「http……ななめ」
「……花、六花〜」
「わっ!?」
朝教室で本を読んでたら明日香ちゃんに呼ばれてることに気付かなかった。だから気付いた時はびっくりしちゃった。
「ご、ごめん」
「だ、大丈夫、私こそごめん!?」
「驚いただけだから大丈夫だよ。それより何読んでるの?」
「これ?この間のライブホームページに載せようと思っててそのやり方読んでたの」
「ライブ?」
あ、いきなりライブって言われても分からないよね。
「私GALAXYでバイトしてるんだけど最近ライブがあってそれを載せるんだ〜」
「なるほどね」
「あこも出たよ!」
「っ!?あこちゃんおはよう」
「おはようあこ」
「おっはよー」
もうあこちゃん、いきなり会話に入ってきたらびっくりするよ。
「六花はバンドやらないの?」
「向こうでは優弥先輩や他の子とやってたけど……はっ!」
「……え、私!?」
私もバンドやりたいけどメンバー集めないと……って思ったら目の前に明日香ちゃんがいた。やってくれるか分からないけど
「今ならベース!ドラム!キーボード!ボーカルどれでも!」
「いや〜私はやらないかな……受験勉強したくて」
「「受験勉強??」」
受験ってまだ入学したばかりなのな?どこか行きたいところあるのかな?
「どっか行きたい大学あるの?」
あ、先にあこちゃんに聞かれちゃった。
「ゆー兄と同じようなこと言ってる……そういうのはまだないけどいい大学行っておきたくて」
「「おお〜」」
パチパチパチ
凄いな明日香ちゃん。私まだそこまで考えてないのに。
「だからバンドはね」
「うん、無理に誘わないよ。でもやりたくなったら教えてね」
「分かった」
「私もいつかこんなふうに」
「あ、お姉ちゃんだ」
私の携帯の画面にはPoppin’Partyのライブ中の写真が表示されてて明日香ちゃんが"お姉ちゃんだ"って、知らなかったら絶対驚いてたよ。
六花side out
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「玉子焼き美味しそう〜」
「食べるか?」
「うん!」
今は昼休み中、香澄と有咲と俺は先に中庭に来て弁当を食べている。香澄が有咲の弁当見て玉子焼きを美味しそうと言って食べたそうにしている。たしかに有咲の玉子焼きは美味いから気持ちはわかる。
「待った!私も市ヶ谷家の玉子焼き予約済みだよ!」
沙綾が来たけど……予約済み?
「予約できるの?じゃあ次は私も予約しようかな」
「そんなシステムねぇ!」
「でも有咲ちゃん家の玉子焼き美味しそうだよね」
「実際美味いぞ?りみも食べさせてもらえればわかる」
「そうなの?」
「食べる?」
「いいの?ありがとう」
たえも予約しようと言い出すけどそんなシステムは当然ない。りみが美味しそうと言うと俺も同意したら食べさせて貰えることになったから有咲は1つ持ってりみの方に差し出すと……
「美味しい」
なんとたえが食べてしまった。これには流石に俺も驚いた。
「おたえ交換!何かよこせ!」
たえが勝手に食べたことより交換で何かくれないとダメみたいなやり取りになってるけど……普通勝手に食べたこと怒るんじゃね?
「それじゃあ私は先行くな〜」
「生徒会?」
「そう。資料整理とか色々やることあって」
「それじゃあ生徒会室まで有咲姫を送りますか」
「はいはい、よきにはからえよ〜」
食べ終わった有咲は生徒会室に行くみたい。沙綾は有咲を送るみたいだけど俺も一緒に行くか。ちょい燐子先輩に聞きたいことあったし。
「失礼しまーす」
「あら?優弥君?それに山吹さんも?」
「どう…しました?」
「有咲姫を送ってきました」
「まぁ俺は手伝えることあればってのと生徒会の仕事終わった後時間あればちょっと聞いておきたいことあって来ただけです」
「「「「(それはだけって言わない気が)」」」」
「ん?」
有咲を送り届けに来たついでに何か手伝えることないかって思ったのはほんとについで。どっちかと言うと聞きたいことの方がメインかな。
「手伝っていただくことはないと思いますけど聞きたいこととは?」
「生徒会の方終わってからでいいですよ」
「それじゃあ……座ってていいので待っててください。すぐ……終わらせますから」
あ、手伝わなくていいのに座ってていいのか。
というか自然にやってるけど紗夜先輩風紀委員だよな?ここで作業すんのか。
「「ふわぁ〜あ」」
「寝不足ですか?」
「あ、すみません」
しばらくすると紗夜先輩と燐子先輩が同じタイミングで欠伸をしていた。この2人が欠伸するなんて珍しいな。
「主催ライブの準備で…寝る時間減ってしまってて…」
「マジか…」
「Roseliaのライブだから簡単に手伝うとは言えませんけど無理して身体壊さないようにしてくださいね」
「ありがとう……ございます」
「お2人は大丈夫ですか?ライブの告知してましたけど」
うん……体調の方は大丈夫……体調の方は……
「正直大丈夫じゃないですね」
「自分のことも大事にしてくださいね?」
「もし寝不足なら……休み時間なら……寝てていいですよ?私たちだけですし」
「優弥勘違いされてるぞ」
「「え?」」
やっぱり勘違いされたか。まぁこんな言い方したら当然か。
「大丈夫じゃないのはライブ準備の方ですね」
「その……香澄のいつものやつです!すみません!」
「やる気だけはあると…」
「戸山さんらしいですね」
「Roseliaが主催ライブやるって告知聞いて思いつきでやりたいって言ってましたからね……そのせいでどんなことすればいいのか分からなくて全然準備できてないんですよね。2人の仕事終わったら聞こうと思って俺もついてきてたんですよ」
「そうでしたか」
「そうですね、私たちの場合はまずメンバー同士の打ち合わせから始めましたね。その後は……」
まずメンバー同士の打ち合わせから、まぁ当然のことなんだけど香澄がいきなり言い出したから打ち合わせも何もしてない。その後色々説明してくれたけど有咲の目が回ってる。俺もかろうじてメモできてる状態だ。
「ここまでがライブまでにやることです」
「「まで!?」」
え、までってマジ!?ここからさらにやることあるのかよ……
……主催ライブの当日Roseliaに付き添って流れ見ちゃダメかな?
「それは湊さんがいいと言ったらですよ?」
「え?もしかして声に出てました?」
「いえ、何となく考えてること分かっただけです」
「マジか〜」
そんなに分かりやすかったか〜
「それに…優弥君のこと好きだからかもしれません//」
「……え」
「はっ!?聞かなかったことにしてください!///」
「わ、わかりました」
って言うしかないけど……
無理だろ。
「あの…氷川さん…ゲスト枠にもう1枠…増やすことできますよね?」
「え、えぇ、湊さんが許可出せばですが」
あ、普通に戻るの早い。口走っただけか?まぁ触れないでおこう。
……そっか、紗夜先輩も俺の事……ちゃんと言いたいのかもしれないしそれまで待っておくか。
「あの…市ヶ谷さん、優弥君。私たちの主催ライブに…出てみませんか?」
「「え?」」
燐子先輩の提案に俺も有咲も驚いた。たしかに主催ライブの流れ把握出来るのは助かるけど…
「香澄たちに相談してみます。さすがに俺らだけで勝手に出るって言えませんし……ただ……」
「聞かなくても答え分かってるというか……」
「「なぁ(ねぇ)〜」」
多分……というより確実に出るって香澄なら言いそうだから出るって言ってもいいんだけどな。
「わかりました。今日私たちはCiRCLEで練習しますのでそこでどうするか聞きますね。ただ……戸山さんのことですし……」
「やるって……言いそうですね」
「ええ」
紗夜先輩と燐子先輩の2人も香澄ならやるって言うと思ってるみたいだ。まぁ香澄を知ってる人なら誰でも思うよな。
そして放課後
「よろしくお願いします!」
『よろしくお願いします!』
話を聞いた香澄が案の定やると言った。それで紗夜先輩に言われた通りCiRCLEに来て友希那先輩にお願いしにきたところだ。
「Roseliaのライブに半端な熱は要らない。覚悟はある?」
『はい!』
「分かったわ。Poppin’Partyに正式にお願いするわ」
「ありがとうございます!よろしくお願いします!」
Roseliaのライブに正式に参加することになったけど凄いあっさり決まったな。
「あと友希那先輩にもう1つお願いが、ポピパの出番が近かったりポピパの出番の時は別ですけど当日Roseliaに付き添って流れ見てもいいですか?」
「……理由を聞かせてもらえるかしら?」
「いや単純に主催ライブってどんな感じでやるか分かってないから見ておきたいだけです」
「そう……分かったわ、ただし見るだけで私たちから何か頼まない限り手伝いはしないこと。それでいいかしら?」
「大丈夫です」
「それならいいわよ」
「ありがとうございます」
もっと色々聞かれるかと思ったけど案外すんなり言ったな。無茶なことじゃない限りちゃんと頼めば聞いてくれるんだな。
あれ?多少無茶なこと言ったか?まぁいっか。
Roseliaの主催ライブへの参加が決まってさっそく蔵に練習しに行くことにした。帰り際に
「うちでも主催ライブやってよ〜学割や常連割りも付けるから〜」
とまりなさんが言ってたけど俺らもRoseliaもスルーした。
ごめんなさいまりなさん、ちゃんと候補には入れておきます。ここでやるか分からないけど
今回はここまで、次回までお楽しみに