星の少女たちとキラキラを求め   作:カット

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2話分できた。最後オリジナル展開あります


32、Roseliaとのライブ

 

「蔵についたらライブのために練習だね!」

 

「ライブ!?」

 

「ん?今の声ロック?」

 

とある日の放課後、みんなで蔵に向かおうとすると校門のところから声が聞こえた。今の声ロックだよな?

 

校門のところに行ってみると

 

「ロック?」

 

「明日香も?どうしたんだ?」

 

ロックがいて何故か明日香までいた。

 

「ロックー!」

 

「わぁっ!?」

 

ロックを見つけた香澄がロックに抱きつくと顔を赤くした。なるほど、この反応は俺に会いに来たというよりポピパに会いに来たってところだな。

 

ただのファンとして

 

「お姉ちゃん、六花苦しそうだよ」

 

「あ、ごめんごめん」

 

「い、いえ//

 

それよりライブって主催ライブのですか?」

 

明日香の言葉でロックを離した香澄。ライブと聞いてこの間告知した主催ライブのことだと思ったみたいだ。

 

まぁ主催ライブは主催ライブだけど……Roseliaのライブでそのゲスト枠として参加だな。

 

「私たちのじゃなくてRoseliaのだけどね。そこに参加するの。この日の土曜日だけど来る?」

 

「行きます!」

 

即答かい!?まぁポピパ好きなロックならそう言うとは思ったけど……

 

明日香どうした?

 

「そうだ!2人とも、チケット取り置きしておくね」

 

「……決め顔で言ってるけどリサ先輩に取り置きの方がいいって言われたからそれ言いたかっただけだろ?」

 

「うん!でもちゃんと取り置きするから大丈夫!」

 

「明日香の名前で2枚取るなよ?ちゃんと明日香とロックので1枚ずつだからな?」

 

「わかってるよ〜」

 

ほんとかよ…香澄ならやりかねない…

 

とりあえず練習あるからロックたちとここで分かれた。ただ俺は気になることがあってロックたちを追いかけた。

 

「いたいた、2人とも!」

 

「優弥先輩?」

「ゆー兄?」

 

2人に追いついたら2人ともどうしたんだろって顔をした、まぁ当然か。

 

「なぁ明日香、ひょっとしてライブの日何か予定あったんじゃないか?」

 

「そうなの?」

 

「ライブの日……私と遊ぶ約束だよ……?」

 

「えっ……ほんとだ!?」

 

おいおい……それは複雑な表情するわけだよ。

 

「どうしよう……」

 

「いいよ、私も行くよ。やっぱり行かないってなるとお姉ちゃんああ見えて寂しがると思うし六花も行きたいでしょ?」

 

「行きたい!

 

いたっ!?」

 

ライブ行きたいかの質問に即答したから軽くチョップしてみた。

 

「ロック、たしかにポピパのライブ来てくれるのは嬉しいけど友達との約束も大事にしろよ?」

 

「は、はい…

 

ごめんね明日香ちゃん」

 

「いいよ、次はどうなるか分からないけどね」

 

「うぅ…気をつける」

 

とりあえずこの件は解決かな?

 

「それじゃあ2人にもう1つ、どっちかの名前で取り置きされてなかったらもう1人の方で2枚取り置きされてるかもだから受付の人に聞いてみてくれ。香澄ならやりかねないから」

 

「わかったよゆー兄、たしかにお姉ちゃんなら…」

 

チケットの取り置きのことは本当に心配だ。明日香の名前で2枚やりかねない。どうやら明日香も同じこと思ってるみたいだな。

 

まぁ伝えること伝えたし俺は有咲の家の蔵に向かうことにした。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ライブ当日

 

「おはようございまーす!」

 

『ええ!?』

 

今日ライブ会場であるdub。入口前でみんなで写真を撮ってから用意されていた控え室に行くと……Roseliaのみんなが気を失っていた。

 

……疲れて寝てるだけだと思うけど起こさないと。

 

「紗夜先輩しっかりしてください!?リサさん!?」

 

「事件は控え室で起きた」

 

「事件!?警察!?救急車!?探偵!?」

 

おいおい、たえが変なこと言ったせいでりみが混乱してるぞ。つーか事前起きてから探偵呼んでどうする、最初の2つは分かるけど

 

「馬鹿なこと言ってないで起こせ!おい大丈夫か?」

 

有咲はそういうとあこを起こした。他のみんなも苦労の末起こすことができた。

 

……何故か紗夜先輩と燐子先輩は俺が声かけると1発で起きたけど

 

「やっば〜気を失ってたわ〜」

 

「恥ずかしいところを見せたわね」

 

まぁ忙しかったと思うし恥ずかしいって思う必要はないけど…

 

「とりあえずRoseliaの皆さん栄養ドリンク買っておいたので飲んでください」

 

「気を使わなくてよかったのに」

 

「気を使うというより…忙しくていつもより休めてないかもって思いまして…100%以上の力見たいだけです」

 

「そう、ありがとう優弥。期待通りちゃんと見せてあげるわ」

 

「期待してます」

 

俺からの差し入れのドリンク飲んでくれて沙綾も差し入れを渡した。

 

するとリサ先輩に電話がかかってきた。

 

「もしもし、今日はよろしくお願いします。え?入口ですか?はいはーい、今外出ますね」

 

「出演ゲストが集まったらリハーサルを始めましょう。スタッフさんたちに伝えてきます」

 

「お願いするわ。あこ、水とかの準備はできてるわね?」

 

「バッチリです!」

 

やっぱり主催ライブとなると色々やることあるんだな。

 

「何か手伝った方がよくね?」

 

「ん?ちょっとま……」

 

「友希那先輩!私たちも手伝います!」

 

「間に合わなかった…」

 

「これは私たちがやるべきことよ。貴方たちは自分のやるべきことをやってちょうだい」

 

「分かりました」

 

友希那先輩ならそう言うと思った。俺らの時は手伝ってもらってもいいけどそれはバンド次第だ。

 

「それから優弥」

 

「?なんですか?」

 

「関係者パスよ。スタッフが間違えて注意しないように首からかけておいてもらえるかしら?」

 

「なるほど、ありがとうございます」

 

たしかにこれあった方がいいな。助かる。

 

香澄たちが衣装に着替えることになったし俺は紗夜先輩やリサ先輩の様子を見に行った。スタッフさんへの対応や来た人の案内はだいたい想像通りかな。

 

ゲストが集まりリハーサルが開始された。友希那先輩は上から見るらしく俺も一緒に見させてもらったけど…

 

めちゃくちゃ気をつけることあるじゃん。いつもスタッフさんたちにやってもらってるようなことも自分たちで確認する必要あるのか。

 

「リハーサルはこれで終わりね、そろそろ時間だし開場するわよ」

 

全バンド分のリハーサルが終わり開場された。なんの滞りもなくライブが進み残り2バンド、ポピパとRoseliaを残すだけとなりまずはポピパ、練習以上のライブができている。お客さんからも結構好評だ。

 

そしてトリにRoselia。それまでのバンド以上に客が入ってきた。メンバー紹介が終わりRoseliaのライブが始まる。

 

すげぇ……他のバンドと比べ物にならないくらいの完成度。どのバンドより盛り上げ主催ライブを成功させた。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「凄かった〜」

 

控え室に戻った香澄たちはRoseliaのライブの感想を言い合っている。たしかに凄かった。

 

「主催ライブってここまでしないといけないのかな…」

 

「できるかな?」

 

有咲も沙綾も自分たちの主催ライブがここまでできるか不安になってるけど…Roseliaの主催ライブがこの形ってだけなんだし自分たちらしいライブにできればいいと思うけどな。まぁそこは今後話し合っていけばいいか。

 

「お疲れ様。今日は助かったわ」

 

「いえいえ、こちらこそありがとうございました。主催ライブに参加させてもらっただけじゃなくて色々見せてもらっちゃって、助かりました」

 

「……そう」

 

あれ?ひょっとして真似しようとしてるとか思われてる?

 

「戸山さんたちも参考になりましたか?」

 

「はい…でも同じことできるかなって不安で…」

 

「っ!?」

 

「……同じこと?」

 

何言ってるんだ?なんで同じことを?

 

「でもいっぱい努力してライブまでには「その努力に意味はあるのかしら?」……え?」

 

友希那先輩は香澄の言葉を遮って思ってることを言った。俺も友希那先輩には同感だ。

 

「Poppin’Party……貴方たちには主催ライブをする覚悟が足りていないようね」

 

『っ…』

 

あ〜それは当たってるかも、なんの準備もしてない段階で友希那先輩たちRoseliaに影響されてライブするって言っただけだし。

 

これからどうするか話し合っていくとして今言えるのは……Roseliaと同じようなことをする必要ないってだけだ。

 

「優弥は少し残ってもらうわよ?片付けの段取りとか一応見ておいた方がいいでしょ?」

 

「そうですね、お願いします。みんなは先に帰っててくれ」

 

「……うん」

 

みんなは着替える必要あるし一旦外に出た。着替え終わったRoseliaと一緒に片付けに入った。でも友希那先輩の目が言ってた。話したいことがあるって

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「お疲れ様」

 

「お疲れ様です、今日は本当にありがとうございました」

 

「こちらこそ、それで残ってもらったのは片付けの段取りを見せるためじゃないの」

 

「それくらい分かってますよ、それくらいなら事前にスタッフに確認しておけばいいだけですし。それに目が話したいことあるって言ってましたよ」

 

友希那先輩が段取りを見せるためじゃないことくらい分かってる。

 

「貴方は戸山さんたちの言ってたことどう思ったかしら?」

 

「ライブの感想は一緒ですよ、ただ…同じことする必要はないと思ってます。RoseliaはRoselia、Poppin’PartyはPoppin’Partyですから」

 

「そう、貴方はわかってるのね」

 

「優弥君、それをみんなに言ってあげないんですか?」

 

「どうしてもって時は言いますけど多分言うことはないでしょうね」

 

「どうしてかしら?」

 

「?自分で気付く力持ってますからですよ?」

 

すぐには気付かないと思う。でも絶対気付くって信じてる。

 

「それともう1つ、主催ライブをする覚悟が足りないっていうのは当たってますよ。そこは否定しません。正直なところ香澄が突然告知するしどういう風にやればいいのかもまったく分かってませんでしたし。でも今日参加させてもらって少なくとも俺は覚悟出来ました。あとはPoppin’Partyらしいライブにするだけです

 

……俺までステージにあげるとか言いかねないけど」

 

「そう…良かったわ。貴方だけでもちゃんと分かってくれていて、紗夜や燐子が惚れ込むわけだわ」

 

「「湊さん!?///」」

 

お、おう…友希那先輩でもこういうこと言うのか…ん?燐子先輩も?

 

「ライブ楽しみにしてるわ」

 

「ありがとうございます。2人固まってますよ?」

 

「あら?2人ともどうしたのかしら?真っ赤になって」

 

「あはは、友希那無自覚だね」

 

「ですね」

 

「?」

 

わぁ……マジでわかってないのか〜

 

「それとRoseliaの皆さんに1つお願いが、香澄たちに主催ライブの覚悟ができたら…Poppin’Partyの主催ライブに出演してもらえませんか?多分……いや、絶対オファーしに来るので」

 

「その時になったら引き受けるわ」

 

「ありがとうございます」

 

すげぇあっさり引き受けた!?でもまぁそれは香澄たち次第かな。

 

全部の片付けや掃除も終わったし俺も帰るか。今日は本当に助かった。あとはPoppin’Partyの主催ライブをどんな風にやっていくか考えないとだな。

 

 

 

 

 




今回はこれでおしまい。

明日投稿できれば明日中に1話投稿します。いそいで取り掛からないと…
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