「それでは青年部お祭り委員の会議を始めます!議長は私、羽沢珈琲店の羽沢つぐみです!」
ここは羽沢珈琲店、Afterglowのつぐみの家だ。なんでここにいるかって言うと今度商店街の祭りがある。そのための会議で数人集まっているんだけど……
「それでは出席を取ります!
山吹ベーカリーの沙綾ちゃん!」
「はい!」
「北沢精肉店のはぐみちゃん」
「はーい」
「青年部太鼓リーダーの巴ちゃんにその妹のあこちゃん!」
「おう!」
「はーい!」
「新メンバーとして旭湯の六花ちゃんが来てくれました!」
「今日はGalaxyのスタッフとして来ました!」
「そして沙綾ちゃんや六花ちゃんの彼氏でありこの間のライブで蘭ちゃんを照れさせた優弥君!」
「いや紹介の仕方!?」
「以上のメンバーで集まってもらいました!」
凄い雑に紹介された気がするけどそれは置いておいて…俺がここにいていいのだろうか?
「沙綾が呼んだのこれが目的?」
「うん、ダメ…だったかな?」
「そんなことないけど…香澄じゃないんだしちゃんと目的くらい言おうな?羽沢珈琲店に来てってだけじゃ全然わかんないしさ」
「ごめんごめん…でも来てくれるなんて優しいね」
「そりゃあ可愛い彼女に頼まれたら来るに決まってるだろ?」
「うぅ///」
まぁ手伝って欲しいことあるなら可愛い沙綾じゃなくても手伝いに来てたけどな。
それともう1つ…
「なんでモカまで?」
「それ私も気になってた、なんでモカまでいるんだよ」
「ふっふっふ〜山吹ベーカリーあるところにモカちゃんありだよ〜」
「モカちゃん山吹ベーカリーの常連さんだから…」
そういう理由ならりみも…りみは予定あるから今日は無理か。
「それよりすこやかゴーゴー祭り…だっけ?どんなことするんだ?」
「はぐみたちはコロッケライブやるよ」
「コロッケライブ?」
「うん!」
……うん、よく分からんけどハロハピのことだし気にすることないか。
完全に思考停止してるけど…
「巴は太鼓か?」
「おう!バッチリ盛り上げるぞ!」
「それとは別にライブもやるよ」
「そうなのか?」
つぐみがAfterglowでライブをやるって言ったけど香澄が知ったら絶対やるって言い出すな。
「うん、ちょっと前に商店街会長さんに呼ばれてそうしたらやって欲しいって言われたの」
「なるほどな」
呼び出されるって凄いな…
「ポピパさんはやらないんですか?」
「「え?」」
ライブの話今知ったばかりだし…まぁこの話した時の返事は予想できるけど。
「それいい!沙綾ちゃん優弥くん、聞いてみてもらうことできる?」
「それはいいけど……返事はまぁ」
「うん、予想できるね」
今度みんなで集まる時に聞いてみるってことにしてこの話は終わりにした。そして学校の日の昼休みにこの話をすると……
「やる!」
って言い出した。
うん、予想通り過ぎて驚かないわ。
「ゆーくんも一緒にやろう!」
「……はい?」
「お、香澄たまにはいいこと言うな!」
「そうだね、優弥一緒にやろう!」
「優弥君と一緒に弾きたいな」
「また震えさせて」
「ええ!?」
この展開にはさすがに驚いた。まぁでも祭りだしいいかな、それに俺もたまには一緒にやりたいし。
「わかった」
『やったー!』
みんな喜んでくれてるな。まぁ俺も正直一緒にやれて嬉しいけどな。ってか有咲さりげなく酷いこと言ってたけど誰も指摘してないな。
それとロックからGalaxyの機材借りられることになったって連絡が入ったからつぐみに連絡して前日に運ぶこととなった。
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祭り当日
「これより…すこやかゴーゴー祭りを」
「「「開催しちゃうよね〜」」」
商店街会長さんたちの気の抜けるような開催宣言をするとドンドンドンドンと太鼓の音が聞こえた。巴が盛り上げてるみたいだな、いい音だ。
商店街の方では羽沢精肉店前でハロハピがライブをしている。
そして広場のライブステージでは今からAfterglowのライブが始まろうとしていた。
「こんにちは!Afterglowです!今日は……」
だけど挨拶の途中で雨が降ってきて…って機材やべぇ!
「みんな機材引っ込めるぞ!」
『うん!』
「私たちも…」
「待ったつぐみ!Afterglowはまず自分のを屋根のあるところに!それから頼む」
「う、うん!」
雨が降ってきてお客さんも離れて行った。ロックはトラックを呼びに行ってくれたから残ったメンバーで機材を濡れない場所に運ぶことができた。ずぶ濡れになったけど借りてる機材がダメになるよりはいいかな。
「みんなこれ使って!」
「助かるよつぐみ」
「いえいえ、優弥君も的確に指示してくれて助かったよ」
みんながちゃんと動けたから助かったんだけどな。
「そうだ!私からもこれ」
「おお!山吹ベーカリー!」
「はは、モカ目輝かせすぎ」
「わかるよモカちゃん!沙綾ちゃんの家のパン美味しいもん!」
「さすがりみだね〜」
お、おぉ…りみも目を輝かせ出した。まぁ美味いのは否定しないけどな。
「りみ、チョコついてる」
「え?あ///ありがと///」
美味そうに食べてるりみが口の横にチョコがついてたから指で取ってそれを食べたらりみが赤くなってた。周りで見てる何人かも同じようになってるけどりみほど赤くはないか。
「す、凄い自然にやったな〜」
「う、うん…//」
「自然とやっちゃうあたりかっこいい」
「見せつけるね〜」
「い、いつも通り…なの?//」
Afterglowのみんなから色々言われたけどつぐみと蘭がこの中では微妙に赤くなってた。俺何か変なことしたか?
「あれ?ら〜ん?口の横コロッケの衣ついてるよ〜」
「え!?///」
「あれ〜赤くなってるけどどうしたのかな〜」
「モーカー!///」
巴があこからもらったっていうコロッケか。たしかについてるしモカを怒ってるけど取ろうとしないな?って思ってたら
「ひょっとして〜蘭も優弥君に取って欲しかったり〜?」
「っ/////」
こんな会話が聞こえてきた。つーか蘭真っ赤だな。
「優弥君おねが〜い」
「お、おう…」
「っ///あ、ありがと…//////」
モカのやつ絶対楽しんでるだろ?ニヤニヤしてるし。まぁ結局取ってあげたけどりみ以上に赤くなってる。可愛いな、弄りたくなる。
「蘭先輩可愛いですね」
「六花!?///」
『わかる』
「みんなも!?///」
あ、みんな気持ち一緒なんだな。
「ふふ、Afterglowのみなさんものすごく仲良しなんですね」
「まぁ小さい頃からずっと一緒だからな〜」
「Afterglowのみなさんってどんな風にバンドを始めたんですか?」
ロックが聞くとAfterglowのみんなが話し出した。小学校の頃からずっと5人同じクラスだったのが中学になって蘭だけ別のクラスになった。それで授業もサボることが多くなったみたいだ、それは良くないけど…
それで5人一緒に何かやれることがないか考えた結果つぐみがバンドをやろうと言い出して5人でやることになった。Afterglowの由来はいつも夕方に集まってやるからみたいだ。
「蘭」
「優弥?」
「ずっと仲良くしてた人と離れるのは寂しいよな。分かるぞ」
「ちょっ///優弥!?///」
「ん?赤くなってるけどどうしたんだ?」
「急に手を握られたら///」
「え?あ、ごめんごめん」
いつの間にか蘭の手を握ってた、赤くなってもおかしくないな。
「俺もさ、親の仕事の関係で引っ越すことになって香澄と離れた時あったからさ、気持ち分かるんだよ。ロックのおかげでなんとかなってたんだけどな」
「きゃっ///急に抱き寄せないで下さい優弥先輩///」
「2人とも見せつけるね〜」
「だから大事にしないとな」
「う、うん///」
『蘭(ちゃん)が素直』
「う、うるさい!//」
蘭が素直に言うとAfterglowの4人にいじられた。普段有咲みたいに素直じゃないのかな?
それは置いておいてAfterglowの目標が武道館でライブをすることも教えてくれた。目標持つことは大事だよな。
話してるうちに雨が上がった。
「止んだな」
「でもステージが…」
「つぐみ、商店街の人にモップとか借りられるか?」
「大丈夫だよ!」
「そんじゃAfterglowのみんなにそれは頼むわ、トラックは使えないし男手もあった方がいいだろ?」
「優弥まさか…」
「さすが有咲、そのまさかだ」
「マジか…」
雨が上がったしライブをするためにAfterglowにはステージのモップがけしてもらうことにしてポピパとロックで機材を運ぶことにした。途中ロックが機材の下に入り込んで持つっていう無茶なことをしようとしたのはなんとか止められた…
そして機材を運び終えると会長さんにライブをすることをお知らせしてもらいお客さんを集めてAfterglowのライブを始めることとなった。途中ライブをラブと言っていたからロックが訂正させてたけど…
「ありがとうございました!Afterglowでした!」
「かっこいいな〜」
Afterglowのライブ【Y.O.L.O!!!!!】が終わると香澄が呟いた。それは俺や他の人も同感だった。
「Poppin’Partyさんお願いします!」
「はい!」
「行ってくるねロック」
ステージに上がる時にみんながロックに一声かけていく。ロックはどうしたんだろ?って顔をしてたけどそれは後のお楽しみ。
今回は俺を含めた6人での【Happy Happy Party!】で会場を盛り上げた。普段は見てる側だけどみんなと一緒にやるのも悪くない。
さてと、お知らせの時間だな。
「香澄」
「うん
1つ皆さんにお知らせがあります!」
そう言うとみんなで1度ロックの方を見た。ロックは首を傾げてたけどな
「Poppin’Partyの主催ライブは、この商店街にあるライブハウスGalaxyでやります!」
「ええ!?聞いてませんよ!?」
「言ってねぇからな」
「サプライズでみんな黙ってたんだよ」
「サプライズ過ぎます!」
もちろん店長には許可取ってある。サプライズしたいからロックには黙っててもらってた。
まぁかなり喜んでくれてたからサプライズは成功だな。
「悪かったなロック、黙ってて」
「ほんとですよ〜先輩達嬉しすぎるサプライズです!」
「俺の彼女としてじゃなくポピパのこと見てくれてたからな。そんなところでやりたかったんだよ。俺も香澄たちも」
俺がそういうと5人も頷いていた。
「ありがとうございます!スタッフとして全力でサポートしますね」
『よろしくお願いします!』
主催ライブの会場も無事に決まった。あとはセトリや出演バンドを決めていって他にも色々やることあるけど頑張っていくか。
「はい!でも秘密にされてた分は…」
「分は?んっ!?」
「んっ//」
『えぇ!?』
みんなが見てる前でロックにキスされた。しかもかなり激しめに…
それと蘭とつぐみ、2人とも「いいな」ってボソッと言ってたの聞こえてたからな?あえて指摘しないけど。
最後予想外なこともあったけど無事祭りは終わって解散した。
そういえば全部終わって家に帰ると見ていたリサ先輩や友希那先輩がポピパや俺のこと褒めてたって日菜先輩からメール来てたけど……
俺教えたことないぞ?
今回はここで終わりです。次回までお楽しみに