でてあげた。そうしたら嬉しそうにしてくれてる。2人とも可愛いな。

 

「さてと、そろそろ新入生来るし俺たちも準備手伝うか」

 

「あ、そうだね」

 

この場から離れ俺も香澄も役割を果たすことにした。ちなみに有咲は少しの間赤くなったまま固まっていたそうだ……まぁ紗夜先輩がいたから問題ないけどな。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

明日香side

 

羽丘

 

 

私が通うことになった羽丘学園、ここもお姉ちゃんたちが通う花咲川みたく数年前に女子校から男女共学なってる。今は入学式で生徒会長の氷川日菜さんが挨拶で立って挨拶をしている……んだけど

 

「え〜新入生のみなさん入学おめでとうございます。勉強も大事ですが生徒会長的には……

 

るんってしよう!」

 

生徒会長の挨拶なんだけど原稿を投げ捨てちゃった。それをほかの生徒会のメンバーだと思うけど必死に拾ってるけど……いいのこれ?

 

生徒会長挨拶が特殊だっただけで他は他と変わらなさそうなことを進行して問題なく終わった。

 

その後クラスが貼り出されてるから見て教室に向かったら……誰か前でよく分からないこと言ってる。

 

「入るところ間違えたかな……」

 

って思うくらいなんだよね。

 

そう思ってたら

 

「わあっ!?」

 

「わっ!?」

 

後ろから来た人とぶつかっちゃって持ってるプリントが散らばっちゃった。私が立ち止まってたのも悪かったね。

 

「ごめんね入口前で止まってて、手伝うよ」

 

「い、いえ、こちらこそごめんなさい。ありがとうございます」

 

ぶつかった子すごい枚数持ってるけどこれひょっとしてクラスの人数分?

 

「私も持つの手伝うよ。1人じゃ大変でしょ?」

 

「あ、ありがとう」

 

「先生に頼まれたの?」

 

「うん、出席番号1番だから持って行ってって」

 

「マジ?」

 

「マジです…」

 

1番だから持って行ってって、ドンマイとしか言いようがないね。せっかくだし名前聞いてみよっと。

 

「名前"あ"からとか?」

 

「はい、朝日六花です」

 

「朝日六花……あれ?どこかで聞き覚えがあるような」

 

「え……」

 

朝日六花、どこかでこの名前聞いた覚えあるんだけどどこだっけ?

 

「あ、ごめん聞いておいて私言ってなかった。私はと…」

 

「みんな席ついて。HR始めます」

 

「もう来たの!?ごめん後で」

 

「は、はい」

 

名前言おうとしたら先生が来ちゃった。でもほんとどこで聞いたんだろ?

 

自分の席についてると黒板の前でよく分からないこと言ってた子が

 

「ああ!前に優弥先輩とギター弾いてた子だよね!?」

 

って叫んで……思い出した!お姉ちゃんから聞いたんだ!

 

「え!?そ、そうだけど」

 

「宇田川さん後にしなさい?」

 

「あ、ごめんなさい」

 

HR始めるというタイミングだったから怒られてた。まぁ当然だけど……

 

HR終わったらまた話に行こっと。

 

 

HR終了後

 

 

「朝日さんちょっといい?」

 

「うん、私も話したかった」

 

「あこも話したいことある!」

 

「「わあっ!?」」

 

HRが終わって朝日さんのところに行って話そうとしたら宇田川さんもいきなり来たから2人で驚いちゃった。

 

「さっきの自己紹介の時に私のこと驚いて見てたから予想できてると思うけど私のお姉ちゃんPoppin’Partyのギターボーカルなんだぁ」

 

「「やっぱり!」」

 

「宇田川さんも知ってるの?」

 

「あこでいいよ、あこはRoseliaってバンドでドラムやってるの」

 

「そうなんだ、それで……六花でいいかな?」

 

「大丈夫だよ」

 

「私も明日香でいいからね。六花ゆー兄と弾いたってほんと?」

 

「「ゆー兄?」」

 

あ、つい癖で。

 

「お姉ちゃんとゆー兄って幼馴染なんだけど私もよく一緒に遊んでたんだ〜」

 

「「へぇ〜」」

 

「あ、弾いたのは本当だよ。SPACEの最後のライブの後に出演者で集まって…」

 

「あ、そう言えばオーナーの人そんなこと言ってたっけ、私もその時お姉ちゃんのライブ見に行ってたよ」

 

「そうなんだ、それで優弥先輩が弾くことになったんだけど私も一緒でいいって言ってくれたみたいでそれで一緒に弾いたの」

 

「優弥先輩もだけど六花も凄ったよ!」

 

「見てみたいな〜」

 

そういえば私ゆー兄がギター本気で弾いてるところ見たことないかも

 

「明日香見たことないの?」

 

「うん、家に来てお姉ちゃんに教えるために弾いてるのは見たことあるけど本気で弾いてるところは見たことないからね」

 

「そうなんだ」

 

「私もまた家に来てもらおうかな、こっちに引っ越した時家まで着いてきてもらったけど」

 

「岐阜からってさっき言ってたね」

 

「うん、知り合いが銭湯やっててそこで暮らしてるよ」

 

銭湯か〜行ったことないな〜

 

というよりあこがいると話したいこと話せないな〜複数人と付き合ってること知ったらどんな反応するか分からないし……

 

でもさっき家に来てって言ったのに何も反応無かったし六花自身は気にしないのかな?

 

「あなたたち」

 

「「「!?」」」

 

「仲良くなるのはいいけど今日はもう下校時間です」

 

「「「す、すみません!」」」

 

話してたら下校時間になってた。帰りながら2人になれたら聞けばいいかな。

 

「あっ、そうだ!」

 

「「?」」

 

「明日香の聞きたいことって優弥先輩が六花の他に香澄先輩たちとも付き合ってることどう思うかでしょ?」

 

「「!?」」

 

え、あこ知ってたの?というか六花も驚いたってことはあこがそのこと知ってるの知らなかったってことかな?

 

「あこちゃん知ってたの!?」

 

やっぱり……

 

「うん、海に行った時にポピパのみんなと会った時に知ったよ」

 

「そういえばお姉ちゃん海でRoseliaに会ったって言ってたっけ。

 

それと私が聞きたいことはそれだよ。ゆー兄の人の良さは知ってるけど六花は本当に同時で付き合うことになっててもいいの?もし実は嫌とかだったらお姉ちゃんに……」

 

「大丈夫だよ明日香ちゃん。私からいいって言ったんだから、心配してくれてありがとね」

 

「わかった。本人がいいなら私からは何も言わないよ」

 

本人が納得してるんだしそれなら何も言うことないね。将来どうするかは知らないけど……

 

その後3人で色々話しながら校門まで行くといるとは思わなかった人がいたからびっくりしたよ……

 

明日香side out

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

花咲川

 

「今日は本当にありがとうございました。生徒会と風紀委員だけじゃ手が回らなくて」

 

「いえいえ」

 

「困ってる時は助け合わないと」

 

「香澄がちゃんとやるとはな〜」

 

「有咲ひどーい」

 

『あははは』

 

入学式も無事に終わり生徒会や風紀委員、それに有志の手伝いのやることが終わったため生徒会室で集まって話している。

 

ただ……

 

「燐子先輩……大丈夫……ですか?」

 

「いつまでそうしてるつもりですか白金さん」

 

「だって……」

 

燐子先輩が落ち込んでいる。入学式の挨拶で緊張したのか全然喋れず終わったからだ。

 

「だいたい、人前に出て話すのが苦手なのになんで生徒会長を……」

 

「あ〜紗夜先輩、前の生徒会長にお願いされたというか押し付けられたというか…」

 

「有咲も?」

 

「私はその……生徒会やってたら内申点上がるからって聞いて……///」

 

うん、赤くなってるし別の理由あるなこれ。まぁいいや

 

「いえ、それもありますけど1番は自分を変えたくて……

 

今まで苦手なことから逃げてきました。だから逃げずにやっていきたいと、そう思って生徒会長に」

 

「そうですか、手伝えることあればいつでも言ってくださいね」

 

「いいことだと思いますよ。ゆっくりやっていきましょう?暇なら俺も手伝いますし」

 

「ありがとうございます氷川さん、優弥君」

 

生徒会の問題にはだからなるべくは関わらないようにするけどな。

 

「それじゃあ戸山さんと優弥君はここまでですね、後は生徒会と風紀委員で片付けます」

 

「手伝うのは……無しですよ」

 

「無し!?」

 

「たくさん……手伝ってもらいましたから」

 

「これ以上は申し訳ないですし」

 

「別に大丈夫ですよ?ね、ゆーくん」

 

「去年から色々手伝ってるし今更感あるけど……じゃあ俺は先に失礼しますね、羽丘の方に行きたい理由ありますし」

 

『羽丘に?』

 

わぁ〜みんなハモった。ロックが来てることはまだ秘密で今度サプライズで蔵に呼ぶつもりだから理由バレないようにしないとな。

 

「じゃあそういうことで、香澄!有咲待つなら迷惑かけないようにな!」

 

「かけないよ〜じゃあ後で蔵でね!」

「終わったら私たちも行くから……は、早く来いよ///」

 

「有咲可愛いな、おう!」

 

「なっ!?///」

 

俺が出た後有咲を弄る声が聞こえたけど俺は気にしない。まだ間に合うと思うし走るか。

 

 

電車まで、それと電車から降りてからも走って羽丘に着いたらちょうどロックが出てきていた。明日香やあこと一緒に……

 

 

 

 




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