星の少女たちとキラキラを求め   作:カット

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お久しぶりです。一応2期8話入りました。オリジナル多めですが……
テストは勉強のことではありません。

[ ]→は電話の相手です


一応注意、外伝と間違えたと思う人いるかもですけど大丈夫です。間違いじゃないので読み進めてください。


40、テスト

 

 

-----レイに会った2日後-----

 

prrrrr

 

 

電話…たえか?となると決めたのかな?

 

「もしもし」

 

[もしもし優弥?今いい?]

 

「大丈夫だぞ」

 

とあるホテルの一室でたえからの電話に出ている。花音先輩今シャワー浴びてるしそれまでは大丈夫かな。なんで花音先輩とホテルにいるかって?そこはまぁ……内緒だ

 

[サポートのことなんだけど]

 

「決めたんだな」

 

[うん]

 

やっぱりか

 

「それでどうするんだ?」

 

[私引き受けようと思うんだけどいいかな?]

 

「もちろん。お前が自分で考えて決めたことなら尊重するよ。ただし条件は覚えてるな?」

 

[もちろん]

 

「それならいい。明日蔵で集まれる日だしちゃんと言うんだぞ?」

 

[わかった]

 

どうやらサポートを引き受けることにしたみたいだ。条件も覚えてるみたいだし問題なさそうだな、明日集まった時にみんなに話してもらうことにした。

 

それで電話を切ろうとしたら

 

「優弥君お待たせ〜」

 

花音先輩がバスローブ姿で出てきた。電話中だし待っててくれってジェスチャーをしておいた。

 

[今の花音先輩の声だよね?もしかしてデート中だった?]

 

「大丈夫気にすんな……ちょっ!?」

 

[優弥?]

 

花音先輩がよってきたと思ったらいきなりズボンのチャック降ろして俺のを出して顔を近付けたと思ったら……電話中だからやめてくれ

 

「な、なんでもない、たえ、ちゃんと明日言うんだぞ?」

 

[わかった、邪魔したら悪いからもう切るね]

 

「っ、あ、あぁ、また明日な」

 

とりあえずたえにナニされてるかはバレずに済んだかな?意外と気が付いてたりして?

 

「ちょっと花音先輩?」

 

「えへへ、ごめんね?我慢できなかった♪」

 

そんな笑顔で言われたら怒れない…

 

「それに電話しながらバレないように耐えてる優弥君可愛かっ…きゃあっ、ゆ、優弥君///」

 

可愛いなんて言われても嬉しくないな〜って思いつつ花音先輩を押し倒したら可愛い悲鳴がした。花音先輩の方がよっぽど可愛いな。それに押し倒した拍子にか、花音先輩の身につけているバスローブがはだけているのがまたいい。

 

「可愛いなんて言われても喜びませんよ」

 

「う、うん///」

 

「それじゃあ花音先輩の可愛いところいっぱい見せてもらいますね」

 

「うん、いっぱい私のことを見てね」

 

「もちろん」

 

この後はベッドでたくさん花音先輩の可愛いところを見せてもらい一緒にシャワーを浴びて時間になったらホテルをあとにした。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「練習の前にちょっといいか?」

 

『?』

 

「それじゃあたえ」

 

「うん」

 

たえから電話をもらった次の日、蔵に集まって練習の前に言うとたえ以外のみんなが"なんだろ?"という顔で俺の方を見た。まぁ当然か、みんながこっち向いたところでたえに促した。

 

「別のバンドに行きたい」

 

『え……』

 

「いや言葉足らずすぎるだろ!?」

 

「どういう…こと?」

 

そりゃそうなるわ……

 

「たえちゃんと説明しないと分からないぞ」

 

「あ、ごめん。

 

実はレイ……私の幼なじみなんだけどレイがスカウトされたバンドに私も一緒にやらないか誘われたの。曲も聴いた、凄い痺れた」

 

「そんなに良かったんだ」

 

「一緒にってサポートギターってこと?」

 

「うん」

 

「びっくりしたぁ」

 

「サポートギター?」

 

「簡単に言えばヘルプで入るみたいなもん、前にスペースでスタッフの代わりに手伝ったろ?そんなもんだ」

 

「なるほど〜」

 

りみは納得した感じだが香澄はサポートギターがよく分かってなかったから簡単に説明しておいた。ものすごく簡単に…

 

「デモテープ聴いて私もこんな音弾いてみたいって思った。ここで修行して私もっとギターを上達させたいって、だから…お願いします。行かせて下さい」

 

修行…ね

 

「わかった!私たちももっと上手くなるようにするからおたえはそこで全力で修行してきてね!ポピパのために!」

 

「香澄…ありがとう」

 

「みんなもいいかな?」

 

『うん』

 

香澄の問いかけに反対する人はいなかった。

 

でもこれだけは言っておくか。

 

「たえ」

 

「優弥、約束は覚えてる」

 

「そうじゃなくて……いやそれもだけど向こうのバンドで修行なんて口に出すなよ?レイはスカウトされたって言ってたけど多分他のメンバーもスカウトされてると思う。それだけそこのプロデューサーは本気のはずだ。だから修行したいって思うのはいいけど口には絶対出すなよ?間違いなくやめさせられると思うから」

 

「わかった、やるからには本気でやってくる」

 

「それならいい、ついでに言っておくけどもしかしたらちゃんとやっていけるか試す……簡単に言っちゃえばテストするかもしれないからそういうのあるか聞いておいてくれ、プロデューサーが許可すれば俺も行って話しておきたいことあるからさ」

 

「うん」

 

とりあえず今言っておくのはこれくらいだし練習に入った。

 

そして練習後

 

「そういえばゆーくん聞いたよ〜昨日大活躍したって」

 

「大活躍?」

 

急に言われたけどなんのこと?

 

「花音先輩から聞いたよ〜花音先輩のこと助けたんだって?」

 

「ああ〜」

 

昨日偶然花音先輩に会った。会ったって言ってもチャラい男に声掛けら…まぁナンパしてる奴がいたんだけど"俺の女に手を出すな"って言って睨んだだけなんだよな〜

 

「それでホテル行ったんだって?」

 

沙綾も知ってる…となると他のみんなも…ってか

 

「花音先輩からどこまで聞いたんだよ!?」

 

「全部!」

 

「それでそれを香澄ちゃんからみんなに伝わったんだよね」

 

「そうそう、今日の昼食べてる時にな〜」

 

いやタイミング……ってか口止めはしてないけどまさか全部話してるとはな〜まぁ助けてくれたお礼に……って名目だけどほんとはシたかっただけなんだけどな〜花音先輩も最終的にシたかったって言ってたし。

 

「あ、もしかして電話中何かチャックが動く音してたのって」

 

「っ!?聞こえてたのかよ!?」

 

「うん、そういうことだったんだ」

 

たえに納得された…

 

「電話しながら…今度ヤる時有咲に電話しちゃおうかな〜」

 

「はぁ!?私!?」

 

香澄がとんでもないことを言うと……

 

「私もそうしちゃおうかな〜」

 

「じゃ、じゃあ私も…」

 

「なんでみんな私なんだよー!!」

 

沙綾とりみまで乗っかってきた…つーか乗っかってくるなよ!?

 

「じゃあ私はロックに…」

 

いや有咲もかい!?

 

これ以上話してるととんでもない方向に話が行きそうだから解散した。帰った後たえから明日レイがいるバンドに行くって電話がかかってきたから俺も行くことにした。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「で、でけぇ…」

 

「そ、そうだね」

 

マンションに来くるように言われてたみたいだけどでかすぎないか?

 

「花園たえさんに山本優弥さんですね?」

 

「そうだけど…君は?」

 

「私パレオと申します、どうぞこちらへ、ご案内します」

 

たえと一緒にマンションのデカさに圧倒されていると中からパレオって子が出てきた。案内してくれるみたいだ。

 

「レイヤさん紹介の花園たえさんは中へ、山本優弥さん……でしたよね?」

 

「ああ」

 

「優弥さんはこちらで座ってお待ちください、たえさんはテストをさせていただくのでもし何か話があればその後でお願いします」

 

「わかった、まぁ俺もたえが合格しない限り話すことないからな、頑張れよたえ」

 

「うん、行ってくる」

 

「ちょっと……意外ですね」

 

「何がだ?」

 

案内してくれたパレオの指示に従ってたえが指定された扉の方へ向かっていくと俺に向かって意外と言ってきた。何が意外なのか分からんが……

 

「自分も見せろ〜みたいなこと言われるのかと…」

 

「優弥はそんなことしないよ」

 

「あぁ、テストって言ってもお前たちの曲やるんだろ?だったらライブで聴きたいじゃん。まぁたえがデモテープ渡された時は一緒にいたから聴いちゃったけど……

 

だから俺はたえなら大丈夫って信じてここで待ってるよ」

 

「なるほど、素晴らしい方なんですね」

 

「うん、そうだよ。まぁたくさんの子と付き合ってるけど」

 

「大胆な方ですね」

 

俺が一緒に中に入りたいのかって思われてたみたいだけどそんなことしない。つーかたえ、最後の一言いらないぞ。パレオって子も特に突っ込まないのは驚いたけど。

 

それからパレオもたえと一緒に中に入っていって数分待つと、中から猫耳みたいなヘッドホンをつけた子が出てきた。パレオも一緒に

 

「貴方がユウヤヤマモトね!」

 

「そうだけど君は?」

 

「初めまして、プロデューサーのチュチュと申します」

 

「プロデューサー!?あ、初めまして、たえと同じバンドメンバーの山本優弥です」

 

どうやらプロデューサーみたいだ。あれ?でも学生服着てるな…つーか結構有名な進学校のだったはず…

 

「敬語は無しでいいわ。飛び級で進学してるけど年齢はパレオと同じで中学生と同じ年齢だから。貴方もその方が話しやすいでしょ?」

 

「そこはどっちでもいいけど…それなら敬語は抜くな」

 

「ええ、それでタエハナゾノは合格よ、このまま練習してもらうつもりだけど大丈夫かしら?」

 

「今日はPoppin’Party……俺たちのバンドは休みだから大丈夫。たえもそのつもりで来てるから」

 

「それでレイヤから合格の場合話があると事前に聞いてるわ、そのために私と会いに来たのだけど10分で足りるかしら?」

 

「問題ないぞ、そっちから何か言われたりしなければたけど」

 

「じゃあ聞かせてちょうだい」

 

年齢的には中学生ってことには驚いたけどあえてスルーしよう。10分ってことは多分休憩させてその後練習だと思うし。

 

チュチュにはたえのサポートは許可するけどポピパのライブを優先すること、それとライブの日程を決める時はたえにポピパのライブがないか事前に確認することをお願いして了承してもらえた。これが守れなかったらこのバンドでのサポートギターをやめさせるということも伝えておいた。

 

あとはこれを守ってくれるって信じるだけだ。

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。次回までお楽しみに。

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