星の少女たちとキラキラを求め   作:カット

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タイトル1期みたくしてみた。ようするに遊んだだけ。


3、見つけちゃった

 

「これはたしかに美味いな」

 

山吹ベーカリーを出た後、歩きながら買ったパンを食べている。メロンパンやカレーパンは美味い、だがそれ以上にチョココロネが美味い。これはオススメされるのもわかる。

 

「こりゃあ何度も食いたくなるな」

 

「コラー!ギター返せー!」

 

「なんだ!?ギター泥棒か!?って香澄!?」

 

ギター返せっていう声が聞こえてそっちを見ると香澄がギターを持っていた。ケースに入れずに……たしかあのギターランダムスターだったっけ?つーかそのギターどうしたんだよマジで……

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

香澄side

 

 

「星のシール?こっちにもある」

 

 

部活見学をしていた香澄は今帰宅中だ。その帰宅途中、星のシールが貼ってあるのを見つけた。その星のシールを辿っていくと流星堂という質屋を見つけ、その奥に倉庫があるのを見つけた。完全に不法侵入になっているが、香澄は普通に進んでいった。

 

 

「両手を挙げろ!」

 

「っ!?はい!?」

 

 

倉庫に入り星のシールが貼ってある何かのケースを見ていると、香澄の後ろに1人の少女が回り込んでいた。驚いた香澄は言われた通りに両手を挙げている。

 

 

「誰だお前!?名前!!」

 

「戸山香澄です!」

 

「その制服花咲川…同じ学校か」

 

「そうなの!?何年生?」

 

「う、うるせ〜それよりこっちはただの蔵だ!質屋はあっち!」

 

「質屋?それよりあの星のマークのケースって何入ってるの?」

 

「それよりってなんだよ!?お前には関係ねー!」

 

「いいじゃん!見せて見せて〜」

 

「こいつ……人の話聞かないやつか……」

 

 

近付いた少女は香澄の名前を確認すると、制服で花咲川学園であることに気が付いた。少し気付くのが遅い気もするが……

香澄はその少女の言っていることよりも、蔵の中に見つけた星のマークがあるケースの中身を見たがっている。

香澄に声をかけた少女は、諦めて中身を見せることにした。

 

 

「触ったら出てってよ〜」

 

「うん……星のギター……鳴った!」

 

「ちっさ……もう終わり!」

 

「ええ〜もうちょっと!」

 

「ダメだ!そんなに弾きたいなら楽器店やライブハウス探してそこ行けばいいだろ!」

 

「わかった、探してみる!」

 

「……っ、泥棒!!ギター返せー!」

 

ケースを開けた香澄はギターを取り出して音を鳴らしてみた。音が鳴って嬉しそうにしている香澄だが少女の方は興味無さそうにしいる。そしてもう終わりだと言ったが、香澄は物足りない様子でもっと弾きたがっている。楽器店やライブハウスを探すように言ったら、香澄はギターを持ったまま外に出てしまい、本当に泥棒みたくなってしまった。

 

香澄side out

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「おい香澄!?」

 

「あ!ゆーくん!」

 

「そのギターどうしたんだよ!?」

 

「あ、これ?弾きたいなら楽器店かライブハウスで弾くように言われたから借りてきたんだ〜」

 

「それ……絶対嘘だろ……」

 

今香澄が持っているギターは明らかに香澄のではないし借りてきたのも嘘だろうな。だってギター返せって叫び声聞こえたし女子が1人追いかけてたし……

 

「はぁ……はぁ……誰も許可してねー!」

 

「楽器店かライブハウスで弾くように言ってたじゃーん」

 

「いや香澄……そう言っただけで誰も貸すとは言ってないってことだろ……

えっと……ごめんね?こいつ俺の幼馴染なんだけど迷惑かけたみたいで……」

 

「まったくだ!不法侵入するわギター勝手に持ってくわ!」

 

おい香澄……擁護できねぇぞこれ……

 

「とにかく香澄、返すんだ」

 

「ほ、ほんとにダメだったの?」

 

「はぁ……今日はもういいよ。その代わり次同じことしたら警察に通報するからな!」

 

「やったー!」

 

「えっと……ほんとごめんな?あ、俺山本優弥、よろしくな。えっと……」

 

「山本君が謝ることじゃ……私は市ヶ谷有咲です」

 

「市ヶ谷有咲……同い年か」

 

「なんで歳わかるんだよ!?」

 

「え?だって新入生代表の名前で呼ばれてたから」

 

「……あ」

 

市ヶ谷さん……自分が新入生代表のこと忘れてたのか?とにかく香澄のことは許してもらえたけど普通は許してもらえないよな?

 

「2人とも早く早く〜」

 

「「はぁ……」」

 

こいつはほんとに悪かったって思ってんのか?

 

「市ヶ谷さん……」

 

「苦労してるんだな山本君……」

 

「中学の間親の仕事の都合で引っ越してて今日久しぶりに会ったけど……前以上に手が付けられないかもしれん」

 

「た、大変だな……」

 

なんか初めて会った市ヶ谷さんに同情されたぞ。それは置いておいて……香澄や市ヶ谷さんが向かってる方向はたしかにライブハウスはある。でもそのライブハウスは練習用じゃないんだよな……

 

「ライブハウスSPACE……」

 

「ここ?」

 

「ここライブハウスだ。でも……」

 

「2人とも行こっ!」

 

「話聞けよ……」

 

「戸山さん……いつもこうなのか?」

 

「まぁな……あ、市ヶ谷さんに先言っとくけどここ練習用スペースないから」

 

「そうなのか?」

 

どうやら市ヶ谷さんはSPACEに練習用スペースがあることを知らなかったみたいだ。当然香澄も……

 

話を聞かなかった香澄は中に入ると練習用スペースがないことを聞かされていた。

 

「そっちのあんたは知ってんだろ?」

 

「いやいや〜そいつが聞かずに先こっちに来ちゃったんですよ〜」

 

「そうかい、ここまで来たんだ。観ていくだろ?」

 

「そうっすね、せっかくなんで」

 

「私も!」

 

「でも頭振ったりとかするんじゃ……」

 

「え?何そのイメージ……そんなことないから大丈夫だ」

 

市ヶ谷さん面白いイメージ持ってんだな。実際に振ってるやつなんか見たことないぞ。案の定オーナーに見てないのに「そんなこと言うんじゃないよ」って言われるし、高校生なのに高校生じゃないって答えて大人料金払わされるし見てて面白かったな。

 

「こんなに人入るのか」

 

「始まる前から盛り上がってるね」

 

「ライブハウスだからな〜……ちょっと久しぶりだなこの雰囲気」

 

「?ゆーくんライブハウスだからの後に何か言った?」

 

「ん?別になんでもねぇよ、それよりそろそろだぞ」

 

「楽しみ〜」

 

「市ヶ谷さんも?」

 

「楽しみっていうか…どんなのか気になるって気持ちの方が大きいかな」

 

「そっか」

 

香澄や市ヶ谷さんたちと話しているとライブの開始時間となった。出てきたバンドはGlitter☆Green、人気のバンドなのかわからないが見に来た人はみんな盛り上がっている。そして香澄も

 

「凄い!凄いね!」

 

と言っている。市ヶ谷さんに関しては…この場所に慣れていないせいか耳を塞いでいるが、最後の方になるとそれもやめて見惚れるようにライブを見ていた。

 

「これだ……これだ!!」

 

香澄の方からこんな声が聞こえた。

 

……ん?まさか香澄バンドやるとか言うつもりなのか?ってなると……なんか色々巻き込まれそうな予感……

 




今回はここまで……というかようやく1話終了かな。次回からは2話に入っていきます。投稿日は未定……


もうお気に入り2桁行くとは思ってませんでした。ありがとうございます。これからも頑張って書いていきますので感想もご自由に書いてください。仕事休みになってなくて基本忙しいので返せるか分かりませんが……
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