星の少女たちとキラキラを求め   作:カット

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やっとできた


33、新たな決意

「2人ともお待たせ」

 

「優弥先輩!」

「ゆー兄!」

 

「って言っても香澄たちまだ着替えてると思うからもうちょっとかかるけど」

 

Roseliaと話した俺は先に外に出てきた。香澄たち多分着替えるの遅くなると思うし。

 

「ポピパさん凄かったです!」

 

「お、おう、凄い勢いだな」

 

「ゆー兄の前で言うのはあれだけど私はRoseliaの方が凄かったと思うけどね」

 

「ポピパさんも凄かったよ明日香ちゃん!」

 

……うん、ロックそれRoseliaの方がってところ否定できてないぞ。まぁ否定する気もないけど

 

「みんなお待たせー!」

 

「お姉ちゃん遅いよ」

 

「ごめんね〜」

 

香澄たちようやく出てきたみたいだな。いつもの元気はないみたいだけど。

 

「ライブお疲れ様でした!」

 

「ありがとうロック〜」

 

声にいつもの元気ないけどロックたちには疲れてるだけって思われてるのかな?

 

「ポピパさんたちのライブも楽しみにしてます!」

 

「っ……」

 

「?」

 

「お姉ちゃんたちの、やるんでしょ?」

 

「うん……」

 

明らかに様子おかしくなったな。さすがにロックも気付いた。まぁ明日香はポピパのライブのこと言われてるのが分からないんじゃないかって思ったみたいだけど。

 

「いつやるか決まったんですか?」

 

「まだなんだ…」

 

「やっぱり」

 

「え?」

 

「だってお姉ちゃんだよ?」

 

決まってない理由香澄だからって、気持ちは分からなくないけど……

 

ここで笑いが起こるけどロックも様子がおかしいことに気付いてる感じだな。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「ロック!」

 

「優弥先輩!」

 

「お待たせ、待たせちゃったな」

 

「大丈夫です、この時間利用して一緒にやってくれるバンドのメンバー探してたので」

 

「そうなのか、それでどうだった?」

 

「ギター空いてるところが無くて……」

 

「あらら……」

 

ライブ翌日の放課後、俺は羽丘の方までやってきた。ロックが何か話したいことあったみたいで今日来て欲しいって言われたからだ。

 

俺が来るまでにバンド一緒にやれそうな人探してたみたいだけどギターはもういるみたいでダメだったみたいだ。

 

「あら?あなた確か昨日のライブに来てたわよね?」

 

「こ、こんにちは」

 

ロックが校門の中の誰かに挨拶……まぁ声で友希那先輩ってわかるけどまだ学校にいたんだ。

 

「こんにちは友希那先輩」

 

「こんにちは2人とも…………え、優弥?」

 

「ぷっ、驚きすぎでしょ、羽丘にも俺の可愛い彼女がいるんですし敷地外ならいてもおかしくないですよ」

 

「かわっ///」

 

友希那先輩に挨拶すると返してくれたけどめちゃくちゃ驚いてたのが面白い。

 

俺の一言にロックが顔を赤くしてた。

 

「2人とも昨日あの後……」

 

「ゆっきなー!あれ?優弥にGalaxyでバイトしてた子じゃん!……優弥!?」

 

「ぷっ」

 

リサ先輩も驚きすぎ。

 

「なになに〜?放課後デートかな〜?」

 

「わ、私が呼びました///」

 

「そういうことにしておいて下さい。それじゃあ失礼しますね。行こっかロック」

 

「はい!///」

 

リサ先輩が放課後デートかって聞いてきたらさっきまでよりも赤くなった。まぁ今日はデートというよりポピパの様子について聞きたかったんだろうな。昨日の香澄の様子にロックも気付いてたし。

 

そうだこれだけは言っておかないと

 

「友希那先輩。昨日のことは気にしなくていいですからね〜間違ったこと言われてませんから!」

 

ポピパのこと気にしてたみたいだし一応これだけ伝えておいた。

 

俺たちが離れた後

 

「ほんっとよく見てるね優弥」

 

「ええ、リサみたい」

 

「ええ!?

 

まぁ昨日のこと、言葉は厳しかったかもしれないけどちゃんと伝わってるよ。優弥もいるしヒントだけでもそのうち出すんじゃない?」

 

っていう会話があったらしい。

 

 

 

「昨日何かあったんですか?」

 

「いきなり来たか。

 

まぁな、友希那先輩に主催ライブの覚悟が足りないって言われてな」

 

商店街を歩きながら昨日言われたことを簡単にロックに話した。なんでそう言われたのかは黙っておいたけど。

 

「それで香澄先輩たち様子が……」

 

「友希那先輩が言ってることは間違ってないから否定しなかったけど、ロックはさ、俺らのライブ……って言っても俺はステージに上がらないけどどんなライブが見たい?」

 

「ポピパらしいライブならなんでも見たいです!ポピパにしかできないライブならどんなライブでも!」

 

「そうだよな。俺もそう思う。他のバンドみたいなじゃなくて自分たちにしかできないのをやって欲しい。だから他のバンドみたくやろうと思って欲しくない……ってことを気付いて欲しいから今は黙ってるところだ」

 

「香澄先輩たちなら気付けますよね?」

 

「そう信じてる」

 

ロックも同じこと思ってくれてるみたいだ。ポピパのファンとして言ってくれてる。

 

話しながらGalaxyの近くまで来ると

 

「香澄先輩?なんで?」

 

「あれ?てっきり蔵で待ってると思ったけど」

 

Galaxyの前に香澄がいたのを見つけた。なんで?

 

少しすると俺たちが進んでる方向に香澄も歩き出した。ん?どこ行くんだ?

 

すると唐突に振り返った。何故かロックに引っ張られて隠れることになったけどなんで?

 

前を向いて歩き出したと思ったらすぐに振り返ったせいでロックが見つかった。

 

「確保ー!」

 

「わぁ!?ごめんなさいごめんなさい!?ストーカーじゃないです!」

 

ストーカーって……

 

「とりあえず離れろって」

 

「あ、ゆーくん!」

 

「おっと、こらこら」

 

俺がいることに気が付くとこっちに抱きついてきた。犬かお前は……

 

「あ、もしかしてデートしてたの?それなら…」

 

「いえ、今日はそういうのじゃないです。香澄先輩たちの様子がおかしかったから気になって…」

 

「っ、そっか、ごめんね心配かけちゃって」

 

「い、いえ…」

 

「とりあえず歩きながら話そうぜ。ロックは今日番台の方立つんだろ?」

 

「はっ!?そうでした!?」

 

おい!?

 

「番台?」

 

そういえば家知ってるって話したことあるけど旭湯のこと話してなかったな。

 

「旭湯……銭湯だ!」

 

旭湯に到着すると香澄のテンションが上がった。銭湯でこんなに上がるものか?

 

「ロックここでバイトしてるの?」

 

「というより住み込みで…」

 

「住み込み!?」

 

バイトだと思ってたみたいだけど実は住み込み、そのことを知って驚いてる。

 

そういえば話したことなかったな。

 

「六花ちゃんお友達?あら?いらっしゃい山本君」

 

「「こんにちは」」

 

「先輩です」

 

「六花ちゃん今日はいいから部屋に上がってもらって」

 

「え…でも」

 

「いいからいいから」

 

「ありがとうございます」

 

まさか番台の仕事変わってくれるなんて…相変わらず優しい人だな。

 

俺と香澄はロックと一緒に裏口に向かった……流石に鍵取ってとは言わないよな?

 

「ネクタイ取ったら結ばんと」

 

「鍵?」

 

「はい、肌身離さず持ってなさいって」

 

今回は言わなかった。香澄がいたからかな?って思ってたらロックが

 

「2人きりの時は取ってくださいね//」

 

と囁いてきた。ようするに誰かといる時じゃなければってことだな。

 

「あー!前来た時ゆーくんが鍵取り出したんだね?」

 

「「っ!?」」

 

す、鋭い。

 

こういうことじゃなくて勉強のことにも頭を働かせて欲しいくらいだ。

 

「と、とりあえず中に入りましょう//どうぞ//」

 

赤くなったロックは誤魔化すように中に入れた。まぁなんも誤魔化せてないけど……

 

「狭いですけどどうぞ」

 

「「お邪魔しまーす」」

 

ロックの部屋久しぶりに来たな。香澄はすぐにあるものを見つけた。

 

「それロックのギターだよね?」

 

「はい、実家から持ってきました」

 

「そのうちまた一緒に弾こうな」

 

「はい!」

 

「その時は私も呼んでね!」

 

「「もちろん」」

 

部屋に上げてもらって話していると香澄の携帯に電話がかかってきた。沙綾からみたいだからスピーカーにして出てもらった。

 

『もしもし香澄?今どこ?』

 

「銭湯!」

 

『銭湯!?』

 

『銭湯!?』

 

『どこの銭湯?』

 

「旭湯!ロックの!」

 

沙綾が銭湯って言ったらりみの驚いた声が聞こえてたえが……たえ?

 

「あれ?たえ今日バイトじゃなかったか?」

 

「あ、たしかに」

 

『行ったけど今日シフトじゃなかった』

 

あ、今日シフトだと思ってたわけね。

 

『ちょっ、貸せ!』

 

有咲の声……ってことは俺ら以外いるんだ。

 

「有咲?みんないるの?」

 

『そうだ!あとはお前たちだけだ!早く来い!』

 

「わかった!すぐ行くね〜」

 

電話を切って向かおうとするとロックの様子が変わってるのに香澄も気が付いた。

 

まぁ理由は想像できるけどな。

 

「ポピパさんが…全員いる……」

 

「行く?」

 

「行きます……ええ!?」

 

「ぷっ、完全にファン目線になってるな。でもロックも一緒に行こうぜ」

 

「ええ!?」

 

無意識に返事したみたいで意識をしっかりさせると驚いていた。でも行くことに変わりないみたいだ。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「お待たせ〜」

 

「お、来た来た……って」

 

『ロック(ちゃん)!?』

 

よし、サプライズ成功だ。

 

「全員いるって聞いて来そうにしてたから連れて来ちゃった」

 

「来ちゃったって…」

 

「香澄の相手大変だっただろ?」

 

「い、いえ、優弥先輩もいましたし光栄でした」

 

俺がいたから大変じゃなかったみたいな言い方だな。

 

でも

 

「まぁ香澄に会ったのは偶然なんだけどな」

 

「そうなの?」

 

「ああ、ロックと歩いてたら偶然Galaxyの前で香澄を見つけてさ」

 

「へ、へぇ〜」

「ひょっとして今日……」

 

「違うぞ有咲沙綾、デートの為に会ってたわけじゃないぞ」

 

「「そっか」」

 

まぁロックと会うことまで言ってなかったから不安に思っても仕方ないか。デートの時はみんなで決めて誰とするか決めてるわけだし。

 

「星…」

 

「えっ!?」

 

「ビックリさせんなよ」

 

ジャーン!

 

「っ!?ビックリさせんな!?」

 

唐突にたえがロックのつけてるシュシュに星がついてるのを近付いて見てロックを驚かせ香澄が突然ギターを弾いて有咲を驚かせた。

 

2人ともいつも唐突に何かしでかすからな〜

 

「見てもいいですか?」

 

「いいよ!」

 

「ありがとうございます!

 

ときんときんや〜」

 

「ときんときん?」

 

ロック時々岐阜で言ってた言い方になるよな〜

 

「ロックちゃんたしか岐阜から来たんだよね?」

 

「はい、時々そっちの言葉が出ちゃうんですよね」

 

「旭湯から通うなら花咲川の方が近いんじゃない?」

 

「親に迷惑かけたくなくて特待生制度のある羽丘にしました」

 

「特待生!?」

 

「人生で1番勉強しました」

 

特待生のことは知らなかった。つーかすげぇな……

 

「そういえばちゃんと聞いた事なかったけどロックはなんでこっちの高校受けたの?」

 

「私中学の頃バンドやってたんです。優弥先輩も一緒に…優弥先輩は先にこっちに引越しちゃってましたけど他のメンバーとはその後も続けてました。でも受験勉強もあってだんだん出来なくなって……それでSPACEのラストライブのことを知ったんです」

 

「いや〜あの時はほんとびっくりしたぞ。スポットライト当たった時にロックの声が聞こえたんだからさ」

 

「びっくりしてつい…実はあの時親にも内緒で来てたんです」

 

『ええ!?』

 

そこはちゃんと言っておこうぜ……

 

「それでSPACEのライブでポピパさんを見て、それでまた絶対バンドやりたいって思えたんです。それに優弥先輩もいますし///」

 

「気持ち分かるよ。好きな人とは近くにいたいもんね」

 

「はい!」

 

まぁそこは否定しないな。電話だけじゃなくてもっと沢山会いたいって何度思ったことか……

 

そう思っていると静かなギターの音色が聞こえた。これはたえだな

 

「ぴったりの曲あった」

 

『あ!』

 

「えっと…」

 

ぴったりの曲、みんな同じ曲を思ったみたいだ。

 

その曲は……

 

「キラキラだとか夢だとか〜Sing Girls〜!」

 

やっぱりな。俺を含めて6人みんな同じ曲を思ったみたいだ。

 

曲が終わるとロックの目から涙が零れ落ちていた。色々思い出したんだろうな

 

「あ、あれ?」

 

「わぁ!?大丈夫?」

 

慌てて香澄が駆け寄って撫でてあげてる。俺より早く動くとは流石だな。

 

「大丈夫です、色々思い出しちゃって」

 

「やっぱりか、俺も向こうでのこと思い出しちゃってたし」

 

「優弥先輩もなんですね。すみませんもう大丈夫です。

 

やっぱり私バンドしたい。メンバー集めていつかポピパさんや優弥先輩とも一緒にライブしたいです」

 

改めてバンドがやりたいって思ったみたいだな。

 

「うん、私もだよ。大変だとは思うけどそれでもやりたい」

 

「香澄、Roseliaみたいなライブをやるのは難しいと思う。でもやる必要ない。私たちはPoppin’Partyなんだから!」

 

「腹括るしかないか」

 

「そうだね有咲ちゃん」

 

「うん!私もそう思う!」

 

「主催ライブやろう!私たちらしい…私たちにしかできない主催ライブを!」

 

「うん!」

 

よかった。

 

「みんなちゃんと気が付けたみたいだな。

 

Roseliaみたいにとか考える必要ないさ。沙綾の言う通りPoppin’Partyらしいライブをしよう。その方がポピパのファンも喜ぶしいっぱい盛り上がってくれる。ここにいるポピパのファンもな」

 

「っ、はい !その方が私も見たいです!」

 

俺からヒントも出さないでも思った通り自分たちで気が付いてくれた。主催ライブに向けてこれから本格的にどうしていくか話していくことができる。

 

ただ……

 

「空飛ぶのは無理だからな香澄」

 

「ええ!?」

 

『あはははは』

 

これは流石に実現無理だろう。やれそうなのはハロハピかな?

 

 

 

この時こう思ったことが実現されることになるとはこの時全く思いもしていなかった。

 

 

 

 

 

 




あまり時間取れなくて次いつになるな分からないから3話の話を1話でまとめちゃいました。

これからもそうなることあると思います
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