星の少女たちとキラキラを求め   作:カット

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時間取れたので書きました。今回で2期10話が終わります。

それではどうぞ


46、最後のサポート

 

「ちゃんとやめるって言ってきた」

 

「そっか、チュチュ怒ったろ?」

 

「うん、それに修行ってことも言っちゃった」

 

「おいおい…」

 

ポピパのみんなで文化祭の時助けてもらった人たちにお礼を言った後、先に蔵に来た俺たちとは別行動をしてたえはサポートギターをやめることを伝えにチュチュのマンションに行っていた。

 

「それでもうすぐ主催ライブがあるからそこまではやって欲しいって」

 

「もちろんこっちとは被ってないよな?」

 

「うん、大丈夫」

 

「じゃあそのライブみんなで見に行くよ!」

 

「「香澄?」」

 

主催ライブがあるからそこは出て欲しいってことでポピパと被ってないからそこは了承した。つーかあいつまたこっちの予定聞かずに決めたな?

すると香澄がみんなで見に行くと言い出したから驚いた、たしかに予定はないけど勝手にみんなでって決めるのはどうかと思うぞ?

 

まぁ結局みんなで行くことになったけどな。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「レイ?」

 

「優弥君?」

 

みんなで集まった後ちょっと用事があった俺はみんなと別行動、そこでレイを見かけた。

 

「ここね、花ちゃんと初めてあった場所なんだ」

 

「そうだったのか……たえのこと……ごめんな?」

 

「謝ることないよ、元々Poppin’Partyのためにサポートしてくれてたこと知ってたし」

 

「いや、レイとまた弾きたいって気持ちもちゃんとあったぞ」

 

「ありがと」

 

「レイじゃんか?一緒にいる男子はひょっとして彼氏か?」

 

「ますき!?ち、違うよ!?///いい人ではあるけど」

 

レイと話してるとますきって呼ばれてる人が来たけど…ひょっとしてマスキングのことか?見た目は悪そうだけどいい人ってたえが言ってる…ってか最後褒められた?

 

「赤くなって…可愛いな

 

私は佐藤ますき、RASではマスキングって名前でやってる」

 

「やっぱりか、俺は山本優弥、たえから聞いてるよ」

 

「!?山本…優弥…って…レイ!」

 

「うん、名前は聞いた事あるよね?」

 

え?なんで名前聞いたことあるんだ?

 

「その…山本……」

 

「優弥でもいいぞ?まぁ任せるけど」

 

「そっか、私のこともますきでいい。じゃあ優弥…この前は悪かった!」

 

「!?」

 

「後から聞いた事なんだけどうちのチュチュが約束破って迷惑かけたみたいで…知らなかったとは言え同じバンドメンバーだ。本当にごめん!」

 

俺の名前聞いた事ある理由そういうことか、レイの方を見ると"私が話した"って目で言ってるようだった。つーかたえの言う通りいいやつだな。まさか初対面なのに頭下げて謝ってくるとは思わなかったよ。

 

「顔上げろって」

 

「でも…」

 

「嘘言ってないのはその態度で分かるしこの前は何とかなったんだから気にすんな。それよりこっちこそ悪かったな、たえはほとんどポピパの修行のためにサポートに入ったようなものだったし」

 

「それだけポピパ…だっけ?そこが大事な場所なんだろ?まぁ口に出すのはやめて欲しかったけどそれだけ、私らが迷惑かけたことに比べたら小さなことだ」

 

「いやそこは小さなことじゃないだろ!?本気でやってる側からしたら修行目的で入ってくるなってならないか?」

 

「ま、まぁ…」

「それは否定できないかも」

 

「だろ?だから俺からも、本当に悪かった」

 

「……ね、ねぇますき、それに優弥も、お互い謝るのは終わりにしない?ずっと続きそう」

 

「「た、たしかに」」

 

ますきが本気で謝ってるのは態度見ればわかる、だから俺からもたえのことで謝るけどお互い謝り続けそうっていうレイの一言でお互い悪かったということで終わりにした。

 

「ところで2人はどんな話してたんだ?」

 

「ここは花ちゃんと初めて会った場所って話してたんだよ」

 

「へぇ〜」

 

レイは初めて会った時のことを話してくれた。歌い方が子どもっぽくないって言われて1人でいるところでたえに会った。たえは気にせずにギターを弾いてレイも一緒になって歌った。その日々が何日か続くとレイが引っ越すことになり、最後にまた一緒に歌うことを約束していて、レイと初めて会った時に2人が歌ってた曲はその時の曲みたいだ。

 

「今からでも引き止められないのか?優弥には悪いけど」

 

「ううん、引き止めないよ。たしかに一緒にやりたい気持ちはあるけどね」

 

「というかまぁ……この話聞いて言うのも悪いけど、たえ自身が本気でお前らのバンドでやりたいって思わない限りたえは渡さない。俺たちPoppin’Partyにとっても大事な存在なんだからな」

 

「わかってる。花ちゃんのことよろしくね」

 

「おう」

 

ますきは悪いと思ってはいるが引き止められないかと提案していた。まぁこの話を聞いたらそう思うのも仕方ないしますきを怒るつもりはない。ただしたえは渡さない。あいつが本心でレイたちと同じバンドでやりたいって思わない限りな。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

主催ライブ当日

 

 

「ここってRoseliaがライブした所だよね?」

 

「そうだな」

 

「結成してそんなに経ってないはずなのにもう主催ライブだなんて」

 

「凄いね」

 

RASの主催ライブの会場は前にRoseliaが主催ライブをやったdubだ。紗夜先輩に聞いたけどなんか執拗にRoseliaに…というか友希那先輩にプロデュースの話をもっていっていたって言ってたみたいだけど対抗心でもあるのか?りみや沙綾の言う通り結成して間もないはずなのに主催ライブまで漕ぎ着けるのはたしかに凄い、そこは素直に思う。だからと言って約束反故にしていいかと言えば別だが。

 

そこへ

 

「あれ?みなさんも来たんですね」

 

「こんばんはみなさん」

 

「麻弥先輩にイヴちゃん!?」

 

麻弥先輩とイヴがやってきた。

 

「2人も来たんですね」

 

「1人は来にくくてイヴさんに着いてきてもらいました」

 

「生贄です!」

 

「いや生贄って…」

 

俺が聞くと生贄って答えたイヴ、なんだその返答は!?

入口で少し話すとみんなで中に入るとたくさんのファンの人がいた。

 

「もうこんなにファンが…」

 

「メンバーにあの2人がいるなら当然と言えば当然ですけどね」

 

「あの2人?」

 

沙綾が呟くと麻弥先輩があの2人がいるならって言ったけど誰のことだ?

 

「ベースのレイさんとドラムのますきさんです」

 

あ、どっちも知ってる2人だった。

 

「レイさんは今までサポートしかやったことなかったから今回の加入には驚いてます。そしてますきさんはおかずが多いドラマーです」

 

「おかず?」

 

麻弥先輩が2人のこと説明しているとおかずという単語が出てきた。どういうことか分からないけど香澄が聞き返していた。

 

「即興の音数が多いって意味です。隙間があればどんどん即興で入れていってしまうことから狂犬と呼ばれていて他のメンバーを置いていってしまうんです。首輪をつけても首輪こと引っ張ってしまうというか…まぁ他の人と合わないんですよね」

 

へぇ〜ますきのやつそんなに凄かったのか。まぁ見た目的には狂犬って呼ばれてもおかしくはないけど……まぁ話すとそうでもなかったけど……まぁライブでは雰囲気変わるやつ多いか

 

「あ、もう始まるみたいですね、入りましょうか」

 

始まるみたいだからみんなで中に入った。中に入るとちょうどメンバー紹介が始まったみたいだ。

 

「ベース&ボーカル、レイヤ!」

 

「あ!あいつ和奏レイ!昔音楽スクールで一緒だった!」

 

え!?そうなの!?ってことはたえとも同じ音楽スクールってことだよな!?

 

「ギター、花園!」

 

\わぁーー!/

 

「すごい歓声」

 

たしかに、まだ1回しかみんなの前に立ってないはずなのにこんなにファンができてたんだ。

 

「ドラム、マスキング!」

 

「キングー!」

 

わっ!?麻弥先輩ビックリするって

 

「キーボード、パレオ!」

 

「パレオさんはパスパレのライブによく来てくれててメンバーカラーに合わせて髪の毛の色を変えてきてくれるんです」

 

「「マジか!?」」

 

有咲と一緒に驚いたけど髪の色変えてまでって相当パスパレが好きなんだな。前会った時はチュチュの忠犬って感じがしたけどパスパレ好きなんだ。

 

「We're…RAISE A SUILEN」

 

バンド名が紹介されるとライブの曲【R.I.O.T】が流れた。

たしかにいい演奏だ、結成して間もないのに主催ライブに漕ぎ着けられるのもわかる。

 

演奏が終わると観客の盛り上がりが凄いことになっていた。まぁこんなライブ見せられたら当然だな。

 

「告知にもあった通り今回でサポートギターを終わりにします」

 

\ええー/

 

「短い間でしたが、みなさんの温かい声援は忘れません!ありがとうございました!」

 

たえの挨拶が終わるとレイがたえの方に拳を突き出し、たえはそこに自分の拳を合わせた。それを見ていた観客は更に盛り上がっていた。

 

 

-----ライブ後-----

 

「おたえ…かっこよかった」

 

「普段と別人みたいだったな」

 

ライブが終わってロビーに戻ると今日のたえについて話していた。香澄や有咲が呟くと沙綾やりみも同意するように頷いていた。俺も同意見ではある。

 

すると

 

「Poppin’Partyのみなさん初めまして、プロデューサーのチュチュと申します」

 

「チュチュか、なんか用か?」

 

「単刀直入に、たえ花園をください」

 

そう来たか

 

「ください……って」

 

「今日のライブ見ていただけたならわかると思います。たえ花園はうちでやる方が輝ける」

 

「あっそ、たえのこと認めてくれてるのは嬉しいけど渡すつもりはない」

 

「Why?」

 

まぁたしかに今日のたえは凄かった。チュチュはムカつくやつだけどバンドには本気で取り込んでるから、こう言ってくるってことはたえはRASでやってく力があるって認めてくれてるってことだ。それについては嬉しいけど渡すとなると話は別だ。前にレイやますきには、たえ自身が本気でRASでやりたい時以外は渡さないとは言ったけどこいつには言わない方がいいな。勝手に変なことを言いかねないし。

 

「簡単な理由だ、たえはPoppin’PartyのためにRASのサポートに入ってたんだ。だから渡すつもりはない」

 

「そう…まぁいいわ、また今度また話しに行くわ」

 

「は?」

 

また今度ってどういうことだ?

 

「チュチュ、みんな待ってるよ」

 

「今行くわ、それじゃ」

 

「みんなも来てくれてありがとう」

 

「たえ、お疲れ様。RASでの経験はポピパに活かしてもらうからな」

 

「わかってる、じゃあまた今度の練習で」

 

「おう」

 

たえが来てチュチュを連れていったから今度ってことについて聞くことが出来なかった。それに香澄たちもチュチュにたえをくださいって言われて何も言えなくなっていた。だからたえには一言声をかけるだけになった。

 

 

……チュチュの言っていた今度って言うのが実現して、ポピパの重要な問題になることは今の段階では少ししか考えることができていなかった。

 

 

 

 




軽く11話に入りましたね、一応今の予定は11話は2回、1回目はオリジナル展開入れていき、2回目で終わらせる予定です。

それでこの後に外伝も何話か書くつもりです。そっちも進めないとですし……

それでは次回までお楽しみに
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